ターニングポイント第91話真逆
ここ大多喜城では
「士郎、留守を頼みますよ?」
「留守を頼む?どこへいくんだ皆は?」
「萬崎殿の元に援軍に向かうんです」
「おい、それならそれがしも行くぞ」
「ダメだよ、士郎は怪我がやっと治ってきたばっかりじゃん」
「いや、実はもう完全に治ってるんだよ。だから動かないた錆び付いちゃうんだ。ほれ」
士郎は自分の体が治ったアピールを経丸にしていると
ポッキ
やべぇ調子に乗った腰をやってしまった。
急に動けなくなって脂汗をかいている士郎に経丸は
「ねぇ、もしかして腰をやったんでしょ」
士郎は慌てて
「やってないよ、全然平気だよ」
凛はあきれた感じで
「経丸さん、すみませんこのバカ兄貴何言っても聞かないと思うので連れていってやってください」
凛の言葉に士郎は笑顔で
「いいぞ凛よく言った。さすがそれがしの妹!」
「いやでも、怪我まだ治ってないから」
「このバカ兄貴、経丸さんが心配で心配で仕方ないんですよ多分おいていっても付いてきますよ」
「バカ!凛余計なことを言うな」
経丸は嬉しそうな顔で
「仕方ないなぁそんなに私の事が心配なら連れていってあげる」
「バカじゃん、経丸なんか心配じゃないし」
経丸は士郎の耳元でささやくように
「私を守ってね、士郎」
士郎は顔を真っ赤にしながら
「行くぞ野郎共、出陣じゃあー!!」
凛は片倉に
「経丸さん、士郎の扱い上手くなりましたね」
「そうですね、いいことですよ」
経丸達は萬崎の元に援軍として向かったのであった。
ここ岐阜城では
甲冑に着替えた萬崎は
『天子、今から日ノ本を敵にまわす戦をしてくる』
天子は萬崎の手を握って
『殿、ご武運を祈ります』
『じゃあ、いつものをお願いしたい』
『わかりました』
天子は萬崎にキスをした。
『帰ってきたら、甘いものを一緒に食べような』
『はい、食べましょうね約束ですよ』
『オッケー』
そう言って萬崎は部屋を出た。
「いこうか爺や」
「はっ」
「皆のもの出陣だぁー」
「うぉー!!」
萬崎は三万の兵を連れて将軍側の先鋒を勤めることになった福井の上城徹率いる一万の兵との戦に向かったのである。
「萬崎殿、ただいま参陣いたしました」
経丸は萬崎の前に膝をついて現れた。
「おーこれはこれはわっしーよう来てくれた、経丸さんが来てくれればこの戦楽勝だわ」
「ありがたきお言葉」
「では皆のものいくぞー」
戦は、萬崎、天羽連合軍が対面してる上城軍に向かっていった。
上城軍はそれを迎え撃つような形になった。
来るぞ、来るぞ、萬崎が来るぞ。
「皆のもの必ずや萬崎智晴を必ずや討ち取るぞー!!」
上城徹は士気をあげるため叫んだ。
萬崎軍はものすごい勢いで上城軍に向かっていった。
萬崎軍の快進撃を目の当たりにして経丸は
「やっぱり萬崎殿は凄いな、大将なのにあんなに前線で戦われて」
「殿、我らも負けてられませんな」
「経丸を煽るな海老太郎!経丸に何かあられては一大事だぞ」
海老太郎は真顔で
『士郎さん、確かにそうですね』
「経丸、気合いを入れるためにいつもの円陣を組もうよ」
「そうだね、組もう」
「片倉さんよろしく」
「オッケー、今日は士郎君の物まねします」
「物まね?」
「嫌だぁー!嫌だぁー!まだ生きたい。まだ生きたい!!助けてー経丸!!」
「恥なんてどうだっていいんだ。そんなことよりそれがしは生きたいんだ。助けてぇー経丸!!」
片倉の士郎の物まねを見て士郎以外皆爆笑した。
「おい、ふざけんなよ片倉!!」
片倉は笑顔で
「士郎君、これ自信作なんだ」
「だからなんだよ」
士郎は片倉の頭をひっぱたいたのであった。
皆それを見てまた笑ったのであった。
経丸は気合いを入れて
「じゃあ、いきますよ!大多喜ー!」
「魂!!」
その頃萬崎は
「魔王戦慄!!」と叫びながら次々と前線で敵を斬る萬崎に
「殿、無理はおやめください」
危険だと思い止めようとする爺やの言葉はゾーンに入っている萬崎には聞こえやしなかった。
萬崎は大将ながら大暴れしていた。
戦は少しずつ萬崎、天羽連合軍が有利になっていった。
やばいこのままでは我らがやられてしまう。
この戦況に上城徹はかなり焦っていた。
「おいなんとかならぬかこの状況は」
「はっ、ただいまお味方粘っております」
「早くなんとかしないかー」
上城徹は、あまりの不安に苛立ち、家臣達を怒鳴り散らした。
不安で怯えている大将といけいけで勢いのある大将とでは、
この戦どんどん萬崎、天羽連合軍が有利になっていった。
前線で敵兵を斬り倒していってる萬崎は。
「おい爺やそろそろ決めようか」
「そうですな殿」
萬崎が勝ったなと思ったその時。
「魔王、申し上げます」
「何だチンパンジー、首でも取ってきたのか?」
「琵琶家が裏切りました」
「何だと」
まさかの琵琶家の裏切りにこの戦大きく変わっていくのであった。




