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ターニングポイント第67話山根

祝言を終えた萬崎は天子の父の仇を取るために美濃を攻略することを決意し美濃に向かって萬崎はいつも以上に並々ならぬ気合を入れて進軍を開始した。


 士気の高い萬崎軍は城下町を焼き払いながら進んで勢いに乗った萬崎軍はそのままの勢いで稲葉山城に攻め込むが険しい山の上にあるこの日ノ本一と言われている稲葉山城は簡単には落せない。


 統率の取れた敵の色々な策に萬崎軍は翻弄されて大打撃を受けた萬崎軍は一旦攻撃を中断しこのまま攻撃をするかそれとも一旦撤退するかを山の麓で軍議することになった。


 萬崎は城を見上げながら


「あそこまで堅城だと思わなかった」


 爺やも同調するように


「確かにとてつもない堅城です。あれを落すとなると余程の労力が必要かと」


「さすがは義父上が作った城だ欠点のない城だな」


 萬崎が感心している横で飯田がぼそぼそとした声で


「しかし智之今こそ好機、犠牲を多く払ってでも徹底的に攻め込むべきです」


 その意見に禿げ太郎は


「いや、ここは退くべきです。殿は多くの犠牲を払うなど殿はそのような事をするような人ではありません」


 禿げ太郎の意見に飯田が


「お主は萬崎家の事を考えてないおべっか使って自分が出世する事しか考えてないんだろ」


 禿げ太郎は吐き捨てるように


「ふざけるな、くそバカやろうが!」


 飯田は禿げ太郎の胸を掴み


「てめぇー、やるか?」


 爺やは慌てて


「二人とも今は揉めている場合じゃありませんよ殿も止めてください」


 萬崎は厳しい表情で


「俺はバカは相手しない、こいつらは後で処刑するからほっといていいよ」


 萬崎の言葉に二人は震えあがり喧嘩をやめて萬崎に土下座して謝った。


 萬崎達の軍議のちょっと前稲葉山城では


 色白の女子みたいな中性的な顔のイケメン二十歳の青年天子の兄の家臣山根孝が


「殿、萬崎軍は攻撃をやめおそらく麓で軍議をしていると思います今こそ攻撃すべきチャンスです」


 殿と呼ばれている天子の兄は呆れた感じで


「山根、お前空気がよめないのか?今俺はたくさんの女子とお楽しみをしている最中ではないか」


 山根孝は呆れながら


「しかし殿、ここで萬崎軍に襲い掛かれば萬崎家を潰せますよ」


 天子の兄は嫌味っぽく


「山根、俺は萬崎とか戦とかどうでもいい、今はおなごと遊ぶことが一番大事なんだ。そんなに戦をしたいならお前が総大将となって攻撃してこい」


 山根は天子の兄の態度に呆れながらも


「わかりました、今すぐ攻撃してきますので兵の方をお貸しください」


 天子の兄は山根孝をめんどくさがりながら


「わかった、では行ってこい」


 山根孝は兵三千を借りて勢いよく山を駆け下りて軍議中の萬崎軍に奇襲をかけたのであった。


 いきなり奇襲をかけられた萬崎軍は一万の兵がいながら慌てふためき多大な犠牲を払いながら萬崎は何とか命からがら那古野城まで逃げ帰ったのであった。


 萬崎は逃げながら


 兄貴は武将としてたいしたことないしもしかして凄い参謀がいるのではないかと思った。



 山根孝はこの結果を天子の兄に報告したが


「おーっそっか、それはよかったね俺はまだお楽しみをするから邪魔をするな」


何と情けない殿だ


 山根孝はがっかりして肩を落としながら城を出るといきなり上から冷たいものが頭にかかった。


 山根孝は上を見上げると櫓から自分におしっこをかけている者がいた。


 山根孝におしっこをかけた者は


「そこの病弱色白男、お前なんか戦では戦えないから役に立たないし普段は空気をよめないから殿から嫌われてるもんな、悔しかったら今すぐかかってこいよ」


 この言葉に山根孝は無言でこの場を立ち去ったのであった。


 この出来事がこの戦いの流れを左右していくのである。








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