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ターニングポイント第66話初夜

ここ滋賀県の長浜城では


 輿入れしたばかりでおとなしい智江を環境になじませようと琵琶大和は窓の外を眺めている


智江に優しい口調で


「智江殿、今から一緒に城下に出かけませんか?」


「はい、行きます」


 二人は身支度を整えて城下に向かった。


 琵琶大和は丁寧に城下町を智江に案内して田畑の方に向かった。


 琵琶大和は田植えをしている者達のところへ行き田植えをするために田に入って智江に


「智江殿、一緒に田植えをやりませんか」


 田植えなどやったことのない智江は少し戸惑いながら


「えっ、はっはい」


 琵琶大和は智江の手を引いて智江が田に入るサポートをして智江に田植えのやり方を教えた。


智江は琵琶大和に教わった通り田植えをしていると目の前をいきなりカエルが跳んできて驚いた智江は「キャッ」と叫んで田の中で尻餅をついた。それを見た周りの村人は慌てて


「姫様、大丈夫ですか」


「大丈夫です、大丈夫です」


 琵琶大和は尻餅をついた智江をジッと見て少しからかうように


「転んでいる智江殿も可愛いですね」


「大和殿、からかわないでください」


「ごめん、ごめんほらまたカエル」


 琵琶大和がいきなりカエルを智江に突き出すと智江はまた驚いて尻餅をついた。


 その姿を見て琵琶大和は少し笑いながら


「同じ事に二回も驚くなんて可愛いですね」


「あーまた私をからかって大和殿くらえ」


 智江は軽く琵琶大和に泥をかけた。


 琵琶大和も笑いながら軽く泥をかけ返した。


 二人のバカップルみたいないちゃつきに村人達は微笑ましい感じで見守っていた。


二人はドロドロになりながら田植えを終わらせたのであった。



智江は初めての経験だったがとても楽しかったのであった。



 田植えを終えた二人は長浜城に戻り泥を落として部屋に入った。


 湯上りで綺麗になった智江に琵琶大和は優しい口調で


「智江殿、お酒は飲めますか?」


「はい、少しなら」


 二人はお酒を飲み始めた。


「智江殿はどんな趣味を持っていますか?」


「私笛を吹くのが好きなんです」


「笛?」


「はい、笛を吹いていると心が落ち着くんです」


「私は太鼓が得意なんだ一緒に合わせてみませんか」


「合わせるって、私下手ですけど大丈夫ですか?」


「大丈夫ですよ、下手とか関係ないですから楽しければいいんですから」


 智江は琵琶大和の言葉に笑顔で


「じゃあ、やってみます」


 二人は綺麗な音色を奏でて素晴らしい演奏となった。


「智江殿、相当お上手ではないですか」


「いや、大和殿の腕前には驚きました。相当上手いですね」


 琵琶大和は少し照れながら


「いや、たいしたことはないですよ。もしよければこれからも夜に二人で演奏しませんか?」


「はい、私でよければ喜んで」


 二人はその後もお酒を飲んだり演奏を楽しんだりしたのであった。

 

智江は寝床の並んでいる布団を見て


そうだ、初めてだけど覚悟しなきゃ


智江は初めてなので緊張で震えた声で


「大和殿、初めてなので優しくしてください」


 大和は震えている智江を見てぎゅっと智江を抱きしめて


「安心してください、もう少し時がたってからおこないましょう」


 琵琶大和の優しさに智江は目を潤ませて


「すみません」


 琵琶大和は優しく智江の頭をなぜながら


「謝らなくて大丈夫ですよ」


 二人は床に入り


「智江殿」


「はい、何ですか」


「我の事は大和って呼び捨てで呼んでくれませんか?」


「えっ、それはさすがに失礼ではないですか?」


「私は智江殿と仲良くなりたい、呼び捨てで呼ばれる方が仲良くなれる気がします」


「では私の事も智江と呼び捨てで呼んでください」


「智江」


「大和」


 二人は顔を真っ赤にしながら


「呼び捨ては照れますね」


「そうですよね、やっぱり無理ですよ」


「いや、呼び捨てで呼びあいましょう。照れている可愛い智江が見れみますから」


「大和だって照れてたくじゃないですか」


 琵琶大和は智江の口を優しく両手で引っ張りながら


「生意気な口答えをするのはこの口ですか」


 智江も琵琶大和に負けじと両手で琵琶大和の口を引っ張って


「私をからかう口はこの口ですね」

 

二人はイチャイチャし手を繋ぎながら寝たのであった。











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