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ターニングポイント 第20話演説

 片倉は稲荷と共に経丸と経丸がいるところに行き


「殿、大変です大多喜以外の兵が戦う意志がありません」

 

経丸は驚いた表情で


「それはまことか?」


「はい、調査した結果そんな強国とは戦いたくないというのがほとんどの意見でした」


「えっ、なぜこの前支配したばかりじゃないですか」

 

その会話を聞いていた凛は


「まぁ、そうなりますよね」

 

経丸は真剣な顔で


「どうして?」


「大多喜の人達は天羽家を信頼しているから戦いますがこの前支配されたばかりの人達が天羽家のために命かけて戦おうなんて思う人間は少ないと思いますよ」

 

経丸は少し不安そうに


「では、どうしようか」


凛は笑顔で


「私に策があるので任せていたただけないでしょうか」


「凛ちゃん、なんとかできるの?」


凛は自信たっぷりの表情で


「はい、できます」

 

凛は経丸達と共にこの前支配した市原に向かった。

 

凛は市原の民を集めて演説を行った。


「今度、天羽家は豊影と戦をすることになりました。まぁ、単刀直入に言うと皆さんに協力していただきたい」

 

聞いていた群衆の中ので士郎がわざと


「でも、豊影って強いんでしょ、勝てるわけないじゃないですか勝てないとわかっている戦に命をかけたくない」


「そうだ、そうだ」と群衆は声を揃えて言った。


「皆さんよくお考えください、我々天羽家の大多喜の兵だけで戦えば百パーセント負けます」

 

士郎は舐めた態度で


「そんなの考えなくてもわかるぞ」

 

凛は威圧するような低い声で


「まだ、話は終わってない」

 

先ほどまでわちゃわちゃしていた群衆は静まり返った。


「我々が倒されれば、豊影軍に勢いがつくそして大多喜を拠点として市原、木更津、君津、袖ケ浦に進軍し一個ずつ着実に力で支配することになるでしょう」

 

凛は群衆の恐怖に怯えた顔を見て


「しかし、今協力すれば豊影軍に抵抗することができる。それに勝算は十分にある現在我られの元に茂原、いすみ、御宿、勝浦、一宮、長生、白子、睦沢は協力してくれる約束をした」

 

群衆の一人が恐る恐る


「えっそんなにも味方がいるのですか」


「そうだ、これは千葉県全土の問題だからまだまだいろんなところで話して味方を増やすつもりです」

 

そう言って凛は群衆の中にいる士郎に合図を出した。

 

士郎は大きな声で


「これなら勝てそうじゃないですか?ねぇ兄貴」

 

兄貴役の片倉は


「こりゃ、ひっとしたら豊影の兵の数を上回るくらい集まるかも知れないな」


「ホントか兄貴、じゃあ戦った方が得じゃん」


「あーそうだ、こんな勝ち戦で戦わないなんてただのバカだからな」

 

群衆達も次々と「戦おう‼」と騒ぎ出した。

 

この様子を見ていた経丸は

 

凛ちゃん凄い、この群衆を完全に戦闘モードにしたよ

 

凛は笑顔で


「最後は我らの殿、天羽経丸殿に気合を入れてもらいましょう❗」

 

経丸は大声で


「勝つか負けるかは気持ち次第、気持ちー‼気持ちー‼」

 

群衆も盛り上がって「気持ちー‼気持ちー‼」と声を揃えて大声で叫んだ。

 

この調子で木更津、君津、袖ケ浦でも演説を行い見事戦闘モードにしたのであった

 

経丸は感心した態度で


「凛ちゃん、お見事でしたね。凄すぎるよ」

 

凛は上機嫌で


「まぁ、たいしたことないですよ」


「いつの間に一宮、茂原を味方につけておいたのですか?」


「いや、まだ味方につけてないですけど」


「えっ、味方につけてないの?」


 凛は真顔で


「まだ天羽家の領土の民を一つにまとめてないのに他の国とやり取りはできないですよ」


「えっ、てことは皆に嘘ついたと」


「殿、時には必要な嘘もあるんですよ、まぁ本当に味方にするから嘘ではないですけど」


経丸は丁寧な口調で


「凛ちゃん、勉強になります」


「あっ、はい」


凛は褒められて照れたのであった。

 



この後凛はこの足で経丸達と共に茂原に行き茂原の人々を集めて


「この度豊影と戦をすることになりました単刀直入に言いいます皆さんに味方になっていただきたい」

 

群衆の中に紛れ込んでいる士郎が


「えっー、豊影強いから負け戦じゃん他国のため命かけてに戦いたくない」


「もし、我々天羽家が豊影に負けると豊影は大多喜を拠点として千葉県各地を一個ずつ攻め込むこととなるでしょう」


 凛は言葉を強めて熱く


「これは千葉県全土の問題です、千葉県がわけのわからない愛知の大名豊影とられないように協力して戦うべきなのです


「皆さんが味方してくれた暁には年貢は今皆さんが治めている収穫の六割から四割に変えます」

 

群衆に紛れ込んでいる士郎が


「えっそんなお得なことがあるんですか?」


「まぁ、信用しろというのは難しいだろからこの金を預けますそれでもし天羽家が約束を破るようなことがあったらその金は返さなくて結構」

 

士郎は大きな声で


「これは戦った方がお得じゃないですか、兄貴?」


「そうだな、こんなお得な条件で戦わないバカはいないな」

 

凛はさらに畳みかけるように


「いすみ、御宿、勝浦、一宮、長生、白子、睦沢はこの内容を聞いて我らに味方するって約束してくれました」


群衆の中から


「しかし、年貢を四割にするっておっしゃってましたけど天羽殿は我らの領主ではないではないですか」


「ここ千葉県は天羽家以外の城主は私利私欲にはしり民のことなど全く考えていない」

 

群衆の中から農民のふりをしている士郎が


「そうだ、そうだおいら達の田や畑が不作でも平気な顔して持っていきやがる」

 

片倉は士郎のあまりの農民のうまさに


士郎君、めちゃくちゃ似合ってるな、さすがジャガイモってあだ名なだけあるぜ

 

と思い笑いそうになるのをこらえながら


「そうだ、そうだ我々はいつもつらい思いをしているんだ」

 

凛は大きな声で


「そこで、この際英雄天羽家にここの領主になっていただこうではないか」

 

群衆の中から士郎が


「それは言い案だと思います」


 群衆の中の男が


「しかし、今の領主はどうするんですか?」

 

片倉が大きな声で


「俺らが一揆を起こして領主を打ち取ればいいんだそれを天羽家の方々に協力していただければいいんだ」

 

士郎は叫ぶように


「これで我らは苦しみから解放されるー」

 

この言葉で群衆はやる気を出し一揆をすることを決めすぐさま領主に攻め込み自害に追いこんだのであった。

 

これをいすみ、御宿、勝浦、一宮、白子、睦沢で行い一週間のうちに全て天羽家の支配下になったのであった。

 

この一軒は千葉県全土で知れ渡り千葉の下半分は経丸の配下に自ら入り大多喜から離れた上の方は今までの領主への不満が爆発し各地で一揆が発生し戦乱の渦となったのであった。

 



















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