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ターニングポイント第156話茶番

ここ、大阪城


奈月は勤勉の部屋に行き


「勤勉殿、あの手紙の内容は本当のことなんでしょうか?」


勤勉は真っ直ぐな目で奈月を見て


「本当です」


勤勉の目を見た奈月は


勤勉は嘘をついてない


と思い


「わかりました。ご報告ありがとうございました」


立ち去ろうとする奈月に


「奈月殿、私は豊影を討つつもりです」


奈月は丁寧な口調で


「わかってます。私達が東北に豊影を呼び寄せるのでその間に挙兵の準備をしておいてください」


「奈月殿!!」


奈月の言葉に驚く勤勉に奈月は冷静な口調で


「金崎家が豊影を許すことは絶対にありませんから」


「奈月殿、本当にありがとうございます」


頭を下げる勤勉に奈月は


「我ら金崎家に出来ることがあれば何なりとお申しください」


「奈月殿、お時間ありますか?」



勤勉は大和と士郎と勇と大地を呼んだ。


「おっ、この方々は?」


奈月の質問に勤勉は


「豊影を討つ者達です」


奈月の顔を見て士郎は


「おっ、なっちゃんもそれがしらに協力するの?」


奈月は冷静に


「勤勉殿、このような優秀な方々の中になぜ士郎殿がいるんでしょうか」


奈月の言葉に士郎は少し怒り気味に


「どういうことだ!」


奈月は冷静に


「あの男、もの凄いビビりで戦のたんびに脱糞するんですよ。そんな者は味方でも何の役にも立たないと思います」


「はぁー、何言ってやがる。それがしは大多喜の英雄だぞ」


奈月は冷静に


「更に虚言癖まである」


「お前、ふざけるなよ!」


怒る士郎を見て皆が笑う。


勇は笑いながら


「いいね、奈月殿最高だよ」


奈月は丁寧に勇に頭を下げながら


「ありがとうございます」


士郎は勇の頭をはたきながら


「何が最高だ。バカたれ」


「皆さん、豊影を討つ前に士郎殿を討ちませんか?」


「はぁ?何言ってんださっきから」


士郎の言葉に奈月は


「うるせえー!!黙れポンコツ!!」


怒鳴り付けられた士郎は少し、ビビりながら呟くように


「情緒が不安定すぎる」


皆笑ったのであった。


勇は益々笑顔になって


「奈月殿、キレッキレだね。ホント最高」


「ありがとうございます」


「ふざけんなよ!結託しやがって」


「とりあえず、士郎殿を討ってから豊影を討ちましょう」


士郎は凄む顔で


「お前、それがしを討つと言うことは天羽家を敵に回すってことだからな」


奈月は士郎を煽るように


「もうそろそろ、茶番終わりにしてもらっていいですか?本題に入りたいので」


「それがしじゃないやろ茶番してるのお前やろ!」


奈月はわざと士郎に向かって大きく手を叩いてから


「はい!ってことで本題に入っていくんですけど」


「おい!ちょっと待てそれがしが悪いみたいな空気になってるやん!!」


皆真顔だったが士郎の必死さに笑ってしまう。


奈月は真顔で


「この戦の総大将は大和殿ってことですよね?」


「おい!おい!この状態で真面目な話に突入するのか」


士郎の言葉に奈月は


「うるさいです。しゃべるなら出ていってもらえませんか?」


士郎は大きく目を開きながら


「めっちゃ理不尽!」


士郎の顔を見て思わず勇は吹き出し


「ごめん、ちょっとおかしくて笑ってしまいました」


謝る勇に奈月は真顔で


「やはり士郎殿には出ていってもらいましょうか」


「だから何でだよ!!」


と士郎は怒鳴った。


「一旦今までのことは何もなかったと考えて真剣に話し合いしましょう」


大和の言葉に奈月は


「士郎殿をいじるのが面白くて少し、ふざけすぎました」


奈月の言葉に勇は笑いながら


「わかる、俺もいじりたくなるもん」


「そうかぁ、それがしが面白すぎるのが原因か!」


奈月は怒鳴るようにキレッキレで


「てめぇなんか面白くないわ!!」


士郎は泣きそうな顔で


「もう恐いよぉ~」


皆笑ったのであった。


大和は真剣な顔で


「我々だけでは豊影を討つことは絶対に無理です!」


「日ノ本中の大名に我らと共に豊影を討つことを呼び掛けます」


「そして総大将は中国地方の覇者鈴谷運転殿にお願いします」


大和の言葉に奈月は驚きながら


「鈴谷殿に総大将を任せるのですか!?」


「はい!」


「鈴谷殿は我らに味方するのですか?」


「中国地方の覇者鈴谷殿に味方してもらえなければ我らが豊影を討つことは絶対に無理です」


勤勉が補足するように


「鈴谷殿が味方すれば豊影に力で領土を奪い取られた九州地方の大名もこちらに味方するでしょう」


大和は覚悟のこもった声で


「日ノ本中を二分する戦になると思います」


勇は少し興奮気味に


「日ノ本史上最大の大戦になりますね」


「武士家の力を見せつけようね、勇ちゃん」


「もちろんだよ。大ちゃん」


士郎は握りこぶしを畳に叩きつけ


「大多喜の英雄の力を思う存分発揮するか!」


「金崎家も義を掲げ全力で戦います!」


大和と勤勉は皆に


「皆さん、ありがとうございます」


と言って深く頭を下げた。


ここに反豊影軍。後に西軍と言われる軍団が誕生したのであった。

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