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ターニングポイント第145話滅亡

夜が明けてここ小田原城で暴走が皆に向かって大声で


「皆の者、準備はいいか」


「はい!!」


「最後の戦じゃあー!!(祭り)」


「おー!!」


五万の軍勢が勢いよく小田原城を飛び出して豊影のいる山城目指して突撃していったのだった。


戦の準備をしていなかった豊影側の諸大名達はいきなりの大山軍の突撃にあわてふためきながら


「皆の者迎え撃て!!」


鉄砲やや弓矢などを射つが馬に乗っている暴走を先頭に大山軍の勢いは全く衰えずもの凄い勢いで突撃を続ける。


暴走は大声で


「お前ら!関東武士の意地を見せろ!!」


「敵を蹴散らせー!!」


と叫び味方の士気をあげる



大山軍の快進撃を山城の窓から覗いていた士郎と勇は


「凄いな!これが大山家の底力か」


士郎は感動し胸が高鳴り、冷静な勇とは対照的に興奮しながら


「いいぞ!いけいけ暴走!!頑張れ!!」


応援していたのであった。



城で茶を飲みながらゆっくりしてた豊影の元に家来が大慌てで


「太閤殿下!大山軍が突如突撃してきました!!」


「何!!」


驚く豊影に伊藤は冷静に


「太閤殿下!最高の見せ場が回ってきましたね」


「何言ってんだ大山が攻めてきてるんだぞ!!」


「太閤殿下、こちらの方が圧倒的に兵の数が多いんですよ」


「野戦で小細工無しの正面からの激突は兵力の多い方が圧倒的に有利です一時的には押されてるかも知れませんが絶対に勝てます」


「ほんとか?」


「はい、それに味方の窮地に太閤殿下が出てきたから勝ったとなると皆が太閤殿下を心のそこから凄いお方と思うでしょう」


豊影はニヤリと笑いながら


「なるほど、それは最高の演出だな」


「はい、太閤殿下の最後の戦にふさわしい演出だと思います」


「者共!出陣じゃあー!!」


豊影は城を出て激戦地に向かったのであった。



暴走は大声で


「豊影はどこだ!!」


と叫びながら何人も斬っていく。


大山軍が一時的には押していたが数で圧倒する豊影側の諸大名達は連携を取りつつ立て直していく


大山軍は多くの敵と戦い疲労が蓄積して来た頃に豊影率いる本軍五万が突如姿を表して豊影は皆に向かって大声で


「奴らを徹底的にぶっ潰せ!!」


と怒鳴り付けた。


疲労困憊の大山軍は驚異的な粘りを見せるがもう勝敗は火を見るより明らかになっていった。


大山暴走は腕に矢をくらいながらも必死で敵兵を倒していき皆に向かって大声で


「この戦豊影の首さえ取れれば勝てる!関東武士の意地を見せろ!!」


この暴走の声を聞いて大山軍は士気が上がり死を恐れずに死に物狂いで豊影軍に向かっていきこれによって豊影軍は大損害を受けた。


戦況を見て不安を感じた豊影は全身を震わせながら伊藤に強い口調で


「おい、ヤバくないかこのままだと奴らは我らにも攻めかかってくるのではないか」


伊藤は冷静に


「大丈夫です。もうこの戦勝ちです」


「勝ち?どういうことだ」


伊藤は笑顔で大砲を豊影に見せた。


伊藤に見せられた物が豊影は生涯で初めて見た物だったのでなんだかわからない豊影は困惑し大砲をさわりながらも


「なんだこれは」


「大砲と言ってもの凄い破壊力を持つ道具です」


「ほう、どれ使ってみろ」


そう豊影に言われた伊藤は試しに一発敵方に向けて一発撃つともの凄い轟音を立てて敵兵を一発で住人ぐらい吹っ飛んでいった。


大砲の威力に豊影は腰を抜かしながら


「おい、伊藤それ凄すぎやしないか」


「いや、凄すぎませんよ。太閤殿下にふさわしい道具です」


伊藤の言葉に豊影は上機嫌で大笑いしながら


「そっか、そっか、この大砲俺にふさわしいか」


「はい!!」



豊影軍の大砲の登場に大山軍は大混乱に落ちいった。


大山の兵のほとんどが


「あんな化け物に勝てるわけない」


「豊影軍はもやは人間ではない」


暴走の軍勢は次々と大砲に撃たれチリチリになってしまった。


大山家はチリチリになりながらも暴走を中心として何とか最後まで豊影の首を取る希望をもって諦めずに戦ったが


遂に敵兵の矢が暴走に当たり何ヵ所にも当たり討ち死にしたのであった。



「太閤殿下!大山暴走討ち死にいたしました」


家来の言葉に豊影は驚き大きな声で


「ほんとか!首を持ってこい!!」


家来が首を持ってくると


「おい、士郎、勇お前達は昨日暴走を見たよな」


「はい、見ました」


「これは暴走の首か?」


えっ、大山殿討ちとられてしまったのか。大山殿


おい、嘘だろ、なぁ嘘だろ!くっそー、暴走殿。暴走殿


士郎と勇は自分達の前に出された首が暴走本人の首だったのでショックを受け心の中では激しく動揺しながらもなんとかそれを悟られないように


「はい!暴走本人の首です」


豊影は興奮気味に


「ホントか!!」


士郎と勇は豊影の興奮気味とは対照的に落ち着いたトーンで


「はい」


豊影は大きくガッツポーズをしながら


「やったー!!これで俺は天下人だぁー!!」


と叫んだのであった。



ここに大山家は滅亡したのであった。







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