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ターニングポイント 第141話紹介

丹野、大木軍が天羽軍に壊滅させられた事を知った進軍中の豊影は怒り狂いながら


「なぜ、五万もの大軍が天羽なんかにボコボコにされるんだ‼」


伊藤は冷静に


「多分、天羽家の安い挑発に乗って何も考えずに攻め込んだんでしょう」


「クッソ、天羽ごときにやられるなんて」


「太閤殿下、一回諸大名を全員集めましょう」


 豊影は強い口調で


「集めてどうする、此度の戦の大敗を皆にお披露目するためか?」


伊藤は冷静に


「これから、各々で攻め込むのを禁止させ暴走を侮らずに一致団結して確実に潰すこと誓わせましょう」


豊影は先ほどよりは少し落ち着いて呟くように


「わかった」



一方天羽軍の大勝利を知った小田原の暴走は


大きくガッツポーズしながら大声で


「よくやってくれた!経丸殿ナイス!ナイス!ナーイス‼」


と大喜びしたのであった。


 

天羽軍が勝った事はもちろん士郎の耳にも入った。


「凄いな、天羽家は」

 

天羽家を褒める勇に対して士郎は嬉しさで思わずヘラヘラしながら


「まぁ、このくらい当然でしょ」

 

勇は士郎を少し笑いながら煽るように


「でも、士郎抜きでこんな大勝したなら士郎もういらないんじゃないかな」

 

士郎は少し慌てて強い口調で


「何言ってんだ、天羽家で一番重要人物はこの外岡士郎なんだぞ‼」

 

勇は士郎を指さし、大笑いしながら


「ハハハ、冗談なのにマジになっているよ」

 

士郎は勇の首を右腕一本で絞めながら


「お前は、なんて性格の悪い奴なんだ!」

 

勇は首を絞められながらも士郎の口調を真似して煽るように


「お前こそ、からかうといちいち面白い反応するのは何でだ!」

 

士郎は絞める力を少し強めて


「お前、それがしをバカにしてるな‼」

 

勇は間を置かずに当り前のように


「そりゃもちろん」


「何がもちろんだ!馬鹿」

 

思わず勇の頭を殴る士郎に勇は


「馬鹿のくせに殴ったな」


「何が馬鹿のくせにだ!」

 

士郎はもう一発殴ったのであった。


 

豊影は小田原に向かう途中の大きなお堂に自分に服従した諸大名を全員呼び寄せることにした。

 

お堂に全国津々浦々の大名が豊影の来るのを待っている姿を士郎は見て隣に座っている勇の家臣大地に馴れ馴れしく


「おい、凄い強そうな連中が集まってるじゃないか」


 大地は慌てて


「連中って、あの方々は皆大名なんだぞ」


「はぁ、こんなにもの大名があんなチンケな猿に従ってるのか」


 大地は大慌てして


「バカよせ、他の方に聞こえたらどうするんだよ」


「大丈夫、聞こえない声で言ってるから。それより、一人一人紹介してよ大名の方々をそれがし知らないから」


大地は物凄い体格のいい大男を指して


「あちらが九州の鹿児島を拠点としている大大名戦の鬼、松戸まん丸殿」


「まん丸!名前がまん丸!あの体型でまん丸は狙い過ぎだって」


クスクス笑い出す士郎を大地は必死に止める。


「士郎、続けるぞ。まん丸殿の隣にいるのが大分を本拠地にしている西国一最強の武将白銀大士殿」


「めっちゃイケメンじゃん背もまん丸と違ってすらっとしていて爽やかそうだし」


「それであの方が中国地方の覇者鈴谷運転殿」


「ほうほう、なるほど、なるほど」


 大地は士郎に丁寧に大名を紹介していき最後に


「あちらが新潟の大名金崎熊太郎殿とその家臣の奈月殿」


 士郎は先ほどまでのテンションとは違い力なく小さな声で呟くように


「あー、知ってるよ」


士郎は経丸からの手紙で金崎家が豊影に服従したことを知っていたが改めてその姿を目の当たりにすると、とても切ない気持ちになったのであった。




大地が士郎に大名を一通り紹介し終わってしばらくすると豊影が皆を待たせている事に悪びれる様子もなくそれどころか偉そうな態度で現れた。


豊影が現れると諸大名達は一斉に頭を下げる。


「よぉー、諸君。これはこれはわざわざご苦労」


「何だ、あの猿偉そうに」


そう言って頭を上げようとする士郎を大地は必死に士郎の頭を抑えつけながら


「馬鹿、黙ってろ」


豊影は偉そうに


「まぁ、諸君表を上げよ」


諸大名は一斉に頭を上げた。


豊影は偉そうに


「日ノ本中の最強の猛者達、我々の敵は大山家と天羽家と幕張家の三つだ!」


「この三つはは今だ日ノ本の平和を乱そうとする大馬鹿者達だ‼」


士郎は


何だとこの野郎!!と豊影をぶっ飛ばしてやりたい気持ちだったが忍耐、忍耐と心の中で唱え続けてその気持ちを必死に何とか抑えたのであった。


「諸君はそんな馬鹿者達と違って利口者だそんな利口な諸君に頼みごとがある。此度の戦各々で勝手に戦をするのは絶対にやめて欲しい」


豊影は強い口調で


「私の指示で諸君は動いて欲しい」


この豊影の言葉に反論する者は一人もいなかったのであった。


諸大名達は豊影の命にに従う事をこの場で約束したのであった。


豊影軍はこの出来事から五日後には金山城以外の大山家の支城を全て落として大山家が五万の兵で立て籠る小田原城に対して十五万の兵で海からも山からも全ての場所から完全包囲したのであった。

 

豊影は天羽家の事もかなり警戒しており天羽家がいる金山城を勤勉、大和率いる十万の兵に包囲させたのであった。



















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