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ターニングポイント第104話台地

経丸は凛に


「今回はどうやってあの最強の松本軍と戦うの?」


「松本軍は三方ヶ原に向かっている三方ヶ原は盛り上がった台地、松本軍が下っている時に私達の奇襲が成功すれば僅かながら勝てる可能性があります」


「やはり奇襲が成功しても勝つ可能性は僅かですか」


「そうですね、松本軍は兵一人一人が強いうえに私達よりも圧倒的に兵の数も多いそして野戦で一度も負けたことがない日ノ本一の最強の軍団ですからね」


片倉は経丸の肩を軽くもみながら


「殿、気負い過ぎですよ。あちらを見てください」


経丸は片倉が指差した方を見た。


そこには一人だけ大型地震の震源地にいるのかってくらい体を震わせている士郎の姿があった。


片倉は少し笑いながら


「あれを見ると落ち着きませんか?」


「確かに、あれを見ると私はあそこまではビビってないと思えて落ち着きます」


「たまには兄貴も役立ちますね」


「ホントですね」


経丸と片倉と凛は笑い合った。



士郎は全身をガクガク震わせながら


「おい、チビるなんかそれがし全身の震えが止まらないんだけど」


海老太郎が心配そうに真顔で


「士郎さん、寒いから風邪引いたんじゃないんですか?」


ひのも心配そうに


「なんか一枚羽織りますか?」


海老太郎とひのの言葉に稲荷は呆れた感じで


「違うでしょ、ビビってるだけでしょ」


「ビビってんじゃねぇ、これは武者震いと言ってくれ!」


海老太郎は目を輝かせながら


「武者震いですか!めちゃくちゃカッコいいですね」


ひのも真剣な顔で


「私もカッコいいと思います」


士郎は少し照れながら


「ホントか?それがしカッコいいか!」


海老太郎とひのは声を揃えて


「はい!カッコいいです」


このやり取りに稲荷は呆れて深くため息をついた。



経丸達は松本軍にばれないように進軍を続け三方ヶ原を登り切った経丸達の前には松本軍四万以上の兵が待ち構えていた。


 松本軍を見た士郎は大慌てで右往左往しながら


「何で!何で松本軍がここでそれがし達を待ち構えているんだ!」


凛は冷静に


「日ノ本一最強の軍団はどんな相手だろうが全力で戦うのですね」


「凛、なんで冷静でいられるんだよ」


「落ち着け、兄貴冷静になって」


海老太郎も慌てながら


「これは、冷静になれないですよ。ヤバイんじゃないですかさすがに」


浮き足立つ皆を見て片倉は覚悟を決め


「殿、あんな奴らこの片倉一人で倒せますから」


片倉はそう言って一人で兵の数四万以上もいる敵陣に突っ込んでいった。


その姿を見て経丸も覚悟を決めて


「片倉さんを殺してはならない皆行くよ!」


片倉を守るために走り出した経丸は走り出した。


先程まで怯えてた士郎は自分を奮い立たせるために「気持ちー!気持ちー!!」と叫びながら経丸に続き皆もそれに続いたのであった。




片倉の勇気ある行動で天羽軍は一致団結できたのであった。



 陣形を整えて天羽軍を待ち構えている松本軍陣営では


 武士疾風は嬉しそうに


「さすが、片倉。最高の判断をしたな」



 堂々と陣の中央で座っている松本徳博が


「さぁ、そろそろ来るぞ。いいか、奴らに松本軍の強さを撤退的に教えてやれ」


「おー‼」


 片倉を先頭に天羽軍一万の兵は日の本一最強と言われる松本軍四万以上の兵に突っ込んでいった。


 松本軍の兵相手に無双している片倉は自軍に向かって大声で


「松本軍は数だけだ、ビビる事ねぇぜ!!」


 天羽軍は片倉の無双ぶり見て自信が湧き松本軍を押していたのであった。



 松本徳博は松本家最強の武将と呼ばれる武士疾風を呼び寄せて


「お前の出番だ!」


「はい!」


松本徳博は優しい表情で


「この戦全てお前にを任せた。頼んだぞ!」


「はい、わかりました」


 武士疾風は家来達を集め右手で長槍を持って掲げ


「我々の出番だ、行くぞ‼」


「おー‼」


 大士疾風率いる騎馬隊は勢いよく天羽軍に襲い掛かった。


「おい、経丸奴らさっきまでとは全然違うぞ」


「そんなこと言わなくてもわかってるよ。士郎」




 先まで善戦していた天羽軍だったが武士疾風の騎馬隊の圧倒的強さにやられて壊滅寸前まで追い込まれた。


 片倉は一旦経丸の元に戻り


 片倉は落ち着いた表情で


「このままじゃ、全滅する撤退してください、ここは私達にまかせて撤退してください」


経丸は片倉の覚悟を感じとり


「すみません片倉さん、後は頼のみました」


 退却する経丸達の背中を見た後の片倉は


「派手にやりますか」


 片倉は襲い掛かる武士率いる松本軍相手に長槍を振り回し応戦した。


 散り散りになる天羽軍相手に松本軍は攻撃の手を緩める事はしない


 混戦の中片倉松本軍最強の武将武士疾風と対峙した。


「お久しぶりです。師匠」


「片倉、強くなったか今試してやる」


 武士疾風を見た片倉は武士疾風の圧倒的なオーラを感じながら

武士疾風に勢いよく長槍で突っ込んだが武士疾風は軽くよけそのまま片倉の背後を取ろうとしたがさすがに片倉は簡単には背後を取られない。


 お互い流れ弾をよけながら何度も長槍で戦うが中々決着が着かない。


武士疾風はニヤッと笑って


「多少は成長したらしいな。片倉」


片倉は必死に戦っていて武士疾風に言葉を返すことなどできない


 二人は何度も長槍を交えて戦うそして


「お前は強い!しかしお前はまだまだ成長できる!!」




 そう言って武士疾風は物凄い力で長槍を持っている右腕一本で片倉が両手で持っている長槍を弾き飛ばそうとしたが片倉は必死になが槍を掴んで離さない


片倉の成長を嬉しく感じた武士疾風は本気で片倉をなぎ倒して倒れた片倉の胸に長槍を突きつけだが


「お前は、まだこんなところで死んで言い人間ではない」


そう呟くと武士疾風は大声で


「我らの圧勝じゃあー!勝ちどきを上げよ!!」


まだ、経丸を討っていないのにいきなり武士疾風が勝ちどきを上げたことに驚く兵達に向かって武士疾風は大声で


「もうこれ以上小物に構うな、我らはこの戦から撤退する!!」


片倉は武士疾風の発言に驚き


「えっ!師匠、なぜ私を殺さないんですか?」


武士疾風は真剣な顔で


「もっと強くなってもう一度かかってこい片倉」


「はい!」


松本軍はこの場で勝ちどきを上げた後、萬崎のいる京都に向かったのであった。





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