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異世界七渡り  作者: 金木 叶
一つ目の異世界
6/7

鍛錬、格闘術、魔術、適正

 朝食を済ませ家から約30分、少し広い平地に着いた。前したときの様に地面や空が赤く、平和のへも感じられない光景だった。



 「さぁ、ここら辺でやるとしよう」

 「すごい広い所だな、でもここだと他の奴らに丸見えだからいつ襲われてもおかしく無いぞ」

 「あぁそれなら大丈夫だ。ここは私が所有する土地だからな、強くなれば自分のものになるんだよ」

 「そうなんだ」

 「だから君はまずここで鍛錬を積んで、その後ここら辺にいる魔物を倒してもらうよ」




 その後健太が初めて見た生物も魔物で、魔物は水陸空といるということを教わった。




 「それじゃ、健太にはこれから魔物1000体討伐することを目標とする」

 「せ、せ、せ、1000体⁈それはいくらなんでも多すぎるだろ!」

 「この位倒せないと、生き残れないぞ。まぁ無理ならいいがな」

 「わ、わかったよ。やりますよやればいいんだろ」

 「素直でよろしい」




 ロドは笑顔で健太に言った。




 それから健太はロドに格闘術、魔法を教わった。格闘術は対人格闘術と魔道術というものがあり、色々な武道をやっていた健太は対人格闘術は3日程で終えることが出来た。




 その内容は

 腕立て1000回

 腹筋1000回

 スクワット1000回

 100人組み手2セット




 100人組み手は1セット目はロドが用意した木で作られた人型の模型の首を吹っ飛ばすというものだった。なかなか吹っ飛ばないため、健太は一番苦戦していた。2セット目は心臓部分を貫通させることだった。これのせいで健太はロドに何度も手に回復魔法を頼んだ。




 魔道術は魔法が出来ないと出来なかった為、先に魔法を覚えることとなった。




 まずはロドに魔法適性を調べてもらった。魔法の種類は数え切れないほどあり、この世界では全てを扱える者はいないほどだと言う。



 「うーん、健太の適性は・・・」

 「適性は・・・」



 生唾を飲む健太、ロドの顔を見ると表情が曇っていた。



 「どうしたロド?」

 「え、あいやいや何でもない。君の適性は『風』だ」

 「風?」

 「あぁ、君の印象的に炎とかかと思ってね。少しびっくりしただけだよ」



 ロドはその細長い舌を少し出して、笑っていた。




 ロドによると風魔法はその名の通り、風を操る魔法だという。竜巻を起こしたり、暴風で相手を吹き飛ばしたりするそうだ。しかし、他の魔法より相手にさほどダメージを与えられない為、基本的には武器と併用するという。





その際、自分の体内の魔素を使うか空気中にある魔素を利用する。




 健太は、一ヶ月かけてロドから風魔法を教わった。特に魔法陣を展開するとかは無く、魔法名を言えば出来るらしかった。また上級者になると何も言わずとも感覚でできるようになるという。





 ロドの鬼の様な指導に耐え、ながら健太は死ぬ気で鍛錬に励んだ。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






 一ヶ月後、魔法を一通り覚え、最後に魔道術を教わった。





 魔道術は結構簡単で、魔物と戦う時に使うものだという。




 魔物との接近戦の際、格闘術に魔法を組み込んだ技を繰り出すものだった。




 「健太の場合、例えば対象を殴った時に同時に風魔法で吹っ飛ばすとかかな。まぁ魔道術に関してはタイミングが重要って感じかな」

 「タイミングか」





 健太はパンチで練習してみた。最初は中々タイミングが合わなかったが2日ほどで、パンチと風魔法のタイミングが合い、見事模型を吹っ飛ばすことができた。




 「おー!出来た!」




 その後、様々な魔道術を習得しさらに鍛錬に励んだ。





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 そして、鍛錬から約三ヶ月後。




 「よしそれじゃあ始めようか、魔物1000体討伐」

 「あぁ、始めよう」




 ロドと少し髪が伸びたミラの目の前には髪が伸び、体型は細いながらも引き締まっており、自信気な健太の姿がそこにはあった。

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