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異世界七渡り  作者: 金木 叶
一つ目の異世界
1/7

異世界

この作品を開いていただきありがとうございます!

一話目は少し説明のようになっていますが、今後早い展開となっていくと思いますのでよろしくお願いします。

 今から83年後の2103年、長年日本のアニメの象徴とされてきた異世界物語。それは日本にとどまらず世界へと規模を広げる。異世界を開拓する話は恵まれない子供達を助けるための方法の一つとして可決され、また異世界の様々な人種が出てくる話は国際会議で活用されたりとその影響は今では人間社会に大きく影響を及ぼしている。そしてあまりの人気にネットに飛び交う様々な異世界へ行く方法を試す人が続出し、研究者達は本格的に異世界へと行く方法を研究しはじめた。もちろんそれは学校の授業の一つにもなっている。



 「えー、それでは今日は異世界への転移方法について勉強して行こうと思う」

 長々と話される異世界転移の方法。何度も聞く方法だが、未だ一人も成功者はいない。そのせいかまともに授業を受ける人も今ではもう少ない。そもそも異世界など存在するはずもないのに、世界中でその研究が行われていることがわからない。こんな勉強をしている時間が勿体ない。しっかりとした就職先について、安定した生活が送れればそれでいい。そう思いながら彼、上田うえだ 健太けんたは授業を聞いていた。



 高校2年生の健太は普通科の進学校に通い、中学までとは違いブレザーを着こなす男子だ。身長は175cmほどで、さらっとした黒髪で、脱力感のある目が特徴的だ。特に持てるわけでもないが、男子女子共に仲良くなることができる人柄から友人は多い。部活空手部に所属しており、これは自分の家が道場で幼い頃から柔道や剣道など様々な武道を経験したが、空手だけは未経験ということで彼の父親から勧められ入部したものだった。しかし健太自身武道が好きな為、部活も毎日楽しく取り組んでいた。





 部活を終え、帰りは自転車で30分ほど一人で帰る。部活を終えると暗くなっている為、ほとんど人のいない場所を通ることになる。その道中、一度だけ長いトンネルを抜けることになる。健太はこのトンネルを通ろうとするとたまに昔ここで泣いた記憶が微かによぎり、それと同時に恐怖心が芽生えてしまう。そしてそれは今日も感じた。そして今日はいつもより少し肌寒く、何故かトンネルの中は霧がかっていた。



 健太がトンネルの中を進めば進むほど、霧は濃さを増していった。

 「一体なんだこの霧」

 あまりの霧の濃さに健太は来た道を引き返した。そして、トンネルの出口からかすかに光って見えた。

 (ようやく出口だ。あと少し)

 健太の手は震え、体は恐怖でどうにかなってしまいそうだった。理由もわからないのに。



 ようやく出口に着いたその時、光が強くなり健太は一瞬目を閉じた。



 そして目を開けると、枯れ果てた大地が赤く染まり、周りにはみたことのない動物や人が血を流して倒れている。さらに遠くには大きな火山のような山が連なっていた。またその周辺で飛び回り口から炎を出しているドラゴンのような生物が数匹。



 「こ、これは一体...」




 唖然とする健太。額からは冷や汗をかき、全身の震えが止まらないのが自覚できるほどだった。

 



 「あなた一体ここで何をしているの?」



 後ろから聞こえた怒鳴り声に振り向くと、武器を持ち、全身血塗れの少女が立っていた。

読んでいただきありがとうございます!

まだ文章の書き方が下手なので、アドバイスなど頂けると嬉しいです!

ブックマーク、レビューもしていただけると嬉しいです!

毎日投稿しますのでよろしくお願いします!


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