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詩など(象徴詩)

美しい夕暮れ

作者: 檸檬 絵郎

拙作『紅の燠、夕日もろとも』(略称:クレオキ)のラストをイメージして書きました。

タイトルは、ポール・ブルジェの同名の詩に作曲されたクロード・ドビュッシーの曲名から。


 すべてが終わり眺める夕日は、

 固い覚悟を揺るがすような、これまでの道のりを無に帰すような……

  ―― それほど美しい光景だった。


 この旅で得たもの、

 失ったもの ――。

 今はただ、ひとつの()()()があればいい。



 こんなことになるとは思いもしなかった。

 みなそうやって、どこへいくともなく……


 ただ、こうなるために生まれてきたのだと、

 今は思う。

 のこされた宝石を抱えて、ただひとつの永遠の過去となるのだ。――



 すべてが終わり眺める夕日は、

 私のすべてを火にくべて、静かな波の内側へと誘う。

 このまま溶けて……





※ クレオキともども、遥彼方さま主催「紅の秋」企画 参加作品です。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 素敵な調べですね。
2019/10/21 01:35 退会済み
管理
[一言] クレオキのエンディングで紅く染まる画面上に流れるような文字群って感じですね!
[良い点] 何故だろう、泣きそうなほど悲しく感じる。 今はただ、ひとつのよすががあればいい、そんな風に思えたクレオ。 》私のすべてを火にくべて、静かな波の内側へと誘う。 このまま溶けて…… 燃え…
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