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第一章 第三話 「進んでいく世界」

時間が空いてしまいましたが、話が進んでいきます。

ゆっくりじわじわと、進みます。





リドを寝かせたルガナは、さっきまでのことを考えていた。


リドが家を飛び出し、それを追いかけていた。

どんどんと遠くへ走っていくリドに、あと数メートルの距離で・・・追いつけると思った。


・・・次に気づいた時には、てっぺん近くにあったはずの太陽は沈みかけており、空はすでに夕暮れだった。


この間の約二時間ほどの記憶が抜けている。


気が付いた時、目の前にリドが立っていることに気づいた。


とっさにリドのもとへ駆け寄った・・・。


リドに触れたとき左胸の上、ちょうど鎖骨のあたりに違和感を感じた。


「なんなんだ…これは…」


鏡を見て左鎖骨にできたアザ?をみていた。


紋章のようなものが浮かんでいる。


リドの右手にもアザがあったとおもい、そっと確認してみる。


やはりあった、が・・・自分のと全く同じ紋章が浮かんでいた。


「(リドが起きたら、何があったのか聞くんだ・・・!!)」



そうこうして考えをめぐらせていると・・・


ピーンポーン「リドー!グレースだよーっ!」


グレースが来たらしい。

そういえば授業が終わって帰ってくる頃か。



「シーッ!リドが起きる。。」


そっと扉を開けた。


「わぁルガナだっ!リドはー?」


笑顔でハイテンションのグレースがそこにいた。


「部屋で寝てるよ。」


「そうなのー?顔だけ見ていこうかなー♪」


「お、おう・・・」


そういうとグレースはルガナの横を通り抜け、リドの部屋へ向かった。


「お邪魔しまぁーす…」


何故か小声で部屋のドアを開き、寝ているリドのそばへ寄る。


そして、リドの手を握ろうと触れた瞬間・・・ビリッ


「わぁぁっ?!」


「んっ・・?!・・・グレース?」リドが起きた。


ドアの近くで見ていたルガナは先ほどと同じ光景が起きていることに驚愕していた。


「あ、リドちゃんおはよー♪」

「おはよ・・・グレース・・・お見舞いに来てくれたの?」


今なにもなかったのかのように女子のおしゃべりが始まった。


「そーだよぉ!!おかしいっっぱい持ってきたの!!たべれる??」

「うん、たべる。」


「お茶入れようか・・・」

ルガナは戸惑いを隠すように、キッチンへ向かった。


「(同じ・・・?何がどうなったっていうんだ・・・)」


お湯を沸かし、ティーバックを入れたコップにお湯を注ぐ・・・のだが、手にうまく力が入らない。


「ルガナー早く―!」


急かされた。

どうにかこうにかお湯を入れ、部屋へと運ぶ。


「ごめん、待たせた。」


ルガナはカップを机に並べ、グレースが持ってきたお菓子に手を付けた。


グレースが今日の授業のことや、カイがどうこうみたいな話をしている。

それをずっと、お菓子をつまみながら聞いていた。



グレースが一通りしゃべり終えたのか、お茶を飲んだ。

その時、一瞬沈黙が訪れた。


「なぁ、リド、さっき何があったのか話してくれないか?」


俺はとっさに気になっていたことを聞いた。


「さっき・・・?あ、あぁ・・・あれね・・・」


「え、なになにぃ?なんかあったのー?!」


「うん・・・あのね・・・」


リドは自信なさげに、つぶやくように話してくれた。


リドが言うには、爆発音が聞こえ、何故かそこに行かなければならなかったらしい。

そして、そこで謎の声を聴いた。

その声は、自分のことを知っていて、自分は何も分からなかった、と。

そのあと、俺に呼ばれて、われに返った、らしい。



「ふぅん、そんなことがあったの・・・ねぇ、リド、その手のあざ?模様?はなに?」

「へ・・・?あ、え?・・・んっっ!?!?」


紋章?をみたリドが頭を抱え、うなされるようにベッドに倒れこんだ。


「リド?!」「リド―?!」

二人で、声をかけてみるが、気を失って、そのまま寝てしまったらしく起きる気配はない。


「寝てる・・・みたいだね・・・?」


「なぁ、どう思う?」


思わず俺はグレースに聞いた。


「うん、なんだろう。よく、わからない。」

「そりゃそうだよな。」


ふっとため息をついた。


するとグレースは、何かに気づいたように、


「私ちょっとお手洗いいってくる・・・」

といって部屋を出た。


そして、グレースはもどってきてすぐ、


「ねぇ、ルガナ、、私、足に、リドと同じ模様がでてた・・・」


「・・・お前もか。」


「え・・・?ルガナも?」


俺はグレースが来る直前まで考えていたことと、リドに触れた瞬間に起きたことについて話した。


「ふぅん・・・そっかぁ・・・あ、大変、もうこんな時間じゃんっ!!」


外を見るとすでに真っ暗で、グレースはバタバタと変える支度を始めた。


「ごめんルガナ!今日は家族でご飯食べる日なの!何かわかったら教えて!!リドよろしくね!!!ばいばい!!残りはまた明日っ!!!」


そういってバタバタと帰っていった。


その時・・・


(ドスンッ


リドの部屋の方から大きめのおとが聞こえた。


「リド!?」

「ん、、、?いたたたー、ルガナー、?」


どうやらベッドから落ちたようだ。


「リド、大丈夫か、?」


「大丈夫・・・けど・・・あのね・・・」


「ん・・・?」


「私・・の・・・お母さん・・・」


リドは震えた声で泣きながらそういった。


思い出してしまったのか。。。

俺も母さんから聞いたことしか知らないが・・・

リドはショックで忘れてしまったと聞いている。


「私、、、お母さんを、、、ころ、、(バタッ」


「リド!?お母さんがどうした、、、?寝たのか、、、?」


今、、、リドは何を言おうとしたんだ、?


何を思い出したって言うんだ。


俺が知ってる話は、


リドは両親を事故で亡くした、


目の前で両親がなくなるのを見て、


そのショックで忘れてしまった。


そう、きいている。


一回家に帰ろう。



[リドへ

一回家に帰る またあとでくるから。

ルガナ]


そう書置きを残して。



「ただいまー」


「おかえりぃ、ルガナぁ!

リドちゃんはー?大丈夫なのぉ、?」


「あぁ、多分な。今寝てるよ。

ところで母さん、リドの両親って、事故でなくなったんだよな、、、?」


「へぇ、?私はそう聞いているけどぉ?何かあったのぉ、?」


「いや、なんでもない、ありがと。

そんなことよりお腹すいた。」


「ご飯ならできてるわよぉー。リドちゃんの分もあるけどぉ。

寝ちゃってるんだっけぇ?どうしようかしらぁ。」


「・・・それなら、あとで少し持っていっておくよ。たぶんすぐ起きるだろうし。」


「わかったわぁ、包んどくわねっ!」


ご飯を食べて、

一息つきつつ、

リドの家に向かう。


(ガチャッ


「リドー。起きてるかー。来たぞー。」


返事はない・・・


「(まだ寝てるのか・・・)入るぞー?」


リドの部屋へ向かう。



「リドー?開けるぞ。」


やはり返事がないので、部屋の扉を開けてみる。


リドがいない、、、?


何故、だ・・・。


家中を探してみる。


部屋、トイレ、お風呂、リビング、クローゼットまで、、、どこにもいない。


プルルルプルルル 携帯が鳴る。


誰だ、?【リド さんからの着信】


リド、!!!


「リドっ!?いまどこだよっ!」


「わー、怒らないでよルガナーっ」


「ご、ごめん。けど、いまどこにいるんだ、?」


「うーん、と、さっき大きな音がしたところ。」


「わかった、すぐ行くから。」(ピッ


胸騒ぎがする。


走る、リドのところへ。


「(急げッッ!!)」


先ほどリドが誰かと話したといった場所、


この街から少し離れた海にある- 灯台のある高台 - についた。


そこにリドはいた。



・・・なんだか様子がおかしい。


はっきりとはしないが、リドの周りをオーラのようなものが漂っている。


何かが、リドにまとわりついている・・・?


「リド、、、!!」


俺は思わず叫んだ。


リドがこちらに気づいたのかゆっくりと振り向いた。


「ルガ、、、ナ、、、、?」


か細くかすれた声でリドは俺を呼んだ。


すると、リドの様子が変わった。


リドの手の甲のアザが輝いている。


「、、、汝ニ我ガ魔ヲサズケヨウ・・・我ガ魔ヲツカイ、我ニ従イ、我ヲ・・・助ケタマエ・・・」


「リド、、、なのか?!ぐぁっ、、、!!」


左鎖骨付近に激痛が走った。


リドは首をかしげ、ニッコリ笑って、


「- 時間旅行 - ニ行キマショウ?」


そう、言ったかと思うと、


リドの周囲に漂っていたオーラが、


俺に向かって飛んできた。


まぶしい、、、

世界が真っ白になったのか。。。?

どうなってるんだ。。。?


「契約ハ完了シタ、、、」


契約、、、!?


俺の周りを緑色のオーラが舞っている。

リドをみると、同じ色のオーラが漂っている。


どうなっているんだ。。。?


「リド、!これなんなんだ、!どうなってる、?」


「ん、、、ルガナ、!?何で、それを、、、?!」


その時、俺の周りのオーラが変化して、赤くなった。


「それは、、、、!!!(パタッ」


リドが倒れた。


それと同時に、俺たちの周りにあった何かが消えた。


「(どういうことだ。)」


リドはすぐに目を覚ました。


ルガナは今あった出来事をとりあえず伝えた。


リドは最初俺のことが見えたあとすぐから記憶がなかったらしい。


リドがなぜここに来たのか、話始めた。


「何かに、、呼ばれたの、ここに来てって、それで、来る途中に、自分の記憶を・・・整理した。」


「そしたら、私のお母さんは魔女で、私も魔法をかなり引き継いでたハズなんだけど、何故か魔法が使えなかった。その事も、忘れてた。大事なことなのに。」




「けど、さっきの爆発音、、、ここから聞こえた音と、ここであった出来事、今起きた出来事で、魔力と、記憶が戻って、私の魔法が使えるようになった。」


「、、、なぁ、さっき、契約が完了した。って言われたあれはなんなんだ、?」


「それは、きっと、魔女が下僕を従えるときに使う契約魔法。。。つまり、ルガナは、私の下僕になった、、、」


「どういう、ことだ、、、」


「だけどね、下僕って言うのは本来、自分が下に思っている者しか下僕にできない。だからルガナがそうなるなんてあり得ないはずなの。。」


「、、、よく、わからないな。とりあえず、ここにいても仕方ないし、一度家に帰ろう、?もうこんなに暗いし、、、おなかすいたろ、?」


「そうだね、、、おなかすいた。。。」



家についてから、母さんが包んでくれたご飯を広げ、リドに食べさせる。


「やっぱり美味しい。。!」


笑ってくれた、、よかった、、。


体調崩してからずっと寝てるか険しい顔をしていたリド、少しは落ち着いてくれただろうか。


「ごちそーさまでした。」


「はやっ!?」


「お腹すいてたし、少し元気になったみたい。あと美味しかった。」


「そりゃよかった、、、明日は学校行けそうだな。」


「うん!それで、、さっきの話なんだけど。」


「あ、、あぁ。」


「通常、下僕って言うのは、自分と対等ではない、とはっきりしている場合でしか契約できないの。」


「私はルガナをそんなふうに思ったことはない、、それに、人間相手にそう簡単に出来ることでもない。」


「そう、、なのか、、?」


「魔女は基本的に数の多い人間を下には見ない、確かにひねくれているやつらは見ていることもあるらしい・・・けどね。」


「リド、今話してるその情報は、どうしてしっているんだ、?」


「なんでだろう、私今まで自分を人間だと思って暮らしてた・・・けどさっきので・・・え・・・あ?どうなってるの・・・?」


リドが急に苦しみだした、


「わた、、、しは、、、だれ、、、?!あああああああっっっっ」


ガチャン 唐突に玄関が開いた。


スタスタスタスタ 誰かがこちらへ来る、、、?


「、、、!!!」


リドのそばへ近寄ってきた、


「誰だ、お前・・・」


「そこをどけ・・・」


「誰だかわからないやつにリドに近づけさせるわけにはいかねぇ・・・」


「その子がそのまま苦しみ続けていていいのか。いいからどけ。話はそれからだ。」


威圧され、俺は一歩下がった。


そいつは、なにか呪文のようなものを唱えた。


すると、リドは少し楽になったのか、すーっと、寝てしまった。


「先程は失礼した。私はベルガモット。彼女・・・リドの母に助けられた者だ。魔法についての研究をしている。」


「あ、あぁ・・俺の方こそ、悪かった。リドを助けてくれてありがとう。」


「なぜリドが記憶と魔力を取り戻し、君と、、これは契約、、、?」


「なにか、知っているのか、?教えてくれ。どうなっているんだ。」


「私にも、よくわからないが、この契約魔法は下僕契約とにているが、似て非なる、、本来下僕魔法と言うのは、魔女が下と見ているものに使うもの。リドにはまだ使えない、、、と思っていたのだが、、派生系の魔法?いや、、この子の膨大な魔力が周囲へ影響を及ぼした、、、?契約魔法と同じような"繋がり"は持っているが、使役する能力は持っていなさそうだ。」


「もっと分かりやすく教えてくれないか、?」


「あぁ、すまない。簡単に言うなら、おそらくこれは、仲間として認識し、自分からあふれでる力を与える。と言うところだろうか。」


「お、、、おぅ、、?」


「とりあえず、この話はここまでだ。 君が何者なのか教えてくれるか、?」


「あ、あぁ、俺はルガナ、学生だ。隣の家にすんでる。リドとは幼馴染みで、今日リドが風邪で倒れたから看病しに来てる。」


「リドのお母さんのことは聞いてる、?」


「両親ともに事故死、、としか聞いてない。」


「わかった。ありがとう。とりあえず一度戻るとするか、また来る。では。」


すーっと、風が入ってきた。


瞬きしたその一瞬で、ベルガモットは消えていた。





読了ありがとうございました。


まだまだみんな動きます。

そろそろ最初にちらっと出てきたあの子が出てくるかもしれません。

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