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第一章 第一話「日常と紹介?」

ここから本編が始まります。

楽しんでいってくださいね。









春になり、新学期がスタートする日。

誰もが気持ちを新たに・・・なんて思っている頃だろう。


・・・あぁ今「誰もが」といったがそうでもなかった。

少なくとも”今日もいつも通り”のあの子がいる限りは。


「…り…ぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!!」


大きな声で、恐らく”誰か(主人公)”を呼びながら学校内を駆け抜けるあの子。


ドスッ


大きな音とともになにか重い何かが彼女にぶつかった。


「痛っ!!、、、朝からうるさいよ、グレース?」


突撃されたのに、冷静な対応で「最早慣れた」という反応をしたのはリド。


この町『ラピスラズリ』にある、瑠璃学園高等部にこの春進級した一人。


「わぁぁあ、ごめーん!大丈夫?」


気の抜けたように謝ったのはグレース、彼女もこの春から高校生。

リドは、中等部からの親友である。


「…そんな大きな声出さなくても、聞こえるよ?迷惑だからやめようね?」


そんな彼女の”いつも通りの(いつも通りの)”突撃。

そんな彼女の”いつも通りの(呆れる)”反応。

だけど今日は思ったことが少し違った。


「そろそろ避ける技を身に付けたい…」


「ま、まぁまぁリドちゃぁんそんなこと言わずにぃっ」


「なんでグレースはいつもいつも…」


「だって、リドが今日も元気に学校来てくれてるから!(`・ω・)キリッ」


「(`・ω・)キリッじゃないよ、全く…」


リドは病弱で、毎日学校に行っているわけではない。

出席日数やらは、先生たちのご厚意で、

テストで9割とれていればいいことになっている・・・らしい。



「今日も朝から盛り上がってんなぁ」

「ほんと~元気元気~っ!」


朝から茶番を繰り広げているところ教室から顔を出したルガナとカイ。

ルガナはリドの幼馴染みでお隣さん。

家族ぐるみの付き合いだったとかなんとか。


カイはルガナの親友。

なんて言うかゆるふわ~な性格で、


「二人とも、おはよ。」


「おっはよぉぉ!!ルガナぁーっ・・・っとカイ君!?」


「おぅ、おはよ。」

「おはよ~。グレースは今日も朝から元気だねぇ。」


\ ♪ キーンコーンカーンコーン ♪ /


「あ、予鈴な鳴っt……ゲホッゲホッ」


「おい。リド、大丈夫か?」

「リドちゃん風邪ぇ~?」

「保健室、いく~?」


「ん・・・たぶん平気。」


少し無理をした、せっかく新学期初日から学校に来ることが出来たから、

実は意地でも帰りたくなかったのだとか。

新しい日常、これから始まる学校生活。

4人でいられれば、それでいいんじゃないのかなって。

そんな風に思っていたリドだった。








さぁ、そんなこんなで始まるこの物語。


この四人がそろって初めて始まる物語。


これから先、何が起こったって、彼らがいれば、きっと大丈夫…




「さぁ、授業を始めるぞ、みんな座れー。」












ありがとうございました。

第二話もよろしくお願いします♪

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