天女が結末へ至るまで
It's my fault.
むかしむかし、あるところにそれはそれは傲慢な天女様がおりました。
天女様はたいへん美しく、雲の上の殿方はこぞって求愛をしたものです。
『あなたも すてき ね』
どんな殿方も天女様がにっこり笑えばたちまち恋に落ちました。
落ちない殿方が天女様から逃げて距離を保ったとも申しますが。
面白がって殿方をからかう内に、
平和な雲の上で天女様を取り合って争いが起こるようになりました。
とてもとても、下らない争いです。
とても とても とても とても、八百万の神様は悲しい思いをしました。
雲の上に、あの天女はいらぬ。
天女様の羽衣を取り上げ、人間として地上へ送りました。
さぁさ、傲慢天女様はそんなことではへこたれません。
人間になっても美貌はそのまま。
雲の上から見ていましたが、地上の生き物なんて戦ばかり。
どうにでもなる。
どうとでもする。
傲慢天女様はそう思い、森で寝泊まりを始めました。
すると、猟師がまず天女様を見つけました。
猟師は天女様を嫁にするつもりで村への連れ帰ります。
連れ帰ると、村長に見付かりました。
村長は余所者を追い出そうとしますが、情が湧いて愛人として囲う為に、納屋に匿いました。
納屋に匿まっているうちに、今度は村を視察に来た領主様が天女様を目に止めて領主様のおうちへ。
てんつく、てんつく。
玉が坂道を転がるように転々と。
ほら、どうにでもなった。
ほら、どうとでもなった。
だって私は世界一、美しいのだから。
傲慢天女様が国王様の御前に参りますまで、そんなに時間はかかりませんでした。
『おお これは うつくしい』
『あなたも すてき ね』
国王は恋に落ちました。
それからは国が荒れようと、隣国が攻めてこようと関係ありません。
盲目的に天女様を構うものですから、あっと言う間に攻め落とされ、隣国の王様に玉座を渡すことになりました。
愚かな王さま。
これからどうしようかしら。
まぁ、どうせ。
どうにでもなる。
どうとでもする。
攻めてきた龍の将軍が天女様を見付けると、
『おお これは うつくしい』
『あなたも すてき ね』
However,you guys are bad more.




