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詩集<Cold Seep>

届かない

作者: papiko

言葉を奏でようと

指をキーボードに落とす


ゆっくりと葬送に

しっくりと黒


踊らない言葉たちは

眠れない子供たちみたいに

そわそわとしている


繋がりを求めては壊れて

忘却されていく


喉の奥に張り付いたまま

前頭葉で引っかかったまま

指先まで落ちてこない言葉


行方不明なのは

道しるべか一番星か

はたまた月か


ざっくりと鎮魂歌は

がっかりなほど灰色


言葉を

あなたへ

届けようと

指を落とす


真っ黒のキーボードは

無音のまま

無言を貫く


何だったのだろう

何だったのだろう


考えるだけ

ただそれだけ



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