表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

窮地の英雄

「ちくしょう、また次から次へと…。」

「もう捌ききれねーぞ。」


青年たちの顔からは疲労と憔悴が見え隠れしていた。しかし、そんな青年たちに

容赦ない報告が届く。


「第二波、来ますっ!」

「馬鹿な、援軍は来ないのかっ!?」


しかし彼ら自身も分かっていた。今いる手勢が考えうる限り最大の手勢であることを。

もうこれ以上、誰も助けには来てくれないということを。


「お前ら先に行け」

「しかし…」

「気にするな、な~にスグに追いつくさ。」

「わかった…必ず来いよ」

「あぁ。」


全てを引き受けた青年は、しっかりと目を見開き、しかし余裕のある

表情でこう言った。


「いらっしゃいませ~。」


そう、ここはグスト。家族や恋人たちに幸せを提供するファミリーレストラン


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 最後のオチで思わず笑ってしまいました。 それを感じさせないはじめの緊張感とのギャップがすごいです!! [一言] はじめまして、雨間みゆと申します。「窮地の英雄」を読ませていただきました。…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ