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第八話「ファーストデート3」


海の後二人は、近くのレストランで昼食を済ませて街中を歩いていた。俊樹は、次は、何処に行くんですかっと訪ねると、とりあえずこのまま歩きたいなっと言ったため特に目的地を決めづにいた。歩いている間美咲は、俊樹の右腕をガッチリ掴んで寄り添う形でいる。俊樹の心臓は、通常より早く動いていた。何故かというと右腕が美咲の柔らかい胸に、ピッタリついていたのだから。

「あ!私ここに入りたい」

美咲が指をさしたのは、ゲームセンターだった。

「ゲーセンですか?」

「前から入ってみたかったの」

「分かりました。いいですよ」

二人は、ゲームセンターに入ることにした。入るなり美咲のテンションが再び上がる。子供のようにはしゃいでいる。

「何か欲しいものありますか?」

それを聞いた美咲は、嬉しそうに色々なゲームを見て回り立ち止まった。

「これ、可愛い」

美咲が立ち止まったのは、UFOキャッチャー。中には、犬のぬいぐるみ。

「美咲さんは、犬が好きなんですか?」

「そう!私犬が大好きなの!」

「それじゃやってみますね」

俊樹は、財布を取り出して200円投入させた。ぬいぐるみの位置を確認してアームを移動させる。アームがゆっくり降りてきて掴む。引き上げる。ぬいぐるみがアームに掴まえれてゆっくり上に持ち上げらる。

「わー」

その時、ぬいぐるみは、アームからスルっと落ちてしまった。が、出口に近い場所に落ちた。すかさず俊樹は、200円投入してリトライ。アームがぬいぐるみを掴む。持ち上げるが、掴みどころが悪かったのか一度も上に上がらなかった。

「以外に難しいのね」

「これが普通なんですよ。取れそうで取れない」

また、俊樹は、200円を投入。

「それが、面白いんです!」

いつしか俊樹も子供に戻ったかのように夢中になっていた。


ゲームセンターで遊んだ二人は、外に出た。

「ありがとう俊樹君。これ大事にするね」

美咲に抱きかかえられた犬のぬいぐるみ。

「お金いっぱい使わせちゃったけど平気?」

「大丈夫です」

そう言っていたが財布の中は、スカスカになっていた。結局犬のぬいぐるみに3000円近く使ってゲット出来た。そのあと小さい犬のストラップ取ってあげて、二人でプリクラを撮った。プリクラに関しては、俊樹も初めてだった。

「さっそく付けちゃおう。ちょっとこの子持ってて」

美咲は、犬のぬいぐるみを俊樹に預けて、自分の携帯にストラップと裏側にプリクラを貼った。

「どうどう?俊樹君」

「いいと思いますよ」

「本当にそう思ってる?」

「思ってますって」

犬のぬいぐるみを美咲に渡すとそれを抱きしめて。

「俊樹君。今日という素敵な思い出をありがとうね」

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