表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
  作者: 割れた光輪
1/1

プロローグ


夢って光。それは夏の日差しのように突き刺さる。

あれを見た時私は思った。


「ーーーーー。名は廻る。お前の名は仮に過ぎない。生者は真名を 知った時叛逆とみなされ堕とされる。」


歴史が好きだった。過去を知れるし貴方のことも知れた。可愛いとこも潰したくなるとこも。

でも、もう意味ないね

「我が名、タルタロス!自我無き土くれ共に自由と、望むものに追放を与える世界に夢を見させてやろう!」


過去を見ていたのに未来を見せるってのはなんか笑えるね


_______________


「ヴェフイヤ、貴方を熾天使の座と13聖使兵団の団長に任命」

荘厳な鐘の如き、心を洗うような声でそう言われた


「我が意志、貴方様の為に」

███様。あ、君たちには聞き取れないのか。うーーん。神ってことでいいや。


「やっぱ、お前は生まれから違うよな。悪魔みたいに発生して一時期問題になったけどこうやって最高峰の仕事に就くんだよな」


私達は天使。性別ってほどでも無いけど体に作りに差があって交わりによって生まれる。

それに対して悪魔は自然発生。なのに雌雄を持つとか言うね。よく分からないよね。

で今話してるのは私が生まれた時にいたやつで名がウォフ=マナフ


「最高峰と言ってもさ、辺境じゃん。11団とかみたいに国境整備とかじゃなくてその先の国境を広げる仕事じゃん。」

「だけどよ、自分の知らねーつぇーやつに会えるかもしれねぇんだぜ?」

「はいはい。じゃあ私の部下になる?」

「それは遠慮するさ」

「遠慮せずに来て欲しいね。私は万能型とはいえ戦闘型には劣るんだよ?」

「戦闘型は馬鹿みたいに力が強いだけだからな」

「実際、ウォはそうだもんね」

天使には3種類の魂の違いがある。


戦闘型

万能型

聖域型


戦闘型 正しき名は███。これもダメなの?あー髢ィ螟懶スィ荳サ?」?ォ?聖騎士?お、これだ。力と速度に特化してて小柄な天翼が6枚と力強い光輪が特徴

聖域型 これも正しき名は言えないんでしょ?先に考えよ。近いのは巫女とか神官みたいな?回復や守護、バフに特化してる。優しく光輪と大きな翼が特徴。

で、私みたいな万能型 これは、近い言葉は無いね。両方を合わせた感じな分良くないとこも多くなってる。けどたまに2つよりも強いものが生まれたりする。


「おい、褒めてやったんだからさ、俺も褒めろよ。」

「あっそ、もう行っていい?戴輪式も終わったんだし私そろそろ自分の仕事しないと」

「おめぇが急に来て連れ去ったんだろうがよ」

「じゃ失礼するね。」

「おう…いや団長だから違うか。影を滅せ!!」

「堅苦しいの要らないから」

てかなんだよこれ。こういう文化嫌いなんだよな




意外にも私の団の建物は内地にある。嫌味かな。

「全員敬礼!!」

「リドワン副官さん、私相手にはそれやんなくていいからね」

「かしこまりました」

……戦う天使達は普通意思を持たない。団長とかはあるのよね。ウォは一般の天使で戦わないから意思はある。まぁ将来の夢とかそういうのは無いんだけどね。様をつける意味無いけど███様が取ってたんだよな。

あ、私?そりゃぁ優秀だから取られたら困っちゃう人が多かったから取られなかったのさ!その話は後でするよ。


「さて諸君。一応団長になったし初仕事は私が行くね」

「「「かしこまりました」」」



天使の仕事は1つ。そんなわけないけどね。数え切れないから仕事の始まりから教えてあげる。まず仕事を取るためには自分から取りに行かなきゃ行けない。もちろん現世によ。でも許可無く降りる方法は教会にしか降りれないのよ。そこに現れて悩みを聞いて解決って感じ。それがほとんどの天使の仕事。そこから自分の団でやることはそのまま、やれないのは他のとこにお預け。ま見ててみ。祈りって言うのは糸みたいのが飛んでくるのよ。それを辿って教会に降りる。


「悩みを抱えし汝よ。祈りと願い。幸と不幸。その均衡が崩れしを知り願いし汝。望みをいいなさい」

こんな感じ。人の幸せって決まっててね、天使への祈りって最大の幸福な訳。そんなことすると次の日死んでいいくらいなのよ。でもこっちが受理しなければOK。

「聖騎士オグリより願う。東の悪魔を屠り給え」

「あ、聖騎士なのね。分かった。肉体降ろすまでに時間かかるから待っててね。」

「え?」「え?」「え?」「え〜?」

お互いえの会話を繰り返したあと、私は思った。

(聖騎士って祈りは1回だけOKなの知らなかったんだ)

一応だけどね、この聖騎士オグリってのはその力を受け入れて60年くらいのすーーっごい青年なんだよね。ここ団長になる前にも話には聞いてたし結構強いって言うのにどしたんだろね


「聖騎士は祈りってのは1回だけ何も代償無しで行けるのよ?」

「そうでしたのか。我が知識には足りぬことがあったとは不覚です。」

「とりあえず置いとくけど君結構強いらしいじゃん。君でも倒せない悪魔って何者よ。」

「貴方様に褒められる程ではありませんよ。このくらいの力ですので。」

と言ってオグリは突きを繰り出してきた。

「ふーーん。君、これがどういう意味か分かってるの?」

「分かってるに決まってるだろ?そっち側だったんだから。」

堕天使

自我の無い天使の変異体。悪魔が昇天したことによりなると言われてる。元悪魔なのに堕『天使』っておかしいよね。

「君が堕天使バエルかな?肉体を降ろして正解だったね。」

まぁそういう任務だからね。堕天使バエルの討伐。過去に団長2名と座天使66名が殺られている。だとしても新人にこれは厳しいよね。

とりあえず相棒である双剣を召喚した。

「まぁいいや、やるか」

消えてる。逃げた?まっさかーとりあえず『契約書』を見よう。『契約書』って言うのは仕事内容が書かれてて終わったら終了って出るスグレモノ。で今持ってきたの確認したら終了になってる。いつやったのさ私は。理由確認したら聖気の波動を浴びた為。召喚の時ので?ヤバすぎだろ。私が強いのか今までのが弱いのか。堕天使に会ったら聞こうと思ったのにな。


なぜ天使の名があるのか?それはどの歴史書にもなかった。団長権限で入れる禁書にも。また今度でいいか。じゃ帰るか

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ