エピローグ タイトル
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エピローグ
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テレビ。
「今夜未明、赤塚結衣、33歳が、同年代女性の監禁容疑で逮捕されました。警察は赤塚容疑者にどのような経緯で、監禁をしたのか調査を進めています。」
暗い暗い部屋で1人、座る。床には警察に報告するために使った携帯が落ちている。
「ユイが、、捕まった。」
少し悲しいような、嬉しいような、なんとも言えぬ、喪失感。
これでよかったんだ。
窓の外をカーテンを広げ、見る。
「どう、、して?」
あんなにも求めた、外なのに、死に物狂いで得た、自由の外なのに。
「まったくもって、色がない。」
私はキラキラのスカートを着たまま、惹かれるように、街に出た。
着いた先は本屋だった。
ーーー
・・・そこには髪がボサボサで、白い服を着ており、、右手には本を持っている、男性がいたそうな。
私はその男性からとても気味悪がられただろう。
顔色悪かっただろうし、子供が着るようなスカートを着ていたからね。
だからさ、彼に一言だけ、メッセージを送るために、ひとつの本を買ったんだ。。
私はその本を今日、初めて見つけ、吸われるように取ったんだ。。
タイトルが彼に見えるよう、サインを出しながら。
「さようなら、ありがとう」
ー終わりー
お疲れ様でした。