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第二章 結成、「異能クラブ」 第三話 部活設立は厳しい様です。

どうも、墨汁をコーヒーと間違えて飲んで地獄を見たかつらぎ未来人です。

ご意見をお聞かせください。

新たな部活を作ろうという、解娘の発言に俺は頭を悩ませていた。

いいや、秘密組織なら良いよ?学校の迷惑にはならないし…

でもよ、部活となると…間違いなくトラブルに巻き込まれる気配しかしないよ!?

しかも、たった三人で部活は成立しないし、できても同好会くらいだよね?


「と、いう訳で…決めようじゃないか?

 僕等三人の部活名を!」

「三人じゃ部活は成立しませぇーん!」

「何故だい?」

「いや、この学校の決まりで部活を新発足する場合は

 最低でも部員は5人居ないと部活として認められないんだよ?

 三人じゃ、同好会にしかならないし…」

「そうか…だったら、同好会の名前を決めようじゃないか?」

「そこで、部員を集めるムーブにはならないんだ…

 まぁ、『モブ』と『馬鹿』と『草女』が頑張っても部員は集まらなさそうだし…」

「余計な事は言わないでもらいたいな、成也君?」

「はぁ~い」


(ゲンコツ)


「~っ!?」

「さて、力娘君。

 今から僕と成也君は部活をボイコットして家へ帰って会議をするけど、

 君はどうする?」

「もちろん、皆に付いて行くのだぁ~!」

「てか、部活サボる事前提で話し進めないでよ?

 部活を抜け出すのは至難の業だからね?」

「まぁ、こっそりと抜け出せば良いんだよ?

 そうすれば、問題にはならない!」

「いや、充分問題になり得るよ!

 『アイツ何処行った?』って言われて、探し回られて、

家まで来て説教される未来しか見えないよ!?」

「安心し給え、その為に君には『文系』の力があるんじゃないか!」

「『革命の力』を悪用するな!」

「『革命の力』って何なのだ?」


そうか、そういえば力娘には「革命の力」の説明をしていなかったな。

いや、俺も詳しく知ってる訳ではないが…


「僕はいずもから得た力でこの力に覚醒したけど、

 力娘君はどうやってその力を?」

「『その力』?おいらの身体能力を強化する時に使う魔法の事?」

「そうそう、成也君をぶっ飛ばしたあの怪力…ただの女の子が出せる馬力じゃないよ?」

「それなら話は早いのだ!おいらは、生まれた時からこの力を持っていたのだ…

 そのせいで、ママとパパに捨てられたのだけど…」

「つまり、先天性の力という訳か…

 成也君にも『革命の力』の詳しい説明をしてなかったから、ここで一度、

 この『革命の力』について皆に説明しようじゃないか?」


そして、俺と解娘、力娘に宿る「革命の力」の説明がなされた。


「『革命の力』とは、その人それぞれが得意とする分野、

簡単に言うと『得意な事』が稀にその人の人離れした力として授かるものなんだ。

 この力の入手方法は二つある。

 一つ目は、僕や成也君みたいに力を持つ者と力を共有する事。

 二つ目は、力娘君の様に生まれた時と同時に手に入れる事。

 僕が知っているのはここまでさ?」

「つまり…可能性は低いが、誰でも入手し易い力という事なのか?」

「そうだよ、その理解で間違いはないよ。

 この力は非常に便利で、人の為にも使える。

 ただ、便利過ぎて、悪い事に使う輩も居るんだけどね?」

「もしや、今回の不可解な事件の首謀者も…!?」

「あぁ、十中八九『革命の力』を手に入れ、悪用している人間だろうね?」


そうか、そうだよな…

こんなに便利な力を手に入れれば、良い事にも悪い事にも使いたくなるものだよな…

でも、その衝動を抑えるのが人間の「理性」ってヤツだ。

それを失えば、ソイツはもう人間じゃない。

理性を失った「獣」だ。

となれば、早くこの事件の首謀者を捕まえなければいけない。

これ以上被害が広がるのも困るし、この力はまだ公にされていない。

もし、この力が奴にバラされでもしたらとんでもない混乱を招くだろう。


「さて、この力の話はここまでにして…

 部活をボイコットするぞ!」


言ってる事がクズ思考で草ぁ~…

まぁ、正直な話。

俺は今バスケ部に入っているが、全部員の中で一番背が低い為、挑戦する前から

中心となって活躍出来ないのは目に見えているので、サボるんだ。

だって、頑張ってもくたびれ儲けじゃん…

だから、俺は部活をボイコットする事に賛成したのだ。

そんな訳で、誰にも見つからずに生徒玄関までやって来れた。

あとは、こっそりと抜け出すだけなのだが…


「マズいね…」

「マズいな…」

「…?」


校門にバスケの部員と生徒会のメンバーらしき生徒達が待ち構えている。

物理的に突破するのは難しい…

あ、そうだ!

俺の力で何とかなるんじゃないか?

俺は、俺と解娘と力娘に「変化」と「隠密」の言葉を付与した。


「これは…なんて都合の良い力なんだ!」

「これでバレずに突破出来るのだ!」

「だが、この学校の生徒の恰好をしてるから、少しバレる可能性はある…

 それに、これは常時発動出来る訳じゃないから、素早く抜け出すぞ!」


俺達三人は、「普通の生徒」の振りをして校門を抜け、

そこに立って居た生徒達に勘付かれる事なく、部活をボイコットする事が出来たのだった。

いやぁ~…この力便利過ぎるだろ!


 そして、帰る途中に言葉の付与を解除し、俺達三人の家へと帰って来た。

しかし、やはり狭いな…これも「言葉の力」で何とかならないのか…

いいや、何とかなっても立ち退く時に何か言われる。

我慢するしかないか…


「さぁ、成也君!

 決めようじゃないか、僕等の秘密組織の名前を!」

「うぅ~ん…無難に『革命軍』とかで良いのではないか?」

「力娘君、単純過ぎる名前は却下だよ!」

「うぅっ…言葉がストレート過ぎるのだ…」


名前ね…正直力娘の考えた名前でも全然良い気がするんですけど?

だが、解娘のあの熱くて真っ直ぐな瞳…生半可な名前にしたら一生恨まれそうだな…

「革命の力」…力…異能の力…異能…


「うぅ~ん…『異能クラブ』なんてどうだ?」

「…」


あれぇ~?期待外れな答え出してましたかぁ~、俺ぇ~?

これでも一生懸命考えた名前なんですけどぉ~…


「いいね!それにしようじゃないか、良い名前だ!

『異能クラブ』、良い響きだ!」

「この名前で良かったのねぇ~!?

 一瞬だんまりしてたから焦ったよ!」


さて、そんな訳で俺達三人+二匹で作った同好会、

「異能クラブ」が創設されたは良いが…


 当然、学校側がそれを受諾するはずもなく…


「駄目だね、同好会設立も認めないね!」

「「えぇっ!?」」

『まぁ、そうなりますわな…』


校長も教頭も、生徒指導担当の先生も、担任の北条先生も

首を縦に振らなかった。


皆さんこんにちは、かつらぎ未来人です!

もうすぐ夏がやって来ますね、

脱いでも脱いでもなくならない暑さがやって来るあの忌々しい「夏」が(早口)!

さて、何を話そうかな?

後書きに書く事って、最近起きた面白い話くらいしかないんですよね…

まぁ、仕事クビになったから面白い事なんかないけど(´;ω;`)…

まぁ、強いて言うなら

昨日、執筆したかったのに

親が30分も妨害して来た事くらいですかねwww

ではでは、最後に

ブックマーク、高評価、コメントお待ちしております!

では、また次回お会いしましょう!

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