第二章 結成、「異能クラブ」 第二話 部活を作ろうよ?
どうもこんにちは、
久々に肉を食べたら
牛肉三枚でお腹いっぱいになったかつらぎ未来人です。
ご意見をお聞かせください。
その日の夜。
俺の家に新たな家族が増えた。
「あのさぁ~…俺、一言も家に来いなんて言ってないんですけど?」
「良いじゃないか、モブの成也様は、
おいらの主様同然なのだ!
だから、従者として家で暮らす事も当たり前なのだ!」
「まぁ、力娘は筋がギリギリ通ってるから良いとして…
問題はお前だよ、解娘?」
「あら?僕と君は仲間で相棒。
生活を共にする事に何か異議でもあるのかな?」
「お前は構わないかもしれないけど、俺等一応思春期真っ盛りの学生だよ?
しかも、異性同士で一つ屋根の下で暮らすのはコンプラ的にマズいんじゃ…?」
「でも、僕はここを出たら野宿確定だよ?」
「何で!?親御さんが心配するんじゃないの!?」
俺がそうツッコむと、解娘は表情を暗くしてこう口にした。
「僕もえびす君と同じでね…
家出した馬鹿なのさ…」
「何か家出してウチに来る人多くない!?
まぁ、何で家でしたかは聞かないでおくけど…」
「話すさ、それが…
ここで暮らす事の交換条件にでもしてもらえば…」
「あの、俺がパワハラしてるみたいになるから
その言い方止めて!?」
俺がそうツッコんだ後に、解娘は自身の過去を語り出した。
「僕の両親は二人共上級国民と言うヤツでね…
想像の通り、家の名を汚すな等と揶揄された結果、
こうして家を出て来たという訳さ…」
「それは分かったけど、ナチュラルに人の心見るの止めてくれません(n回目)?」
「おっと、失礼…」
各々事情があってウチに来たって事か…
いいや、そこを突くのは何か違う気がするから止めておこう。
ただなぁ…この狭い部屋で「3人+2匹」は窮屈すぎるよ?
実質5人暮らしじゃん(泣)…
せめて、もう一部屋空いていればなぁ…
1DKで五人生活は辛過ぎる…
すると、俺の心をまた見た解娘がいずもに何か指示している。
マズい、嫌な予感しかしない!
「ちょっと待ったぁー!」
「え?何?」
「いや『何』じゃないから、絶対ロクな事しないでしょ!?」
「え~?隣の部屋の人に立ち退く様に命じただけだけど?」
「余計なお世話、そう言うロクでもない考えは必要ないの!」
「「は~い…」」
「不貞腐れんな!」
はぁ…止めて良かった…
(成也、力娘を取り押さえる)
「むぅ…(怒)」
これは…想定したより何倍もめんどくさい日常になりそうだな?
まぁ、刺激的だから良いけど…(呆)
翌日の朝…早速トラブルが起きていた。
「何で成也さんと一緒に学校に行ったら駄目なんですか!?」
「いや、クラスの状況を知らない力娘は仕方ないとして…
解娘さんはクラスの状況を分かってないんですか!?」
「え~?皆仲良く普通に暮らせてるじゃないですか?」
「アンタの目は節穴か!?
男女の間に、あれ程分かり易い溝が成形されてるのに、
何で『皆仲良く普通に』とか言えるんですか!?」
「それは成也さんの主観に過ぎな…!?」
あぁ、駄目だ…この先連続でマズいトラブルにしか巻き込まれない気がする…
俺は一緒に登校する事を全力で拒んだが、話が聞けない馬鹿二人に押し負け、
泣く泣く一緒に登校する事にしたのでした、はい(泣)。
そして、登校時…案の定、皆から白い目で見られる事になる。
「何よ、アイツ等…?」
「この学校のしきたりを知らねぇのかよ…?」
「男が女二人とイチャ付きながら歩いてやがる…」
「リア充爆ぜろ…」
マズい、このまま教室に向かえば間違いなく面倒事は避けられん…(泣)
つか、何でこんな事になったんやろ、今の俺には全く分からん…
そんな俺を見て「なにもしてませんよ~」的な雰囲気を辺りに撒き散らす
この馬鹿二人を今すぐにでも殴…
そして、教室の前に来た……は、良いけど…
どうする、このまま教室に入れば確実にめんどくさい展開になる…
けど、入らなければ遅刻扱いになるし…
どうしたものか…そう思った時には時既に遅しだった。
(馬鹿二人、教室の扉を勢い良く開ける)
「……(絶望)!?」
「おっはよーございまーす!」
「……?」
おっ…………終わっ………終わったぁぁぁぁぁ!?
えぇー!?何これぇ!?
最新版ゲームソフトを三日で全クリした時と同じ絶望感感じるんですけどぉ~!?
いやいやいやいや、今はそんな事考えてる場合じゃあねぇぇっ!!
どうやってこの絶望的な展開を相手するかを考えるんだ、俺ェェェ!
「あ、解娘さん。おはよう」
「あぁ、おはようだな、皆?」
「この人達がモブの成也さんのクラスメイト…」
あ、そうだ!知らない人の振りをすれば良いんだ!
そうすれば何も障る事なく、このピンチを乗り越えられる!
……しかし、そうは問屋が下ろさなかった。
「成也君、君も早く教室に入り給え?涼しいぞ?」
「そうなのだ、おいらの名付け親さん?」
かっ…完全に他人のフリ出来なくなったぁー!?
「おいおい、解娘と成也、そして
あの新入りが友人みたいになってるぞ…?」
「どうせ、成也が口説き落としたに違いないよ…」
「男が女と仲良くするなんて、馬鹿じゃないのかしら…?」
あ~ぁ、完全にトラブルに巻き込まれるの確定ガチャだよ…
まぁ、ポジティブに考えれば喧嘩には発展しないから大丈夫だろうな……
さて、それはそれとして…
力娘の事をどう説明しよう?
俺の親戚の家の子供とでも伝えようか。
「はい、お前等ぁ~席付け~…」
来ました。やる気のない話し方しかしないけど、生徒思いな俺らの担任。
北条エリス【ほうじょうえりす】先生だ。
何気に初登場だな。
「そこのオレンジ髪の君、こっちに来なさぁ~い…」
「分かったのだ…?」
そんな訳で、力娘の説明を北条先生が俺の代わりにしてくれた。
こういう時に大人は頼りになるからな…
「草野は青山成也の親戚の子だ。
そこんとこ、よろしく~…
じゃあ、SHR始めるぞぉ~」
せめて「親戚の子」という紹介はしなくても良かったのになぁ~…
案の定、クラスの女子から白い目で見られている俺氏であった。
その日の放課後。解娘がこんな提案をして来た。
「なぁ、成也君、力娘君?
僕等で秘密組織を作らないかい?」
「秘密組織…何故にそれを作ろうと思ったんだ?」
俺がそう問うと、解娘はこう理由を話した。
「先の一件で、不可解な事件の実行犯はこうして目の前に居るから
一旦は一件落着と言った所だけど…まだ首謀者は見つかっていない。
だから、『革命の力』を手に入れた僕等が手を合わせて戦う必要がある。
敵に対するイメージが深く分かっているなら、すぐに動く事も可能だけど…
力娘君も顔を見た事がないとなっては…
と、いう訳でだ。部活を作ろうではないか!」
唐突に新たな部活を作ろうと言う意見が出て来た。
皆さんこんにちは、かつらぎ未来人です。
この前、約一年振りに焼き肉を食べに焼き肉レストランに行ったんですよ!
店に入った時のテンションの昂りは半端なかったよ、マジで!
僕等以外に客が居なかったら、その場でブレイクダンス踊ってたかもしれなかったし…www
でも、僕ももう大人なんですね。
豚肉と鶏肉はペロッと食べ終えれたんですけど、
牛肉だけが全く食べれなくて…
前書きにも書いている通り、三枚食べたくらいで一気にお腹いっぱいになって…
その後は焼いた野菜だけ食べてましたよ…www
てか、僕の好物が…あの、子供みたいなんですよねwww
ステーキと寿司が僕が好きな食べ物です!
いや、小学生か僕!?
ちなみに、僕は肉派か魚派と聞かれたら、
魚を選びますね。
理由は、寿司が好きだから…
いや子供か僕ぅ!?
ではでは、最後に
ブックマーク、高評価、コメント、お待ちしております!
また次回お会いしましょう!