表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

6/23

第一章 モブと謎の少女 第五話 不可解な事件

どうも、バナナコーヒーを飲んで全て吹いた

かつらぎ未来人です(汚いYO!!)。

ご意見をお聞かせください。

「僕と友達に…いいや、親友になろうよ?」

「……は?」


解娘から提案された内容に俺はある意味驚きを隠せなかった。

俺は何度でも思う。

「親友になろうよ」ではなく「仲間になろうよ」だろうと。

しかし、俺のクラスは男女間の溝が深い。

ここで親友になれば。念願の女友達も増える…

だがしかし、そうなれば男子から良からぬ目で見られる事になる…

「ハイリスクハイリターン」ってヤツだな、コレ…


「はいはい、頭の中でハイリスクハイを予想しなくて良いから、

 早く僕の質問に答えてくれないかな?」

「なっ…何で俺がその事を考えてる事が分かったんです!?」

「簡単な話さ、僕がいずもと契約して得た力、『演算』で君の頭の中を見ただけさ?」

「え…『演算』?何なんです、その能力が如何にも厨二的な力は?」

「一言余計な事言うね、君?説明しよう、僕が契約して得た力、『演算』は…

 主に『理系』の力を具現化したものなんだ。

 つまりは、数学的知識や物理的知識を実際に武器や力として扱う事が出来るんだ」

「なるほどぉ~…」


理系の力を具現化ね…文系の俺には到底理解出来ない力ですねぇ…

いやいや、そもそも理系の力って何!?

傍から聞くと数式で物事解決しそうな人が使う力としか

考える事が出来ないんですけど!?


「あぁ~…僕は一般的な『理系馬鹿』じゃないから安心して?

 この力を使うに当たって少し掻い摘んでるだけだからさ?」

「何だ、よかった~…安心したよ…」


良かった、本当に良かった。

一般的な理系馬鹿に数式で尋問されるかと思ったYO!


「さて、僕の力の話はここまでにして…

 成也君、これは僕の予想だが、君が行使出来る力は…」

「解娘殿が使う力が理系寄りだとすると、

 成也殿が使える力は『文系』じゃな…」

「僕の台詞取らないで。えびすちゃん…」

「それに、わっちの家は文系の勉学しかしておらんかったからのう…

 まぁ、わっちはどっちかと言うと理系が好きじゃが…」


だったら言いたい事がある。


「じゃあ、何で理系の力が使えないんだよ!?

 付与した者が使える能力と。付与された能力が180度

 ちゃっかり変化してんだよ!?」

「仕方ないであろう…理系の力の付与の手段が分からぬかったから…」

「そうですか~…まぁ、理系の力だったらさっきみたいに簡単に扱えるか分からんからな…

 つまり、解娘さんは…」

「解娘で良いよ?」

「では改めて…

 解娘は理系派で、彼女と契約したいずもも理系が好きだという事に…」

「いいや…僕っちは文字を読むのが…好き…」

「そっちも逆転してんのかい!」


まぁ、趣向通りに能力が開花する訳ではない訳ね…

人生とは大変ですな…

あれ…?何か大切な事を忘れてる気が…


「あ」

「どうしたんだい?成也君?」

「俺達がここに来た目的を忘れてました!

 この町で問題になっている不可解な事件の調査に…」

「あぁ、だったら…」


俺の手を握って解娘は歩き出す。


「それを僕等も丁度捜査してたんだよ。

 だから、一緒に行こうか!」

「急過ぎるな、おい!?」

「待つのじゃ、成也殿、解娘殿!」

「待ってよ~…解娘ぉ~…」


俺とえびすは新たに解娘といずもを仲間(?)に加え、

不可解な事件の捜査に赴くのだった。


 町の外れにある大きな山の中。

ここに、不可解な事件に関係している者が居るとか居ないとか…

不確定情報なんかい、おい!?


「この山の中を探れば、何か見つかるかもしれない…はず!」

「『はず』なのねぇ~、情報不確定過ぎるだろ、おい?」

「まぁ、気長に探そうよ?

 まだ3時だし、ね?」


なんだろう、この人…

初めて会うのに気さくに話してくれる…

まぁ、悪い人ではないから気にする必要はないかな?

俺と解娘は森の中を話しながら歩いた。

そして、気付いた事がある。


「ここまで深く入ったんなら、熊や鹿の一匹くらい現れてもおかしくないんだけど…」

「全く出て来ないな…」

「おかしいのう…」

「…うん」


こんなに獣道や足跡がたくさん残っているのに、

野生動物が一匹も姿を見せない。

てか、今日会った動物って、さっき戦った魔獣くらいだけど!?

普通の熊や鹿とも会いたいんですけど?

しかし、奴等(野生動物)はすぐに見つかった。


「これは酷い…」

「何で…殺されてるんだ…?」

「酷いのう…」

「なんまいだ~…」


頭がない死体の状態で見つかった。

しかも、一匹二匹じゃない。

何十匹も群がって死んでいたんだ。

まるで、何かを守っていたかの様に…

辺りには赤黒い血の臭いが異常な程に満ち満ちていた。

大丈夫?子供には見せる事が出来ない画になっているんですけど?


「どういう状況かは分からないけど…

 見過ごせる状況ではないね…?」

「そうだな、このまま放置してたら…

 町に被害が広がるかもしれないし…早急に犯人を見つけねばな…」

「そうだね、二人しか居ないけど…やるしかない!」


俺と解娘は森の住人達を弔い、犯人を捜しに森を探した。


 森の奥深くへ進んで行くと、明らかに人が作った大きな屋敷がそびえ立っていた。

見る感じ草も長々と生えてるし、家の壁にはツタが伸びている。

しかも、窓は割れてるし…

ここは空き家なのか?無料で引き渡してくれるなら俺がここに住みたいです!


「成也君、ここに住みたいとか夢みたいな妄想するんじゃないよ?」

「はい」


と、いう訳で

俺達は屋敷に足を踏み入れた。


 中はカビ臭いし、草のニオイが半端じゃない。

さっき住みたいとか言ってたけど、前言撤回で!


「この家…間違いない…」

「何がです?」

「ここに、不可解な事件の犯人と、動物達を殺した犯人が居る!」


何故そこまで強く言い切れるんだ?

情報が不確定過ぎて一言も返す言葉が見つからないんですけど?


「何故そう言い切れるかって?」

「ナチュラルに人の心を覗き見るの止めてくれません?」

「この草とツタの形…」

「無視すんな、ボケ」


俺の反論を無視して、解娘は説明を始めた。


「『理系』の力で見る限り、この草とツタは『あるもの』を避けて生えている」

「…と、言うと?」

「この家に、自然の生き物が恐れおののく存在が居るという事だ!」

『はいはい、中二病乙~』

「僕は中二病ではないぞ、てか、心の中で僕の悪口言うの止めてくれないか?」

「そっちこそナチュラルにエスパーすんの止めてくれません?」


まぁ、お互いに悪い所があるから直して行きましょう的な…

俺がそう思った次の瞬間──

(成也の体が宙に舞う)


「ぐはっ!?」


俺の体を鈍い痛みが襲った!

何だ、何をされた!?

俺は辺りを見回す、すると、目に見えたのは…


「太い…幹…?」


植物の幹が密集して大きな剣の様になったものが見えた。

そして、それが出て来ている方を見れば…

また不可解な存在が見えた。


「おいらの家から出て行け、侵入者!」


ツタに塗れて顔が見えないガタイの良い大人がそう俺達に向けて叫んでいた。

皆さんこんにちは、かつらぎ未来人です!

コーヒー飲める、抹茶飲める、お酒も飲もうと思えば飲める。

なのに、紅茶が全然飲めない(´;ω;`)!

何でェェェェェ!?

あの、先に言っておくと、

紅茶味のお菓子は食べれます。

でも、紅茶そのものは飲めません!

何でェェェェェ!?

思い返せば、小学五年の頃から戦ってるな、僕。

家庭学習の授業で、紅茶を淹れて、飲んで、皆で勢い良く吐き出して…www…

それからと言うもの、全力で戦いましたよ。

紅茶とね!

でも、コーヒーも抹茶もお酒も飲めるようになったのに、

紅茶だけ一向に飲める気配しないんですよ(´;ω;`)!

高校時代の友人からも

「お前紅茶飲めないって…

 人生の8割損してるよ?」

って言われて、少し傷付きましたね(´;ω;`)…

まぁ、紅茶味のお菓子も好きではない。いや、寧ろ嫌い。

子供ですねぇー(´;ω;`)!!

ではでは、最後に高評価、ブックマーク、コメント

よろしくお願いします!

では、また次回お会いしましょう!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ