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第一章 モブと謎の少女 第三話 事件のニオイ

どうも、腹筋100回したらダブルの意味でお腹が痛くなった

かつらぎの未来人です。

ご意見をお聞かせください。

今日もいつも通り学校に行こう。そうした時だった。


「行くな、学校…」

「え?」


えびすが俺の制服の裾を握って離さない。

もしかして、寂しいのだろうか?

いやいや、二日連続で甘やかす訳にはいかない。

しかし、


「ダメ…なのかや…♡」


その視線で見つめられると、否と言えなくなるじゃないか!

視線だけではなく、顔を擦り付けて離そうとしない。

別に付いて来ても良いが、周りにどんな目で見られるか分からん。

というか、耳と尻尾があるから普通に見られたらマズいな。


「…という訳で、連れて行く事は出来ない、済まない。」

「どういう訳じゃ!わっちを一人にするでない!」

「甘えたての仔犬か、でも、万が一えびすを見られたら…」

「安心するのじゃ、わっちは心を許した人間以外に見える事はない!」

「なにその都合の良過ぎる能力!?

 まぁ、それなら付いて来ても良いけど…でも、学校はつまらない所だぞ?

 良いのか?」

「構わぬ、わっちを一人にさせぬのなら

 何でも良いぞ!」

「ホントに『かまってちゃん』なんだね…

 実家の凶暴猫を思い出すよ…」

「わっちは猫ではないぞ…」


と、いう訳でえびすを学校に連れて行く事になった。


 一時間目。現代文。

先生の教え方壊滅的に酷い。

何言ってんのか分からん。

えびすは膝の上で寝てる。

以上。


二時間目。数学A。

俺は文系なので理系の授業は苦手だ。

しかも、担当の先生が話が通じない老害なので余計に応える。

えびすは廊下を走っている

以上。


三時間目。体育。

やっとえびすが楽しめそうな授業が来た。

だがしかし、今はまだ集団行動なので

高校でよくある球技選択にも至っていない。

えびすはグラウンドで野良猫と遊んでいる。

以上。


四時間目。古文。

最初の方は先生が言う言葉を理解出来ていたから良かったが、

今は何を言ってるのか理解が出来ない。

なんか一生懸命説明している気持ちは伝わるが、

本当に何を言ってるのか理解出来ない。

えびすはまた廊下を走っている。

以上。


昼休み。

ここでは俺の友人と弁当を食べる事にしている。

何気ない会話しかしていないが、たまに面白い話が出る事もある。

ただ、俺のクラスは男女に深い溝が出来ているので

恋バナはしないし出来ない。

えびすはクラスメイトにちょっかいをかけている。

見えないからってはしゃぎ過ぎだぞ?

そして、1時間の昼休みが終わった。


五時間目。物理。

先程も言ったが、俺は文系だ。

だから、物理も数学も分からん。

今回の先生の説明は分かり易いが、

板書が酷い。

黒板に書いているのがイラストなのか文字なのか全く分からん。

えびすは先生の邪魔をしている。

以上。


六時間目。LHR。

今日は月曜日なので最後の授業…いいや、やる事は

LHRというクラスの話し合いだ。

今日は何を話すのだろう?


「最近、この町のあちこちで不可解な事件が起きている。

 猫の生首が落ちていたり、お爺さんが奇声を上げながら徘徊していたり、

 挙げてみればキリがない。

 それでだ、お前達もこの一連の事件の被害者になる可能性もゼロとは言えない。

 だから、登下校中は気を付けてもらいたい、良いな?」


不可解な事件…か。

俺には無縁な話だな、そう思い、えびすの方を見てやれば…


「はうぅ~っ!これはわっち等の出番じゃな、成也殿?」

「何で目をキラキラ輝かせながら興奮してるんですか!?」


興味津々になって先生の話を聞いていたのだ。

もしや、えびすの奴…見た目に反して戦闘狂なの!?


「むぅ…(怒)

 わっちは戦闘狂ではない、ただ…一端の戦士として

 見て見ぬフリは出来ぬ、それだけじゃ」

「そうですかい…」


俺は今まで普通に生きて来た。だから、普通以外の面倒事は避けて通って来た。

でも、えびすに出会って…普通のままじゃ、それはそれでおかしい…

ならば…!


「えびす?」

「?」

「見回り…行くか?」


俺がそう言うと、えびすは制服のネクタイを引っ張って…


「それでこそわっちの主様じゃ!

 では、『ブカツ』とやらもサボって向かうとするかの!」

「はいはい、先輩の目を盗んで抜け出しますよ…」


そんな訳で、俺とえびすは一連の不可解な事件の捜索に赴く事になるのだった。


「アイツ…一人でなに話してるのかしら?」

皆さんこんばんは!

かつらぎ未来人です。

偽名使うの疲れるな(-_-;)…

書く事がないので

後書きはここで終わりです、すみません…

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