目が覚めたら眼鏡っ娘が居た
自室で倒れて気が付いたら知らない所に眼鏡っ娘と居た
目が覚めたら目の前に眼鏡を掛けた美人が居る
うん、これは夢だな
私はそう思った
顔の大きさ
背の高さ
足の太さ
胸の大きさ
髪型
ファッション
外見だけでも人の趣向は人それぞれだ
なのに突然現れた目の前の女性は少なくとも自分の外見的な趣向に当てはまりすぎて怖いくらい美人だった
ただ一つ違和感があるとすれば彼女の足にある銃器だ
自分には武装少女趣味は無いと思っていたのだがこれは無自覚の趣向と言うやつなのだろうか
「やった!成功した!本当に呼び出せた!」
目の前の女性は両手を握りしめ嬉しそうに呟いた
その姿はまるで子供が何かの実験が上手くいった時の様な反応だったので
おもわず「かわいらしいな」と感じた、
天使かな
天使はその後一息つくと
「こんにちは、初めまして、体調は大丈夫ですか?なにかおかしい所はありますか?」
「ええと、言葉は解るかな、わたしはアイカ・フラウ、アイカと言います
あなたの名前は何と言いますか、あなたに名前はありますか?」
アイカと名乗る女性はまっすぐな瞳でこちらいに問いかける
慣れない女性との対面で思わずドキドキする
「私の名前はアイダ・リュウイチです」
かろうじて名前だけ答えた
「アイダ・リュウイチね、じゃあリュウイチさんでいいかな」
「よろしくね、リュウイチさん」
そう言いながら差し出された手をこちらも握り返す
その手は自分より一回り小さいかわいらしい見た目だったが
握り返した時の感覚はなぜかどこか不思議な力強さを感じた