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難しい様で簡単


 「ところで、俺ってこの先どうすればいいんですかね?」


 そうです金堂は今家がありません。 


 「ジャックが連れてきたことも何かの縁、うちで働く?」


 「なら俺の従者をやるといい、最近一人でつまらない!」


 金堂はジャックの従者をやることになりました。


 「ああもう限界っ、何か食べさせてくださいっ!」


 金堂は2日間水しか飲んでいません、とても飢えています。それなのにジャックとハルクはひたすらに話し、料理を用意しようともしませんでした、鬼です、鬼畜です。


 「あら、そういえば何も食べていなかったのよね、お粥を用意させます」


 ジャック達はご飯を食べました。

 ジャックは考えました、異世界人は少ないけど既にいる、異世界人は何か凄い。異世界人の力でたくさんお小遣いを増やそうと。しかし、もう夕方です、お子様は寝る時間です。ジャックは気絶する様に寝てしまいました。


 「おい、こいつ大丈夫か?」


 「いつものことだから大丈夫、ジャックも寝たし、君には従者としての軽い業務説明を受けてもらおう。おーいウェイト。 」


 「はっ」


 蓮はウェイトに連れられ、騎士達の修練場につきました。


 「僕はウェイト、ジャック様の護衛になる予定です。今はまだジャック様の護衛ではありませんが」


 「あのー、俺の仕事従者であって護衛ではないんですが?」


 蓮は非常に困惑しています、当然です。従者として雇われたのに騎士が出てきたのだから。


 「あ、すみません、アスト家の従者はコストカットのため皆護衛としても機能するんです」


 そうです、アスト家は貧乏家族です。だからと言ってコストカットのために従者兼護衛は流石にアホです。もっといいコストカット方法があるはずです。


 「とりあえず今日は気の基本を習得してもらいます。まず気はチャクラとも言い人体の生命エネルギーそのもので魔力とは特性が変わります」


 これからウェイトの気についての講習が始まりました、長いので要約すると、気は生命由来のエネルギーで魔力より人体能力の上昇率が高いです。

 それに比べて魔力はありとあらゆる魔力が遮断されてない場所にあるエネルギーです。魔力は現実の現象を書き換えるエネルギーであるのに対し気は現実の事象を継ぎ足すエネルギーであります。わかりにくいですが察してください。


 「なるほど? で、それの基本を今日習得するんですか? もう午後5時ごろですよ?正気ですか?」


 「はい、さっきの説明を聞くと小難しい物のように感じますが、基本はすごい簡単です。まずは今からあなたに気弾を打つので受けてください」


 ウェイトはジャックに気弾を打ちました、手加減はしてもクソ痛いです。よそ見して歩いていたら電柱に額をぶつけた時くらい痛いです。


 「痛っ、なんなんですか急に、痛いです!」


 「急ではないです、気弾を打つとあらかじめ言いました、後は気弾を受けた場所に意識を集中してください、多分流れが阻害されているような違和感があるはずです、後はその流れを強く動かすイメージをしてみてください、それで基本は終了です」


 蓮は気の基本を習得しました。午前2時ごろです。

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