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一人目
期間が空きすぎてしまいました…
申し訳ない…
「落ち着きなさんな、え〜…」
「ラスタリーだ!」
「あぁ、そうそうラスタリー…だっけ?」
「ラスタリーだ!」
「あってんじゃないのよ…」
少し呆れながらヴェリー家の女は口に出す。
「あたしの妹の入学式なのよ?騒ぎ立ててもらっちゃ困るんだよ」
ヴェリー家の女は剣を抜き払いラスタリーに向ける。
「分かったかい?」
目が鋭利に光る。…人を殺せるだろうな。
「きッ、貴様!私を脅すか?」
「脅すぅ?頼んでるんじゃないの」
その目で言われても説得力はない…。しかし、その声を聞こうとヴェリー家の女は止まることはなく剣の先をさらに近づける
「分かったの?」
ラスタリーが引き立った声を漏らし、
「わ、分かった!分かったから!その剣を引け!」
満足そうな顔をしたヴェリー家の女は剣を納め、
「んじゃ、大人しくしててね?」
颯爽と立ち去っていく女の後ろを見つめ、ラスタリーはただただ、唇を噛んだ…
楽しんでいただけたら、幸いです。
指摘等お待ちしております。