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家紋と心構え
中心のやつって書くの疲れた、やっと終わった…。
貴族、よく聞く話だ。
平民とは似ても似つかない位の存在。
国の主である王から平民に比べて特別な扱いを受けることを許可されている、一部の国民だ。
他国でも名前は違えど、貴族のような存在はあるらしい。
貴族の証拠は胸についた家紋だ。中心のやつは胸に獅子の形がついている。
女の方は鷹だ…なるほど…。
「クラン家の…えっと、誰だったかしら?」
目つきの悪いヴェリー家の女は顎に手を当て、首を傾げ、少し唇を尖らせた。一般的な女子がやると可愛くなるあれだ。
…なんだろう、怖いな?おいおい、少年失神しながら失禁してるぞ?どうなってんだあいつ…
「クラン・ラスタリーだ!」
額に血管を浮かべながら中心のやつ、ラスタリーは叫んだ。
お楽しみ頂けたなら何よりです。
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