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イケメンメダカ、街を救う!…そして明かされる秘密?


 状況の変化というものはあるものである。

 指揮官には臨機応変な対応が求められる。

 要するにアドリブだ。


 そんな父上の教えを思い返すイケメンメダカだったが……




「兄さん、気にしないで。兄さんが手を出さなければ僕がやっていた」


「そう言ってもらうと少し気持ちが楽になるが……」



 順に説明しよう。

 兄弟とマリーが情報収集すべく街に入ると、エルフ国の兵隊が街に侵入していたのだ。

 何でも情勢が変わり魔の山を攻略することになったエルフ国は、軍隊の前線基地としてこの街を採用することに。

 これまで放置してきたこの街に攻め入ってきたのだ。


 魔王国のお役人もいるが、速攻、逃げた。


 ちょうど逃げる後姿を横目に町の中央広場に入るマリー(と水筒の中の兄弟)。



「おまえが人魚の娘か」



 マリーは、ハーフ人魚だが。

 理由はなくはない。

 人魚の血を引きモンスターテイマースキルを持つマリーのおかげで街は海の魔物から守られている、そのマリーの確保は理にかなっている。


 でもね~。


 エルフのオスの態度がこう。


 日本文化でいう悪代官のよいではないか、おやめください、お代官さま的ななんやかんやで、マリーの薄い乳のない胸を揉むに至って……切れたイケメンメダカが……


 エルフの悪代官を切り刻んじゃったテヘペロ←イマココな状況だったんである。


 で。

 冒頭の慰めに戻る。



「よく考えたら実家を狙うエルフ国を滅ぼすべきだ!」


「そうだよ兄さん」



 何も問題なかったと思いなおす兄弟。



「そうですよ、隊長さん!」



 マリーもなんか、頬を赤らめながら熱弁。



「みんな聞いてください!」



 マリー、街のみんなに事情を説明。

 こう色々と兄弟の正体までベラベラ……といっても超強い正義の味方なんですからねッくらいだったが。


 街のみんなは疑心暗鬼だ。


 そりゃちっこいメダカだしね~。


 本来なら、マリーの秘められた能力が目覚め~なんて適当に設定盛って、陰ながら兄弟が活躍すればいいところなんだが、何だかそういう気分じゃない。


 町民の中、ちっこい子供がカッケ~なんて視線でメダカの兄弟を見つめていたんである。



(なんか二期生と変わらんな)


(うん。子供は人間も魚類も一緒だね、兄さん)



 というわけで、



「俺たちは正義の味方だ。俺たちが来た以上、この街の安全は保証する!」


「「「オオオッ!」」」



 子供限定だが、歓声が上がる。







 結論、その日のうちに兄弟は街のヒーローとなった。


 何をやったかって……大したことじゃない。

 門番クラーケンに挨拶させたのだ。

 巨大タコの巨体が海岸まじかに浮上すれば大津波である。

 当然、ウォーターウォールで楽勝で防ぐがな。

 高さ百メートルくらいの津波、なんてことはない。


 事情を聞かされていた町民でも腰を抜かすのだ(子供たちのぞく)。

 進軍していたエルフ国の先遣隊は尻尾をまいて逃げだした。


 潰してもよかったんだけどね……


 まあ。エルフ国の内情を探る諜報活動にはちょうどよいだろう。


 逃げる軍隊の水樽へ転移しつつ、後を追う。

 というか町民の絶賛が恥ずかしすぎる。

 皆、各家庭に転移用に水筒を用意してくれた。

 子供たちに遊びに来てとせがまれる……ぐぬぬ。

 マリーが横でニヤニヤ。

 

 人魚の行方が知れたのは結果オーライだ。

 それがなければイケメンメダカがマリーにキレていたかもしれない事態だったんである。



「私も行きます」


「だがしかし婦女子を連れて行くのは」


「隊長様、マリーは役に立つでしょう。隊長様はお強いが……失礼ですが、少し世慣れていないところが。失礼。出過ぎたことを……」


「いや。その通リだ」



 町長の率直な言葉に感謝。

 今後も遠慮なく助言をくれるように頼む。

 確かに人魚を救出しようにもどう喋ったものか。

 マリーがいれば間違いない。

 町長の言い分もしごくもっともだ。



「頼むぞマリー」


「おまかせください♡」



 頬をりんごのように赤く染めるマリー、妙に不機嫌な弟、それになぜかマリーを乗せるイルカも不機嫌だった。

 マリーは水着という装備を装着し、イルカに乗って海から侵入する。



「なるほど。水の抵抗がなく、まったいら。これは、スピードが出そうだな」



 マリーも不機嫌になった。


 難しい。


 まだまだ精進が必要だと思う、イケメンメダカである。








◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇







 時間は少し遡る。


 兄弟たちが交代でエルフ軍の後を追っていた時間帯。

 水樽に転移するのは一人だけ。

 その間、兄弟は別行動。


 その隙に弟の副官メダカは、別の場所に。


 決して誰にも知られるわけにはいかない、密命である。



「ふむ。人魚と接触しましたか」


「正確にはハーフ人魚です。しかし情報も得られました」


「何か?」


「人間のメスは乳で稚魚を育てると言います」


「哺乳類はそのようですね。眷属たちも……失礼、続けなさい」


「ハイ。その中でも巨乳と呼ばれるものと貧乳と呼ばれる二種に分かれるとか。そして巨乳と呼ばれる種族はどうやらオスを魅了する、モンスターテイマースキルに類似の能力を持っているようです」


「ほほう。エルフとハイエルフの違いのようなものかしら?」



 町民の男性、複数の証言を得た信ぴょう性の高い情報である。

 ただし何事も例外はある。

 すべてのオスがこの魅了スキルに引っかかるとは限らない。

 耐性を持つものも。

 現に兄は、逆に貧乳のメスに魅了されつつあるではないか?



「となれば獲物の好みを確認するのが確実でしょう」


「ソウデスネ」



 副官メダカの報告を聞く存在……黒い影の女にとって、それは難題に思える。

 いったいどうすれば!



「その役目、私にお任せを」


「やってくれるか!」



 黒い影の女が、歓喜に打ち震えた。

 副官メダカには彼女の喜び、それこそが至上の喜びなのであるから。

 この任務必ずやなし遂げて見せよう!


 一期生の兄弟たちに託された真の目的……それは人魚の姿形についての研究であったのである!


 人魚は基本、巨乳!

 ……ただし例外もある!

 巨乳、貧乳どちらに魅了されるかは、獲物オスの個体により異なる!


 黒い影の女は、真の目的エモノのこうりゃくに近ずいた!


 ちなみにエルフ国の侵略については特に気にしていなかったという。







◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇








「クシュン」


「ご主人様、どうされました~」



 治癒魔法を持つ自分が風邪とかありえない。

 誰か噂してるのかな~そういえば子供たちは元気かな~なんて水魔法使エモノいは想い浮かべていたという。

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R18版水属性魔法をエロに派生させて異種姦ハーレムを作ろう!ノクターンにて21話以降含め、連載中です!
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