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第九話 エルフの森に星が降る 【RE版】

第一章のリメイク編完結です。

第二章から作風を少し変えた為、物語の連続性を出したく一章を直しました。

心残りもとりあえず無くなったので、もうこの作品に大きく手を付ける機会はないかと思います。

次回作のVRMMMOものに専念したいです。


 それは神様が与えてくれた一瞬であった。大河のように永遠と流れ続ける時間の潮流へとダイヴした僕は、大きく開かれた洞窟のようなフンババの口に手をかけ、口内へとよじ登った。

 鋭い牙にベトベトした唾液、きつい獣臭が僕の行く手を阻んだ。後ろを振返り深呼吸して、消え入りそうな小さな光を大事そうに抱く霧島を見下ろした。



 「霧島、待っててくれよ……」



 時間が経つに連れ、僕の疲労は倍以上の速さで蓄積され、意識は段々と歪み始めていた。

 僕は霧島の手の中で薄っすら灯る光に一縷の望みを繋げる為、持っていた槍をフンババの口内から顎に向かって突き刺したんだ。



 「やった!」



 その時だった。槍を突き刺した奴の口の中から赤黒い血が噴き出し、それを辺りにまき散らしながら、フンババは顔を振って嗚咽を上げた。

 生温かい返り血に怯んだ僕は、危うく振り落とされそうになり、何とか口の中に突き刺した槍を掴んだが、奴の顔の前に宙ぶらりんとなってしまう。

 


 「やばい、気を抜いたから戻ったのか!?」

 「那木君!!」



 それを見た霧島は、慌てた様子で叫んだ。僕の刺した槍で半分口が塞がらなくなったフンババは、その異物を取り除こうと口へと手を伸ばそうとする。



 「もう少し、もう少しだけ!」



 これ以上スロウダイヴし続ければ、気を失って地面へ真っ逆さまかもしれない。これが最後のチャンスだ。僕は奴が僕を掴む寸でのところで再び時間の奥深くへと潜り込んだ。



 「これで……これで終わりだ!」



 先程突き刺した槍の反対側に更にもう一本の槍を突き立て、奴の口は完全に塞がらなくなった。僕はそれを見届けると、数メートル下の霧島の立つ屋根の上へと跳び下りた。それと同時に僕は時の深海から半ば強制的に浮上し、時間は再びいつもの速さで流れ始める。

 不条理な痛みに夜空を仰いで嗚咽を上げるフンババ。僕は霧島の隣へ転がるように何とか着地し、彼女の手に灯った柔らかな光を見た。霧島はフンババを見上げながら囁くように喋り出す。



 「あまりスマートなやり方とは言えないけれど、あなたの勇気に敬意を表すわ。あれだけ大きな的であれば十分よ」

 「霧島……その光は?」



 霧島がフンババに向かってゆっくりと手を翳すと、彼女の細い人差し指からその小さな光はゆっくりと飛び立った。



 「さあ、行きなさい。全てを滅する超新星の光よ……」



 フンババは怒り狂い、口に槍が刺さったまま、喉の奥にめらめらと炎をたぎらせる。

 霧島の手から放たれた小さな光は、まるで夏においていかれたはぐれ蛍のように頼りなくゆらゆらと、それでも確実に前へ前へと暗闇を進んで行く。そして、その光は今まさに燃え盛ろうとする炎の洞窟の中へ呑み込まれていったんだ。



 「な……何だ? 何も起こらないのか?」

 「いいえ、私たちの勝ちよ……」



 フンババは吐き出しかけていた炎を喉に詰まらせたみたいに呑み込み、苦しそうに天を仰いだ。それを見定めると、霧島は不安に駆られる僕に希望を示すかのように、奴に向かって翳していた拳を、勢いよく開いて叫んだんだ。



 「弾けろっ!! シャンペィーン・スーパーノヴァッ!!!!!」



 その瞬間、フンババが纏っている甲冑の隙間という隙間から目も眩むような無数の閃光が飛び出し、僕は咄嗟に目を覆った。

 何が起こったのかを見届けようと、僕がゆっくりと目を開いた時には、奴の口からは一際大きな一筋の閃光、光の柱が夜空へと向かって高く高く、竜が天に昇るみたいに神々しく伸びていた。



 「凄い……まるでまっ昼間みたいだ……」



 よろよろと数歩後ずさりした後、膨大な光を吐き終えたフンババは、その甲冑だけがばらばらとなって、家屋が倒壊するような凄まじい音を立てて地面へと崩れ落ちていった。僕らは固唾を呑んでそれを見守ったが、舞い上がった砂塵が晴れると、もう奴の姿はそこになかった。



 「き……消えた……のか?」

 「浄化した……なんて綺麗事ね。私の魔法で完全に消し去ったの。肉も骨も何も残らないくらいに徹底的に……。もうこれで誰にも利用されないはずよ」



 そう言うと霧島は、緊張の糸が切れたようにフラフラと倒れそうになる。僕は彼女が屋根から落ちないように慌てて受け止め、肩を貸して座らせた。



 「大丈夫なのか、霧島!?」

 「ええ……魔力を使い過ぎたみたい。平気よ、あなたも疲れたでしょうに……」

 「俺は別に……大したことしてないよ。ただお前やノエルたちを助けたくてさ……」

 「……いいえ、私だけではもうどうにもならなかった……あなたが皆を救ったのよ」



 やがて空高く登ったあの眩いマナの光は、雪のようにちらちらと僕らの元へ舞い降りてきた。その幾千、幾億とも言える夜空を埋め尽くす無数の小さな光は、まるで星が降るように広大なエルフの森を包んでいた。

 


 その光景は、僕らが思いつくどんな甘美な言葉でさえも、皆陳腐に思えてしまいそうなほど、静寂としていて幻想的な美しさだった。



 「エルフの森に星が降る……か、綺麗だな……」

 「……那木君にしては、ロマンチックなこと言うわね。ポエムにでも目覚めちゃったのかしら?」

 「ボロボロの癖して、皮肉言うなよ。それに……お前だけには言われたくない」



 少しぐったりとした霧島は、僕の置かれた状況を皮肉って笑った。全く、いい性格をしてるよ。少なくとも、悪態を吐くくらい元気があるってことだな。

 掌に落ちたマナの星屑は、じんわりと僕にその温もりを伝え、やがて雪が解けてなくなるようにゆっくりと消えていった。

 屋根の下からは、エルフたちの歓喜と賛美の声が聞こえてくる。



 「奇跡だ!」

 「森の神は私たちをお救いになったんだ!」

 「邪悪な怪物は消え去ったんだ!」

 「勇者様万歳! 魔導士様万歳!」

 「美しい……これはきっと森の神の光だ!」



 村の奥の屋敷からは、避難していた女子供たちが飛び出してくる。皆抱き合って喜びに沸き、その声に混じって、僕らを呼ぶ嬉々としたノエルの声が響いた。



 「兄さーん! 吾妻ー! 摩利香ー!」



 ノエルは喜び勇んでイアンに跳びつくと、屋根の上に座込む僕と霧島にこれでもかと手を振っていた。

 マナの柔らかな光がノエルの無邪気な笑顔を照らし、僕はノエルのその朗らかな笑顔を見て、彼女を救うことができたんだと改めて実感した。



 「二人ともありがとー! 吾妻、約束守ってくれたね! さすが私の未来のお婿さんね!」

 「いや、えーと……」



 噴き出す霧島。僕の安堵はあえなく引きつった苦笑いへと変わった。あの可愛いエルフの少女を傷付けずに、どうやってこの誤解を解いたらいいものだろうか。どうやら、僕の本当の戦いはこれからのようだ……。



 「今回の大ボスはあの小さなエルフの女の子ね。さすがの勇者様の手にも余りそうだわ」

 「……お前な」



 そんな誤解など全く知る由もないノエルは、空から止めどなく降ってくるマナの星々を嬉しそうに見上げ、天真爛漫に目を輝かせる。

 そして僕らに向かいスカートを少し持ち上げて軽くお辞儀すると、くるりと回ってステップを踏みだした。



 「なんて綺麗なのかしら! 吾妻、私の踊り見てて!」



 ここのエルフの伝統舞踊だろうか? 当り前だが、それは見たこともない踊りだった。だけど、その無邪気なエルフの少女の喜びの舞いは、美しい星屑が一向に降りやまぬ夜空の下をステージにして、まるで全てのものへ平和の訪れを告げているみたいだった。

 疲れ切っていた僕と霧島は、並んで眺めながら、全てを忘れてその幸福に満ちた踊りに魅了された。



 やがて戦いの疲労で意識が朦朧としてきた僕は、安堵と恍惚の中、柔らかな光の渦へと呑み込まれていった。



 


 



 「……吾妻! 吾妻ったら! 吾妻、起きてよ!」



 聞き覚えのある懐かしい声だった。この鬱陶しいくらいに快活で、寝起きだと胸焼けしてしまいそうなこの声。戦いに疲れた僕は、また夢でも見ているのだろうと思った。この声だって、どうせノエルが枕元で騒いでいるんだ。



 「……ちょっとノエル、静かにしてくれないか?」

 「何寝ぼけてんの、吾妻? 階段で転んで頭でも打ったの? しっかりしてよ!」



 ずいぶんと生々しい感覚だった。僕は誰かの腕に抱かれ、僕を包んでいた光の霧は、その声によってどんどんと晴れていった。



 「……毘奈なの……か?」

 「何言ってんの? さっきから一緒にいたじゃない! ホントに大丈夫?」



 瞳を開けると、そこにあったのは心配そうな表情で僕を抱きかかえる幼馴染の毘奈の顔であった。人懐っこい小動物みたいな円らな瞳、長く艶やかな黒髪、そう言えば、あの時の傷はまだ残っているのかな? 数日会ってないだけなのに、なんて懐かしいのだろう。



 「毘奈、俺……気を失ってたのか?」

 「そうだよ! 屋上から下りてくる時によそ見してるんだもん! 凄い勢いで階段から転げ落ちたんだよ!」



 起き上がり、薄暗い階段の上を見上げると、屋上へと通じる扉は開かれており、そこからは薄日が差していた。

 一体どういうことだろう。ボロボロになった学校の制服は元通りだし、返り血を浴びた形跡もない。あのハシエンダでの出来事は、全て夢オチだったとでも言うのだろうか?

 キョロキョロしたり自分の体をつぶさに見つめる僕を見て、毘奈は泣き出しそうな顔で言った。



 「もう! 心配したんだから! 馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿……馬鹿吾妻!!」

 「あ……ごめん。俺はたぶん大丈夫だから……」



 そうだ、僕はあの世界で毘奈ともう会えなくなることを、何度覚悟したことだろうか。彼女とのことは全て心残りだった。だけど今ならきっと前に進める。霧島やノエルやイアンにエルフの人々、あの世界が僕へ前に進む勇気を与えてくれたんだ。

 毘奈は相変わらず僕のことを不安そうな様子で見つめていた。僕はそんな彼女を見て、何かを悟ったように微笑をする。



 「毘奈……その……ごめん」

 「……え?」

 「なんかさ、お前に彼氏ができてさ、こう……どう接したらいいのか分からなかったって言うかさ……でもさ……僕は本当はこう言ってやるべきだったんだよな……」

 「吾妻……どうしたの?」

 「ありがとう……おめでとう、毘奈」



 全く気の利いた代物ではなかったが、今の僕が彼女に言ってやれる最大限の祝福だった。毘奈はその円らな瞳を大きく開いて、僕がいつか見ていた春の陽だまりのような温かな笑顔を浮かべると、嬉しそうに言葉を返した。



 「変な吾妻……なんでお礼をいうの? それに“僕”って、昔の吾妻みたい」

 「何でだろうな……ただそう言いたかっただけだよ」

 「意味わかんない……でも凄く嬉しいよ。私もありがとね、吾妻! それじゃ、大丈夫そうだから、私、部活行くね!」



 少し照れくさそうに階段を駆け下りて行く毘奈の後姿を眺めながら、僕はその言葉に何かの終わりと始まりを感じていた。

 そのやり取りの余韻に浸っていた僕は、ふと霧島のことを思い浮かべた。この流れからいくと、彼女とのあの出会いも、いや、彼女の存在自体も夢であったのかもしれない。

 何だか悲しい気持ちで立ち上がった僕は、今まで握っていた拳の中で、何かが薄っすらと光っているのに気付き、ゆっくりと手を開いた。



 「これ……霧島のマナの光?」



 それはあのエルフの森に降った小さな光だった。その光は僕の掌から浮かび上がると、薄暗い階段を屋上へと向かいゆらゆらと登って、開かれた扉から差し込む薄日と同化するように消えていった。

 あの世界、あの人々、そして霧島 摩利香は夢ではなかったのだ。僕は何かに呼ばれたように、屋上へと通じる扉へと階段を駆け登り、薄暗い階段室から屋上へ出た。空を埋め尽くしていた幾重もの雲の隙間から差す、細い糸のような日の光を仰ぐと、前に見た曇り空を映したみたいなコンクリートの地面がいくばくか明るくそこに横たわっていた。



 「やっぱり霧島……ここにはいないのか……」



 あの世界に行く前、霧島は確かにここに立っていた。僕はここに彼女がいるような気がして、辺りを何回も見回した。だがそこに鋭く美しい水晶のような瞳をした少女の姿はなかった。

 少し気を落とし、引き返して屋上の扉を潜ろうとしたした時、僕は再び冷然として神秘的なあの声を聞いたんだ。



 「……話は終わったの?」

 「え……霧島?」



 僕が最初に彼女を見た場所、階段室の屋根の上で、霧島はパーカーのポケットに手を入れて立っていた。彼女の後ろから柔らかな風が吹き、彼女の短い髪やスカートが小さく舞う。屋根の上から森を見ていた時みたいに、彼女は眼下に広がる僕らの街の先、遥か彼方の空を見つめていた。



 「一体どういうことなんだ? なんでいきなり元の世界へ?」

 「私のマナ切れが原因よ。本来この世界の住人であるあなたを、私が魔法であの世界に召還していたの。あなたのハシエンダでの存在は、私の魔法で維持されていたってわけ……」



 そう言って霧島は、振返ってこっちを見る。そしてこなれた様子で階段室の屋根から僕の元へ飛び降りると、せせら笑うように僕を見つめ、いつもの調子で皮肉を言った。



 「あなたの愛しい思い人に、もう張り裂けんばかりの気持ちは伝えられたのかしら?」



 二~三日しか一緒にいないのに、霧島のそういう言い回しには、もう慣れっこだった。変な意味ではなくて、むしろ心地いいぐらいだ。



 「ああ、言ったよ。俺は毘奈におめでとうって……」

 「そう、あなたがそれを正しいと思うのであれば、それもまたあなたと幼馴染の一つの答えだったんじゃないかしら……」



 こいつにこんなこと言ったら、絶対後で後悔しそうなもんだけど、霧島が作り出した心地よい間は、不思議と下らない建前や自尊心を取っ払ってくれるみたいだった。



 「笑っちゃうよな……かっこつけてあんなことを言っても、気持ちはすっきりしないし、きっとまた同じ思いがぶり返して嫌な気分になるんだぜ? でもあいつはさ……どんなにお互いの立場が変わっても、やっぱり毘奈なんだ……」



 平気を装っていたが、僕は声を震わせていた。霧島は僕に背を向け、手摺のところまで歩いていく。雲の隙間から垂れる細い糸のような日差しは、次第に数を増し、太くなっていった。



 「ピート・タウンゼントは言ったわ。“ロックンロールは、別に俺たちを苦悩から解放してもくれないし逃避させてもくれない。 ただ、悩んだまま躍らせるんだ”って。結局人はあらゆる悩みを引きずりながら生きていくしかない。でも、あなたはそれを受け止めて前へ進むことを選んだ。もう扉は開かれているの。思い悩むのは、あなたが善良である証よ。決して恥じることなどないわ……」



 霧島はいつものようにポエムみたいな回りくどい言い回しで、不器用ながら僕のことを励まそうとしてくれているようだった。

 僅かに夕焼け色の混ざった日差しは、やがて幾重にも折り重なった憂鬱な曇り空にぽっかりと穴を開けると、街や校庭、そして僕らの元へ初夏の澄み渡るような眩い光をもたらした。

 そうだった。空に分厚い灰色の雲がたちこめ、雨が降ろうと風が吹こうと、光なんてものはいつだってその上にあるんだ。少なくとも、それは僕らが生きている限り、決して消えることはない。

 僕は霧島の隣に歩み寄って一緒に空を見上げた。僕が感傷に浸っているように見えたのか、彼女は和ませようと少しお道化た調子で言う。

 


 「いずれにしても、まだまだお子様の那木君には、少しほろ苦すぎる思い出になってしまったかしらね……」

 「馬鹿言え……俺は十二歳の時から、コーヒーはブラックで飲んでたんだ」

 「背伸びしたがるのは、子供の証拠よ……。でも今の那木君には、最高のバリスタが入れたコーヒーを飲むくらいの権利はあるかもしれないわね。……私は紅茶派だけど」

 「ああ、ありがたいお話しだけど、苦いのや痛いのはしばらくいいよ……」 



 霧島とのこんなどうでもいいやり取りが、ほんのひと時でも僕の心に抱えた茨を忘れさせてくれた。

 こうして僕の最初の冒険は終わった。僕らはその余韻に浸りながら、誰もいない放課後の屋上に煌々と差してくる温かな光を眺めていた。

■次回作

☆ロストボーダー・オンライン――巨大ロボットはファンタジーゲームの夢を見るか?――

URL: https://ncode.syosetu.com/n9499gm/

9/23より連載を開始しました。

是非宜しくお願いします。




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