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第八話 闇夜の決戦 【RE版】

残すところ【RE版】もあと一話です。

次回作投稿までに終わりそうです。

 先程までの安らかな静寂は嘘のように切り裂かれた。エルフたちの集落は早すぎる嵐の訪れに慄き立ち、外へ飛び出した誰かが、大声でフンババの襲来を告げる。

 喧噪の中で、屋根の上で立ち上がった霧島は、フンババが今どの辺にいるのか耳を澄ませながら、森の彼方をつぶさに見渡した。



 「そんなに遠くないわ」

 「霧島、俺は一体どうすればいいんだ? どうすれば、ノエルたちを助けられる?」



 戦うのはいいが、結局フンババを倒す具体策は何も練られていなかったのだ。霧島は慌てる僕を制するように説明を始めた。



 「さっき言った通り、奴には如何なる魔法攻撃も一切通用しない。魔法使いの私にとっては、相性最悪ってわけ。だけど、あのフ〇ッキン忌々しい鎧が覆っていない部分はそうじゃない。そこに上手く当てることができれば、私の魔法も有効なはず……」

 「じゃあ、そこを狙って攻撃すれば……」

 「無理ね……。遠くから鎧の隙間を的確に射貫くなんて現実性に欠けるし、それに当たったとしても、致命傷にはならないでしょうね」

 「奴を倒すなんて無理なんじゃないのか?」

 「いいえ、さっき奴の“鋼鉄の扉をこじ開けて”って言ったでしょ。幸い奴の口は、火を吐く為に鎧には覆われていない。そして奴が火を吐くとき、口を開くときが奴にとって最大の隙!」

 「つまりその口を狙って!」

 


 感心したように僕は声を高める。まだまだ実現性には欠けるが、霧島のやろうとしていることが何となく見えてきた。



 「狙うだけでは駄目。奴の口の中に私の持てる限りの魔力を放り込んでやらなきゃ。その為には奴に近づかなければならないし、何よりそのタイミングで奴の口を上手く開かさなければ無理よ」

 「それじゃあ、俺は……」

 「そうよ、あなたの能力を使って、あいつの口をこじ開けて欲しいの……」



 僕は唾を呑み込み、言葉を失う。想像しただけで身震いしそうな危険な役割を担わなければならないことがわかった。しかしどうやって? 僕は再度霧島に質問しようとしたがやめる。何から何まで彼女に頼り過ぎだと思ったからだ。あいつだって他人のことを気にする余裕なんてないはずなんだ。



 「わかったよ。上手くできるかわからないけど、何とかやってみる。で、お前はどうやって奴の口に近づくんだ?」

 「私のことは気にしないで、奴の口を開いてくれるだけで十分だから……」



 霧島の落ち着いた返答に頷いた僕は、屋根から下りる。そしてフンババの襲来に騒めき立つエルフの集落の中を、巨大な足音と咆哮のする方向へ駆けだした。

 尚も霧島は、屋根の上から遠くのフンババの様子を注意深く伺う。その眼差しは、暗闇の先にあるはずの夜明けを何とか探し出そうと、祈るように遥か彼方を見つめていた。

 少なくとも、僕のスロウダイバーとかいう奇妙な能力は、一番逃げるのに特化している。攻撃はできないとしても、余程のへまをやらなければ、そう簡単に死ぬことはないだろう。ただ、理屈ではそうわかっていても、いざ戦うとなれば、やはり恐ろしいもんだ。

 問題はどうやって奴の口を上手く開かせるかだよな。もちろん奴は火を吐くときには口を開くが、そんな一瞬ではどうにもならない。暫くの間開けたままにさせなければ意味はない。



 「やっぱり物理的に閉じないようにするしかないよな……」



 立ち止まり、何か役に立つものはないかとキョロキョロする僕を、剣と弓を持って戦いへ向かおうとするイアンが呼び止める。



 「吾妻、何か探しているのか?」

 「何かこう……長い棒というか、つっかえ棒というか、とにかくそんなのないですかね!?」

 「こんな時に何を言っているんだ?」

 「大事なことなんです! 俺の発想じゃこんなことしか思いつかないけど……だけど霧島が、奴を倒すにはこれしかないんです!」



 怪訝そうな顔をするイアンに対し、僕は必死に自分の思いを伝えた。それは酷く漠然としたものであったが、イアンは上手く汲み取ってくれたみたいだ。



 「よくわからないが、長い武器が必要であれば槍ならあるぞ。確かに素人でも剣よりは使いやすいかもな」

 「それ借りられますか? できれば何本かあった方がいい!」

 「わかった! ついて来るんだ」



 僕はイアンと共に、恐怖が沸き立ったようなただならぬ雰囲気の村の中を、再び彼の家に向かい走った。エルフたちは皆外に出て、男達はイアンのように武器を取って戦いに、女性や老人、子供たちは族長マクレガンのいる村の奥の屋敷へと祈りを捧げながら避難していく。

 イアンと僕は、彼らの家の裏にある納屋へ辿り着いた。真っ暗な石壁の内部をイアンはランプで照らした。大きな水甕や白樺のほうき、木の台車などが寂しげに置かれている納屋の奥には、2メートルくらいはあるであろう年季の入った木の槍が3本壁に掛けてあった。

 


 「父が昔使っていた槍だ。古いものだから、錆がでているがな」

 「ありがとうございます。これでいいんです」



 急ぎ槍を一本取ってみたが、見た目以上にそれは重たかった。イアンの助けを借りて何とか3本全てを壁から下ろし、肩に担いだ僕はイアンと一緒に、もうすぐそこまで迫ってきているであろうフンババの元へと再び駆けだそうとする。

 納屋を出ようとしたら、僕らの前に思い詰めた表情のノエルが立ち塞がった。まだ避難していないノエルをイアンが咎めた。



 「何をやっているんだ、ノエル! 早く族長の屋敷まで行くように言っただろ!」

 「行っちゃやだよ……」

 「こんな時に我がままを言うな!」

 「父さんも母さんも、絶対に帰って来るって約束したのに、皆んないなくなっちゃったじゃない! きっと兄さんや吾妻も……摩利香だって……一人はやだよ……」



 ノエルは取り乱し、涙を浮かべながら叫ぶように言った。それを見て、流石のイアンも言葉を詰まらせる。

 歳の割に聞きわけがよく、大人びた子だと思っていた。この歳で両親を失って、寂しい気持ちも、甘えたい気持ちも何もかもずっと我慢していたんだ。

 やれやれ、もうできるだけのことはなんて、軽いことは言っていられないな。僕はしゃがみ込んで、ランプの温かい光に照らされた彼女の小さな肩に手を当てた。



 「吾妻……」

 「ノエル……君は何か勘違いしていないか? まるで俺たちがやられるみたいじゃないか? 俺も霧島もイアンも、必ず勝てると思ってるから戦うんだぞ!」

 「でも、死んじゃったら……何もかもおしまいじゃない!?」

 「おいおい、一体俺を誰だと思ってるんだ? 真剣の……じゃなかった、静剣の勇者……“シュー……(マッハだっけ?)”……とにかく! 伝説の勇者なんだぜ! 俺の能力が覚醒した今、フンババなんか飛んで火にいるフ〇ッキンキメラ野郎さ!」

 「本当に……?」

 「ああ……だからノエルには、後で俺が華麗にフンババを退治した武勇伝を、一番に聞かせてあげるって約束するよ!」


 

 あーあ、人生最大の大ぼらを吹いてしまったよ。霧島が聞いていたら、どんな皮肉を言われていただろう。

 おかげ様で、強張っていたノエルの表情が、彼女を照らしたランプの灯かりのように柔らかなものへと変わっていくのが見てとれた。彼女のブロンドをポンッと叩くと、僕は別れを告げて再び走り出した。



 「吾妻! この戦いが終わったら私たち二人の――」

 


 ここまでかっこつけた僕であったが、背中に聞こえるノエルの呼び掛けにゾクッと悪寒が走った。イアンは首を傾げる。



 「吾妻、ノエルのことすまなかった。ところで、最後に何か言いかけていたようだが、どういうことだ?」

 「いや……聞かなかったことにして下さい。そ、それよりも、そろそろ奴が現れる頃ですって!」



 僕は話を逸らした。僕の小さな過ちは、もうごまかし切れないところまで来ていたが、今エルフたちが置かれている状況に比べたら、それは些細な問題であろう。今は忘れよう。いや、できれば皆忘れてくれ。僕の足は自然と早まっていた。



 僕らが行き着いた先、集落の入口では、各処に焚かれたたいまつの火が森を赤く染め上げ、フンババの不気味な姿を今か今かと照らし出そうとしていた。

 刻一刻と時が経つにつれ、大地の高鳴りはいよいよ村の家々を震わせ、耳を塞ぎたくなるような金属の悲鳴が奴の襲来を告げた。イアンを含め、五人のエルフの戦士たちは皆厳めしい表情で固唾を呑んだ。



 「来たぞ!」

 「なんだ、あの姿は!?」

 「森の神の怒りだ!」



 まるでこの世の邪悪なものを盛り固めたような変わり果てたフンババの姿に、エルフたちは恐れ慄いた。フンババの巨躯を鱗のように覆いつくす禍々しい甲冑、その下半身から虎視眈々とこちらを伺う大蛇、兜の隙間から妖しげな瞳が人魂のように灯っていた。そのまま集落の入口で制止したフンババは、徐に周囲を見回し、前と同じ低く沈んだ声で言葉を発する。



 「森ヲ荒ラス……人間……根絶ヤシダ」



 次の瞬間、フンババは夜空を仰ぎ、これまでにないけたたましい咆哮を上げてエルフたちをたじろがせる。そしてその重そうな金属に覆われた巨体を、地響きと共に数歩進ませると、エルフたちへ向かって大砲のような拳を振り下ろした。



 「危ない! 逃げて下さい!」



 フンババの拳が振り下ろされた地面は砕け跳び、隕石でも落下したみたいなすり鉢状の穴が開いた。僕は大きな声でエルフたちに注意を促すが、その必要はなかった。各々が俊敏にそこから退避して主だった被害はなさそうだ。



 「森の奥へ帰れ! 邪悪な化物!」

 「森の神よ、我らに力を!」



 エルフの戦士たちは、フンババを取り囲むように素早く散開し、的を絞らせぬよう走りながら、攻撃魔法や弓矢で牽制をする。もちろん、霧島の魔法をしてキズもつけられなかったその金属の甲冑には、彼らの魔法や弓矢など足止めにすらならなかった。

 周囲をちょこまかと動き回るエルフたちに業を煮やしたフンババは、姿勢を低くし、地面を這うようにその凶悪な右手を振り回した。その変則的な動きに、ついに一人のエルフが捉えられてしまう。一番若いウィリアムという名のエルフの戦士だった。彼は前方から津波のように迫りくる巨大な腕を前に、虫けらのように叩き潰されようとしていた。



 「ウィリアム!!」

 「逃げろ!」



 エルフたちは口々に叫んだが、彼の置かれた絶望的な状況に皆逃れようのない死を予見した。エルフたちは息を呑んだ。しかし、巨大な津波が全てを呑みこんだ土煙の中に、彼はもういなかった。



 「どこに行ったんだ?」

 「確かにあそこにいたはずだが……」

 「後ろだ!」



 振返った四人のエルフたちが見たものは、地面に手をついて唖然と周囲を見回すウィリアムとその横に立つ僕の姿だった。



 「な……どういうことだ、何が起こったんだ……吾妻!?」



 イアンは幽霊でも見るみたいに僕に尋ねた。僕は地面に突き刺してあった槍を一本掴むと、深呼吸してそれに答える。



 「この力、スロウダイヴというらしいです。下がっていて下さい」

 「スロウダイヴ? おとぎ話に出てくる静剣の勇者か!?」

 「本当に実在したのか?」



 エルフたちは、フンババの姿を見た時以上の驚きで僕に釘付けとなった。僕は再び感覚を研ぎ澄まさせ、時の間隙へとスロウダイヴした。

 僕に釘付けになったままのエルフたちよそに、まるで死んだみたいな時間を、僕は一本の槍を持って疾走した。

 かつてその剣は、深い静寂を身に纏い、見えない神の裁きのように確実に邪悪なものを切り裂いたという。古の英雄シューゲイザーが“静剣の勇者”と呼ばれる所以である。

 僕にとって長い長い刹那の間は、誰も近づくことを許さなかったフンババのすぐ足元へと容易に、そして誰もが認識できない静寂のままに導いてくれた。



 「これだけ近付けば!」



 僕は持っていた槍を、フンババが身に纏っている甲冑の足の関節部分、僅かに見え隠れする隙間に刺し込むように力いっぱい突いた。それでも足の外皮は固く、思うように入っていかない。僕は穴を掘るように何度も何度も突き直し、やっとのことでその古びた槍は奥まで入っていった。

 時間の隙間へ潜り過ぎた僕は、半ば朦朧としながら、時の流れへと急浮上した。フンババはいきなり足に走った痛みを理解できず、体のバランスを崩すと、自らの重みで前へつんのめるように倒れ込んだ。

 ダンプカーが衝突するようなクラッシュ音と砂煙が上がり、横たわるフンババの姿を、エルフたちは狐につままれたように呆然と見つめていた。



 「い……一体何が起こったんだ!?」

 「フンババが倒れたぞ!」

 「あの人間の少年がやったのか?」

 「吾妻はどこに行った?」



 エルフたちは状況を呑み込めず、フンババから距離を取って情勢を見守った。もちろんただ倒れただけで、深手を負ったわけではない。不気味な唸り声を上げ、フンババは不調和な金属音を奏でながら、ゆっくりゆっくりと立ち上がった。



 「あ、吾妻、あんなところに!」



 ゆっくりと遠ざかっていく地面、鼻が曲がるような獣の臭いが僕の嗅覚を襲った。再び立ち上がったフンババの頭部を見て、イアンが叫んでいた。僕は振り落とされないよう、必死に二本の槍を抱えながら、奴の兜の隙間からはみ出すたてがみにしがみついていた。

 僕の拙い算段ではあったが、ここまでは何とか持ってこれたようだ。後は奴が火を噴くのに口さえ開いてくれれば、希望は見えてくる。

 スロウダイヴができるといっても、我ながら無謀なことをしているな。しかし、もう後戻りはできなかった。幸いにして奴は僕に気付いてないみたいだ。



 立ち上がったフンババは、再びエルフたちに襲い掛かろうとその巨体をゆっくりと前へ進めるが、徐に遠くを見つめて立ち止まった。奴が食い入るように見つめる暗闇の先には、嵐の夜に海を照らす灯台のような光が薄っすらと灯っていた。



 (なんだ……あれ? 屋根の上で何か光ってる!)



 フンババはその光に導かれるように前身を始めた。その光の正体が果たして何であるのかわからなかったが、僕は必死に奴のたてがみにしがみつき、祈るようにチャンスを伺った。そして、徐々に近づいてくるその光の正体を、僕は目にしたんだ。


 

 (き、霧島!? 危ない!)



 屋根の上に静かに佇む霧島の右手には、小さな光が灯り、瞳を閉じて来るべき時を待っているようであった。だが今のままではどうにもならない。どんどん近くなっていく霧島の顔を見ながら、僕は焦燥した。

 そしてついに彼女の立つ家の前まで辿り着いたフンババは、自分の顔を焼かれた恨みを思い出したかのように再び言葉を発した。



 「森ヲ荒ラス……邪悪ナ人間ニ……死ヲ」



 その深く沈みこむような重たい声を聞いて、霧島は閉じていた瞳を開け、落ち着いた面持ちでフンババに語り掛けた。



 「そう……もう人間と亜人の違いもわからないのね。心ない誰かがあなたをここへ導き、狂気と力を与えた……。本当はあなたも救ってあげたいけど、私にそんな力はないの。だから魂となってお帰り。太陽が燦々と照らし、豊かに杉の木の茂るあなたの森へ……」



 霧島が何を言っているのか、僕には皆目見当もつかなかった。ただ、本来関わりを持つはずがないエルフとこの怒れる森の番人との不幸な出会いには、何か複雑な理由があるようだった。例えそうだったとしても、この時の僕にはそれを深く考えている余裕などあるはずがなかった。

 フンババは霧島の言っていることが、わかったのか、わからなかったのか、彼女を見つめたまましばらく沈黙した。霧島は動じる様子もなく、決して視線を逸らさなかった。それはいつもの冷然としたものであったが、その瞳の奥には、彼女の隠された燃え上がるような強い意志が紫色の炎となって灯っていた。

 数秒の後、霧島の思いに答えるかのようにフンババは悲し気な呻き声を上げ、その噴火口のような大きな口を開いた。



 「今だ!」



 僕は最後の力を振り絞って、刻々と経過する時間の潮流の中に身を投じた。

次話で第一章のリメイクが完結ということで、次回作の宣伝です。

タイトルは、

■次回作

☆ロストボーダー・オンライン――巨大ロボットはファンタジーゲームの夢を見るか?――

URL: https://ncode.syosetu.com/n9499gm/


タイトルから分かる通り、VRMMOゲームものです。

キャッチコピーは、

★VRMMOゲーム×巨大ロボット×ファンタジー×格ゲー×アイドルetc――ゲーム間の境界は突如消え去った?

ってことで、主人公たちがゲーム間の境界の消えた世界で、様々なトラブルに巻き込まれながらログアウトの方法を探していくお話しです。

作風は前作と同じか、更にシニカルでユルイ乗りです。前作の読者さんであれば、楽しんで頂けるんではないかと思います。

また凝りもせず長編になりそうなので、ちゃんと完結できるよう頑張ります。


9/23より連載を開始しました。

是非宜しくお願いします。

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