第22話
「今日からみんなと一緒に部活を行うことになった對馬卓郎です。
みんなよろしくな。俺も精一杯頑張るからみんなも頑張ってくれ」
「「「はいっ」」」
「それと今日からバスケ部に戻ってきてくれた仲間だ。藤井たちはみんなもよく知ってるな。
それから高橋和葉さんと吉田遥香さん、それと飯塚麗華さんだ。一年生部員は知らない人もいるだろう。
すまんが一応、自己紹介してくれるか」
「はい、先生、吉田遥香です。今年の二月末までバスケ部にいたんだけど、前の顧問の山口と喧嘩しちゃってね。部を追い出されちゃったんだ。だからまた部に戻れてうれしいし、山口が辞めて對馬先生が顧問だなんて本当に夢のようだよ」
「飯塚麗華です。私も遥香と同じです。昨日の試合は私も見ました。對馬先生のスーパープレーは目に焼き付いています。本当にすごかった。それから紀香や純のバスケもすごかった。いつの間にあんなに上手くなったのかぜひ知りたいと思います」
「高橋和葉です。私も遥香と麗華と同じで2月末でバスケ部から追い出されました。山口がいなくなったらまたバスケをやりたいと思っていたのですが、今日、對馬先生と里奈が私のところに来てくれてバスケ部に戻ってくれって言われたときは、嬉しくて嬉しくて泣きそうでした」
「泣きそうって言うか、和葉は泣いてたよね」
「うっさいな、遥香だって泣いてたくせに」
「うん、本当に嬉しかった。またみんなとバスケをやれるなんて思ってなかったよ」
菜々美達が駆け寄りみんなで涙を流している。
二年生部員は全員が泣きそうだった。
山口先生はどれだけ罪を重ねてきたんだろうかと拓郎は思った。
「ところで先生、所信表明をお願いします」
「じゃあ、みんな、俺がバスケ部の顧問を引き受けるにあたってみんなに俺の考えを話しておこう。俺たちが目指すものはインターハイ出場とかウインターカップ出場するとかではないんだ。
俺たちが目指すものは、全力を尽くしてやり遂げる精神を育てていくことだと俺は思っている。
それはみんなのこれから長い人生において必ず宝物になるはずだ。
インターハイ出場とかウインターカップ出場とかはそれを目指していく中でおまけというかご褒美みたいなものだ。そう考えてほしい。
もちろん目標にすることはいいことだし否定はしない。
だが勝つことことばかり考えて、目を曇らせてしまい本来あるべき部活の目的を忘れないようにしたい。
俺の考えは以上だ。何か質問はあるか」
「はい先生、先生は高校生のころ3冠を達成してますよね。
それでも先程おっしゃったようにそれはただのご褒美だと考えているのですか」
「もちろんそうだ。あれはただ懸命に頑張った結果だ。それだけだ。
俺は勝つことだけを目的に高校の部活をやって来たわけじゃない。
ただな、高校でバスケを全力でやり遂げたという自信と充実感と達成感はあった。
それをお前たちにも経験させてやりたいんだ。
きっと自信にもなるし、それはこの先人生の役に立つ宝物になるはずなんだ。
だからこそ俺は誰一人として脱落させることなく部活を続けさせてやりたいんだ」
「じゃあ、先生は才能や実力が無くても懸命に頑張っている人を試合で使うつもりですか」
「当たり前のこと聞くな。それに真剣に頑張ってる人間に実力が無いなんてことはありえないんだ」
「わかりました。有難う御座います」
―――そうか先生は山口とは正反対の考え方を持った人間なんだ。
やっぱり私は間違っていなかった。先生は本当に素晴らしい。
ああ、先生のような男の人に出会えて私は本当に幸せ。
練習が始まると和葉は本当に驚いていた。
それは菜々美や紀香、純、リサの動きがあまりにも早く和葉は全くついていけない。
当然、遥香も麗華も驚いていた。
レイアップのフォームは全バスケ部員の中でも菜々美達が一番きれいだ。
しかもまず外さないのは背の低い彼女たちが他の部員たちより高い位置でボールを離しているからだ。
何というジャンプ力。しかもドリブルでのボール捌きのスムーズさも抜きんでている。
おそらく実力ではバスケ部でかなう者はいないだろう。
シュート練習でも菜々美達の得意とするシュートはフックシュートのようだが、ちょっと変わったシュートだった。手首や指を柔らかく使ってブロックの外から入れてくる。
休憩時間でも菜々美達は他の部員たちより、息が切れてていない感じだった。
對馬先生がステップバックからフェイドアウェイシュートの見本を見せてくれた。
何てきれいなシュートをするんだろう。
とてもじゃないが、今の私にはできっこない。
私達にダンクシュートをやれというようなものだ。できっこない。
だけど菜々美達は30分も練習するとなんだか形になっているように見える。
對馬先生は教えるのが大変に上手い。
先生が言うには先生自身が苦労してやっと覚えたことは、コツを教えるだけで誰でも出来てしまうらしい。
先生、それは菜々美達に限ったことじゃないの。そのコツを覚えるのが難しくて出来ないよ。
休憩時間、和葉と遥香、麗華は里奈と話していた。
「久しぶりのバスケはどう」
「うん、楽しいんだけど、驚くことばかりだよ」
「ああ、なるほどね。菜々美やリサの事でしょ」
「うん、なにあれ、とてもじゃないけど信じられないよ。
すごくきれいになって、雰囲気も落ち着いていて大人になった感じ。
まるで別人じゃないの」
「うん、だれでもそう思うよね。だけど間違いなく菜々美達だよ。
私はあの子たちが上手くなっていくのをずっと見てたんだ。
對馬先生の個別指導であっという間に凄く上手くなってた」
「ちょっと信じられないけど、実際あの子たち、今は一番の実力者って感じだし。じゃあ、菜々美達はちゃんとした指導者が教えていたら今頃はどうなってたんだろうね。すごい素質を持ってたんだ。
あ~あ、一年間もったいなかったねえ」
「うん、山口のせいでまともな練習も出来なかったし教えても貰えなかったしね」
「でもあの女、最後は悲惨だったし。ちょっと様子がおかしかったよね」
「あの女、どうやらアメリカで会った時から對馬先生の事が好きだったみたい。
初恋だったんだね、あはは、ザマミロって感じ」
菜々美も拓郎が初恋の相手だ。
だけど亜里沙と違ってこちらは実りそうな雰囲気だがどうなるのか。
その後、拓郎は一人一人の動きやプレーを見てメモしていた。
そして練習の終わる1時間半前には紅白戦をやることにした。
4チームに分かれて10分ハーフで2チームづつ行うがチームのメンバーはその都度拓郎が決める。
菜々美達はそれぞれA~Dチームに分かれていた。
もちろん拓郎はポジションまで考えてチーム編成をやっている。
オフィシャルズは試合をしてないチームのメンバーが行う。
実力差が拮抗するように拓郎が編成したため試合は接戦になる。
交代は拓郎が指示していた。
練習が終わってコートの清掃の時、部員たちはみんな嬉しそうだった。
「對馬先生は意外と厳しいけど、今日の練習面白かったね」
「うん、めちゃくちゃしごかれたけど楽しかったぁ」
「結構ダメ出しされたけど、こんなに充実した練習は初めてだよ」
「私ってば、なんだか今日一日でずいぶん上手くなった気がするー」
「それは気のせいだよ」
「錯覚だよ」
「勘違いだよ」
「みんなひっどーい。絶対に上手くなってるよ。先生が言ってたもん。
『結構良くなってるぞ。その調子だ。頑張れ』って言ってくれたもん」
「あのねえ、私だって先生に言われたよ。『手首の使い方が上手い。ただ肘が硬いな。そこを直すようにしようか』って。だから頑張ってたら『いいぞ、かなり良くなってる』って言ってもらったよ」
拓郎はどんどん部員たちの欠点を見つけていた。
そしてそれを少しづつ直していこうと思っていた。
里奈をはじめ一部の部員たちは気付いていた。
拓郎は亜里沙とはまさしく正反対なのだ。
拓郎は部員を褒めて伸ばしていくタイプで、悪い点については厳しい事もいうのだが嫌味がない。
そのため部員たちは素直に受け入れ、さらに良くなってきた場合はこっちが照れるくらい褒めてくれる。
練習中は集中させられ、休憩中は完全にリラックスさせるというメリハリのある指導なのだ。
紅白戦も実力差が拮抗していて接戦になるため集中させられてしまうし、なにより試合自体が面白い。
だから部員たちも上手くなったように思うし、充実感も感じているのだ。
だが今は良いがこれだけ中身の濃い練習を重ねていくと筋肉疲労も出てくるはずだ。
そこに拓郎が現れた。
「おーいみんな集まってくれ。もう清掃も終わったろう。これから整理体操をやるぞ」
えっと里奈は思った。が、時間を見ると確かにまだ30分も時間がある。
拓郎が教える整理体操を終えるとなんだか体が軽くなったようだ。
「この整理体操をやると筋肉疲労が柔らげられて少しは楽になったはずだ。
今後はコートの清掃後必ずこの整理体操をやること。わかったな。
だが筋肉に乳酸が完全に無くなる訳じゃないから、帰ったら風呂でよく筋肉をほぐすんだぞ。いいな。
そしてフルーツか果汁100%のジュースを飲んでぐっすり寝るんだいいな」
「勉強する暇がないんですけど」
「バカモノー、勉強して寝る前に風呂に入るんだ。それからフルーツを食べてぐっすり寝ること」
「ああ、それから俺はマッサージ師の国家資格は持っていないが、師に付いてしばらく勉強した経験がある。師からはまったく問題ないと言われているんだ。
だから安心してマッサージを受けてくれと言うのは無理があるかもしれんが、一度やってみて嫌なら二度と受けなくていい。もちろん最初からマッサージを受けるのが嫌なら受けなくても良い。断ってくれ。
ただ時間も無いから、俺が見てマッサージが必要と思う部員だけ名前を言うから考えてくれ。
まず、高橋、飯塚、吉田、柊の4人は今日はマッサージが必要と思う。よかったら受けてほしい」
もちろん部員に断るものはいなかった。
拓郎は完全に信用されていたのだ。
「もちろん、俺がマッサージをしている時はみんなで見ていて構わない」
最初は和葉だった。
Tシャツと短パン姿でうつぶせになって貰う。
「高橋、俺も見たところ少し走り方がぎこちなかった。右足のふくらはぎが痛いんじゃないのか」
「はい先生、久しぶりの部活でしたから」
「うん、それをかばうように走っていたから両足の太ももにまでダメージを受けてるな」
丹念に両足をマッサージしていくと和葉の息が荒くなっていく。
「ああ、先生、気持ちいい。ああん、なんだか足だけじゃなく身体が熱くなってきました」
「血行が良くなってきてるんだ。もう少しで終わりだから我慢して」
「いいえ、もっと上をお願いします」
もっと上って、今太ももと股関節のぎりぎりのところを揉んでるのにもっと上ってそれはまずい。
と、拓郎は思ったが臀部が凝っていることに気付いた。
「高橋、臀部まではまずいからそこは佐々木にやって貰う。いいな」
「いいえ、構いません、先生にお願いします。ああ、気持ち良過ぎて…んんん」
周りで見ている部員たちは顔を赤くしている。
拓郎は仕方なく和葉の尻肉を揉み解し始めた。
「ああん…ああ……ふうん…んんん」
まるで和葉が性的な快感を感じているように見えている部員たちから溜息が出てくる。
ここにいる部員たちも性には敏感な普通の女子高生なのだ。
まして相手が尊敬し秘かに想っている拓郎である。
「なんだか和葉、本当に気持ちよさそう。先生、今度私もお願いします」
部員たちは和葉を羨ましそうに見ているが、菜々美達は顔が強張っている。
後で先生にはしっかり言っておかなくてはと思っているようだ。
「ああ、気持ちよかった。先生の手からは何か出てると思うんだ。気持ち良過ぎ、こんなこと初めて」
この和葉の言葉は菜々美達も理解できた。先生の愛撫は気持ち良過ぎて困ってしまうくらいなのだ。
確かに何か出てると思う。だが、理解できたからと言って怒りが収まる訳ではないのだが。
このあと拓郎のマッサージを受けた3人の部員もうっとりした表情だ。
「先生。毎日マッサージして」
と頼み込んでいたが他の部員も黙ってはいなかった。
拓郎はマッサージが必要と判断した部員だけだと釘を刺している。
そこで部員たちは明日からさらにハードワークをしようと思うのだった。
理想の動きを想像して鍛える場所とトレーニング法を決めるのがトレーナーなら、筋肉の疲労度を見て必要な鍛錬ポイントを見つけるのがスポーツマッサージである。
拓郎は確実に必要な鍛錬ポイントを見つけメモしていった。
今後の練習に役立てるつもりである。
「それから朝練の事なんだが、俺は朝練には顔を出さないが自主的にやるのは構わん。
だが練習前の柔軟体操と、練習後の整理体操は必ず忘れずにやるように」
これで初日の練習は終わった。
ちなみに、次の日の朝、拓郎のマッサージを受けた4人は筋肉痛がほとんど無い事に気付いて驚いた。
―――先生のマッサージはほんとにすごい。
昨日の夜は筋肉痛があったのに今朝は何ともない。
それに気持ち良過ぎて変な気持ちになっちゃって下着を汚しちゃうし。
先生の手からは絶対に何か出てるよー
確かにマッサージをしている時、拓郎の手からは精霊の力が滲み出ていた。
拓郎が治してあげようという気持ちが強く出た時、精霊力が出てくるのだ。
それが筋肉の超回復を促し筋力を大きく上げていく。
バスケ部員達はこうして拓郎によって身体能力を上げていくことになる。
部活を終わらせた拓郎は里奈と詩織、裕子を車で家まで送っていた。
それぞれの父兄と面談して勉強会の許可を得るためである。
里奈たちは事前に親には話してあった。
菜々美達が先生の勉強会で劇的に成績が上がったこと、自分は東大を受験したいことなど。
母親たちは話半分で聞いていたが、拓郎に会って態度を一変させていた。
「ぜひお願いします。この子も今少し頑張って欲しいと思っていたんです。
それが先生に勉強を教えてもらえるとは願っても無いお話ですわ」
拓郎の経歴を知った母親たちは大喜びだった。
「對馬先生って素敵な先生ねえ。優秀だしたくましいし清潔そうだし、この際狙っちゃえば。
でもあなたじゃ無理ねえ。ああ、私が若くて独身だったらなぁ」
とそれぞれの娘に話していた。
拓郎は学園にもきちんと話を通して了承を得ていた。
こうして里奈、詩織、裕子の3人はめでたくハーレム入りし拓郎に抱かれる事が出来たのである。
3人は自分が理想とする拓郎と結ばれて大喜びだった。
一日おきに菜々美達と交代で拓郎の部屋に来る事になった。
そして里奈たち3人も拓郎の体液を飲んだり浴びたり胎内に取り入れたりして、身体能力が飛躍的に向上していくことになる。
そして3日が経った。
優奈がバスケ部の副顧問になったと発表され、職員室内は騒然となった。
「なんで中沢先生なんですか。私だってバスケ部の副顧問をしたいと思っていました」
教頭のもとに青木智子と数人の体育科の女性教師が抗議に来ている。
「いや、青木先生は確か天文部と華道部の顧問を兼任していたと思うのですが、それに体育科の皆さんもそれぞれ運動系の部活の顧問をして頂いているはずです」
「中沢先生だって吹奏楽部の副顧問だったはずです」
「いや、吹奏楽部の副顧問は山本先生になっていただきました」
「じゃー、私もどなたかの先生に替わってもらって……」
「いや今回は理事会での決定なのです。
女子バスケ部を学園としてサポートするためにですね、中沢先生にお願いしたわけです」
「ええーっ、理事会で……そうですか。親の権力を使うなんて、なんて卑怯な」
諦めるしかなかった。もっと早く対策を練っておけばよかったと智子は思ったが…もう遅い。
職員室でこの騒ぎはほとんど全員に聞かれていた。
今では拓郎をめぐっての女性教師たちの争いは日常のイベントのようなものである。
もはや拓郎をめぐって女性陣の争いは知らない者はいない。
女性教師同士の人間関係も悪化してきている。
だが他の男性教師たちは無理もないと思っていた。
あの試合で見せた拓郎の雄姿はまだ目に新しい。
さらに拓郎は東大卒で性格的にも穏やかで優しいし、なにより容姿に優れている。
超優良物件なのである。出会いも少ない女性教師たちが必死になるのも自然なことであった。
對馬先生も大変だなあ、モテすぎるのも考えもんだと思われていたようである。
拓郎に対する視線も自然と生暖かいものになっていった。
「今日からこの伝統ある女子バスケ部の副顧問をやらせて頂くことになりました。
中沢優奈です。精一杯皆さんをサポートさせていただきます。
マネージャーとして、また皆さんの相談役として、對馬先生の秘書として頑張ります。
よろしくお願いします」
と優奈は満面の笑みをもってバスケ部員達に挨拶した。
「「「えーっ」」」
「ちょっと先生、中沢先生が先生の秘書ってどういうこと」
すぐに部員を代表して里奈が突っ込んでくる。
「いや、俺もそんな話じゃ無かったと思うんだけどさ……」
「いいえ、私は常に對馬先生のお傍について、しっかりサポートさせていただきますわ。
ですから秘書と思っていただいてよろしいかと」
「それで職員室でも俺の隣に机を移動したんですか」
「はいっ♪ もちろんですわ。いつでもご相談できるようにと教頭先生にお願いしたんです」
今日の昼休み、拓郎が食事を終えて席に戻ると机の移動が始まっていた。
拓郎の席は職員室の真ん中の列の一番廊下側だったのだが、一つ窓側にずれて拓郎の右側に中沢優奈、左側に寺尾裕理が移動してきた。
なんだか職員室の教師たちの目が異常に生暖かった。
そしてそれを知った青木智子も机を一つずらして以前のように拓郎の前の席に移動してきた。
教師たちの目が生暖かさを増して、拓郎はいたたまれなかったのだ。
それはそうと優奈の話を聞いた部員たちが騒ぎ出した。
「「「「なんですって」」」」
「先生っ、マネージャーの仕事なんて、今までは部員たちがやってたんです。
いままで学園は何もしてくれなかったくせに、いまさらそんなこと言われても納得できません」
部員たちは拓郎に女性教師が近づくのを容認できない。
いきなり険悪な雰囲気だ。
特に菜々美や里奈達拓郎のハーレムメンバーは目が吊り上がっている。
かなりまずい雰囲気だ。
「ま、まあまあ、えっと、その辺はまた説明するから。
とにかく今日は部活が終わったら、な、ほら飯を食べに行くんだろ。
その時に説明するから、みんな中沢先生と仲良くしてくれ」
「はい、私も参加させていただきます。皆さん、仲良くしてくださいね」
ブブーと部員たちからブーイングが起こったが、優奈はにこにこと機嫌よくしており気にしてない様子だ。
拓郎は頭を抱えたくなった。
今回でストックが終わってしまいました。
明日は更新できないと思います。




