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旧校舎へ
目のくらみも落ち着いてきたころ、やっと紙が吐き出されていることに気付いた。
「初めに言葉があった。光は次に生れた。神は言葉と共にある」
「聖書?」
板井が俺に言った。
「聖書になぞらえているかどうかは知らないけども、次のヒントの文章がこれだってことだな」
「言葉…光…神…ああもう、わけわかんないよ」
頭が混乱し始めたのは、沢泉だけでなく、俺も同じことだ。
でも、これが解けないと次に進むことはできない。
5分かかって俺らが出した結論は、旧校舎へ行くことだった。
あの文言は、旧約聖書から取られていると考えて、そこからは連想ゲームみたいなものだ。
旧校舎は、俺たちがさっきまでいた教室がある新校舎とは違い、実験室や音楽室といった特別教室ばかりが揃っている。
教室のドアは簡単に開いたため、暗がりの廊下を、俺らは少し早歩きで進んだ。




