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練習ノート

作者: 谷崎泉

時計

黒く細い、何の光沢もない無機質な腕が「10」に触れようとしている。

ただ、どこにいるのか、それを伝えるためだけに生きている。

そのものだけを見てしまえば、無骨でぱっとしない。


しかし、私はかの者のおかげで生活が成り立っている。

今に生きる私は君たちがいないと「社会」なるものに消されてしまうのだ。

ああ、なくてはならぬ存在なのだよ。


ただ、ときどき、私は君を見たくないときがある。

時を伝えてくれるきみから解放されたいと思うときがある。

すまない、とんだ戯れ言だ。きみの見つめる眼差しから逃れることは出来ないとわかっている。


役に立たない装飾で己を着飾るよりも、ずっと頼もしい、君は。

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― 新着の感想 ―
[良い点]  二人称の使い方が、時計と云う、存在の見方を少し変えて呉れること。この既存の見方を変えることは、文学の中では一つの驚異の感覚として必要だと思う。 [気になる点]  この切り方だとむしろ詩の…
2014/01/01 21:53 退会済み
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