僅かな安息
何かを...誰かを・・・好きになる事。
想う事、願う事
私達は愛を捧げることしか出来ません....
与えることは出来ても....
それは、哲学でも、科学でも数式でもない
でも世界の全ての生き物が知っています
人間は表現が得意じゃない
生き物は皆、有りのままを
今を生きていると・・・・思いました。
言葉も考えも要らない。
世界の全ての命に愛は注げないけれど・・・
私は今を、全力で愛したい。
最後の時まで
My best friend
この一日の間で、私達の距離は縮む・・・
人は一瞬で理解し会える
そして、些細なことでその繋がりは解れる
自信ないな・・・私は
私も、彼の様に幼い頃・・・母にピアノを習っていた。
音楽はその人の心を表すと
表現力とは経験と想いをよって響く
演奏にはtechnique<技術>が必要
どんなに想いがあっても、伝わらない。
それは言葉とも、人の繋がりとも似ている
私はその表情や響きに込められた
気持ちを言葉にする。
感情的な時の響き 高圧的な音色
悲しい時の響き 静かな音色
嬉しい時の響き 明るい音色
人の声も"1つの楽器"だ
私の声は彼にどう響くのだろう?
彼の旋律からは暖かい響き、愛を感じる。
私はその後も、"想希"の声を隣で聞いた。
これで最後かもしれない・・そう思ったから
いっぱい、いっぱい話がしたかった
"想希"には、家族も親戚も居ない。
この中学校に来た時の彼の佇まいや雰囲気は
とても酷かった・・・
とても暗い、出口のない中でさ迷う
転向してきた時は私は、
居なかったから分からない。
私もいつか、彼の闇を見るのだろうか?
彼の響きは暖かく私を包み
私は初めて、
安心して心を預け....再び微睡みの中へと