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夜空の願いを(仮)  作者: 澄蓮
運命の出逢い
9/11

僅かな安息

何かを...誰かを・・・好きになる事。


想う事、願う事


私達は愛を捧げることしか出来ません....


与えることは出来ても....


それは、哲学でも、科学でも数式でもない

でも世界の全ての生き物が知っています


人間は表現が得意じゃない


生き物は皆、有りのままを

今を生きていると・・・・思いました。


言葉も考えも要らない。


世界の全ての命に愛は注げないけれど・・・


私は今を、全力で愛したい。


最後の時まで




My best friend

この一日の間で、私達の距離は縮む・・・


人は一瞬で理解し会える

そして、些細なことでその繋がりは解れる


自信ないな・・・私は


私も、彼の様に幼い頃・・・母にピアノを習っていた。


音楽はその人の心を表すと

表現力とは経験と想いをよって響く


演奏にはtechnique<技術>が必要


どんなに想いがあっても、伝わらない。


それは言葉とも、人の繋がりとも似ている


私はその表情や響きに込められた

気持ちを言葉にする。


感情的な時の響き 高圧的な音色

悲しい時の響き 静かな音色

嬉しい時の響き 明るい音色


人の声も"1つの楽器"だ

私の声は彼にどう響くのだろう?


彼の旋律からは暖かい響き、愛を感じる。


私はその後も、"想希"の声を隣で聞いた。


これで最後かもしれない・・そう思ったから

いっぱい、いっぱい話がしたかった


"想希"には、家族も親戚も居ない。

この中学校に来た時の彼の佇まいや雰囲気は

とても酷かった・・・

とても暗い、出口のない中でさ迷う


転向してきた時は私は、

居なかったから分からない。


私もいつか、彼の闇を見るのだろうか?


彼の響きは暖かく私を包み


私は初めて、

安心して心を預け....再び微睡みの中へと





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