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プロローグ4"終極" 突然の終わり、そして始まり
その瞳はとても優しく感じたのに・・・
電話は結局繋がらなかった、
想希君は何処に住んでいるのか、さぇ知らない自分に少し困惑した。
彼は何か隠してる...それだけは私は分かる
“女の勘”だけど...底知れぬ何かを彼の中から感じる。
私の家は、由緒ある巫女の一族の末裔。
これは誰にも明かしてはいけない私の秘密
詩望 御命という、古の時代な強大な霊力と美貌を持った巫女の末裔。
だから、私の髪はとても真っ白。
白髪なんかよりも白くて透明な色・・・・
よく生前の母は私を生まれ変わりと言った。
父はもう居ない、父親はもっと前、母と出会い結ばれた後にすぐ死んでしまった・・・
残されたのは、広大な敷地と、白零
私の母代わり・・・とでもいう母の式神だ
真っ白な色の狐だから白零
本人も気に入っている様で、いつも私の側に居てくれる。
なんで、式神がこうも長く存在しつづけられるのかたまに不思議なぐらいで私は余り深く考えたことはなかった。
彼が心配だけど私はコタツの暖かさと白零のフカフカの尾びれによって微睡みの中えと次第にいった。