お互いの気持ちをぶつけ合うけど? 嚙み合わない私たち。
私の彼とは? 何をしても合わない事の方が多い。
つい最近の日曜日も、私はドライブデートがしたいと言うと?
彼は、友達と草野球をするから見に来て欲しいと言った。
『・・・な、なんでよ!』
『友達と野球するから誘われてんだよ! いちかも見に来てくれるだろう?』
『それって? もう決まってる事なの?』
『・・・あぁ、もう決まってる事だよ、』
『でもさ~なんで勝手に決めてんの? 私になんの相談もなかったよね?』
『・・・だ、だって、言ったら? “ダメ”って言うだろう。』
『ずっと前から、ドライブに行きたいって私、言ってたよね!』
『でもさ~俺が運転なんだよな? しんどいよ~』
『私の方がしんどいじゃん! 草野球なんか見てて、何が面白いのよ!』
『俺がホームラン打つところを近くで見たくないか?』
『・・・別に、興味ないし。』
『俺のユニフォーム姿見たいだろう!』
『そんなの興味ないわー』
『・・・頼むよ! 皆、彼女も連れてくるみたいだし! 俺もいちかに
来てほしんだよ!』
『・・・みんな彼女連れてくるから、私に来てほしいだけでしょ!』
『・・・・・・』
『また、私が我慢しないとダメなんだね!』
『・・・そ、そんな言い方なくない? 俺はいちかに我慢させてまで
来てほしいとは思ってないよ。』
『じゃあー行かなくてもいいんだね!』
『・・・いやいや? それとこれとは話が違うじゃん!』
『一緒でしょうがーよ!』
『・・・ごめん、今回だけ! 我慢して俺に合わせて!』
『・・・ううん、分かった、でも次は私に合わせてよね!』
『あぁ、分かってるって!』
『じゃあー明日のお弁当も頼んだよ。』
『・・・ううん。』
・・・こんな感じで、私たちは何をやっても嚙み合わない。
私が、今日の晩ご飯は? “洋食でしかも外食がしたいと言うと?”
彼は、家で二人でゆっくりと君が作る和食が食べたいと言う。
私は、面倒くさいし買い物に行ってないから嫌だと言うと?
彼は、冷蔵庫にある物でいいから作ってと言う。
何度も私たちは、喧嘩になりながらも殆どは彼の意見が通ってしまう。
私は、どんどん不満がたまっていく。
彼とはもうやっていけない!
正直、このまま付き合っていくのも自信がなく別れ話を彼に切り出した。
彼はそうすると、腐れ縁のような言い方で私と別れたくないと言いだした。
『俺たち、なんだかんだ言って8年も付き合ってんだよ!
今更、俺と別れてどうするんだよ! もう、いちかだって! 33歳に
なる事だし! もう、俺でいいじゃん!』
『好きとか愛してるじゃないんだね!』
『えぇ!?』
『“別れたくない理由よ!”』
『・・・あぁ、』
『長く付き合っても、私は旭が好きで付き合ってるのか?
疑問に感じてんのよ! 私ばっかり我慢させて、それで付き合ってる
のかってね!』
『いやいや? いちかだって! ちゃんと理解してくれてると俺は思
ってたんだ! それって、不満だったのかよ! それならそうと言って
くれればいいのに、、、。』
『そういう所、“ホント嫌い!” だから、別れたいと思ったのよ。』
『えぇ!? 違うでしょ? 俺はいちかの為を思って...。』
『違うわよ! 旭は私を言いなりにさせたいだけよ!』
『まあ、落ち着けって、いちか! ちゃんと話し合えば分かり合えるから!』
『無理よ! 今までだって、私だけが我慢してきただけなんだから。』
『でも? 俺と別れて直ぐに新しい彼氏ができるのか? 俺は33歳に
なったいちかも、今と変わらず受け止めていける自信があるよ。』
『・・・・・・』
『もう一度、よく考えろって!』
『ごめん、私! やっぱり旭と別れるわ!』
『・・・い、いちか、』
何度も何度も、私から彼に別れ話を切り出す事はあったのだけど、、、?
いつも、彼から“脅し”のような事を言われる。
33歳で、彼と別れて貰い手があるのか?
結婚や出産を考えると? 33歳という年齢はかなり際どい。
それに、新しい彼ができて幸せな家庭を作れるの?
女の33歳、いろいろと考える歳だし。
彼で手を打つのも、何度も何度も考えたのよ!
でも、その度に考えるの、本当にこの男性でいいのか?
こんなに、何もかも嚙み合わない彼と結婚して幸せな家庭が作れる
はずがない! 今だって、私は彼に不満しかないのに、、、。
・・・だから、私はやっと彼に別れ話を成功させたの。
彼も、私が直ぐに彼に“ヨリを戻してほしいと泣きついてくると”
高を括っているみたいだった。
33歳の女を、他の男性が相手にしないとね。
でも、彼の思っていなかった結果になったわ!
私は彼と別れた後、たった3か月後に“新しい彼ができたの!”
女友達に、紹介してもらった男性よ。
とっても素敵な男性なの!
別れた彼は、今でも私と別れた事を後悔しているらしい。
『・・・なんで、俺はいちかと別れたんだろうな、』
『ヨリを戻せるものなら、ヨリを戻したい、』
『・・・お、俺はアイツじゃなきゃダメなんだよ!』
・・・彼はよく仲のいい男友達に、こんな事をもらしているとか。
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