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メイドだって戦闘職です  作者: カエデ
二章
68/111

主催イベント当日

 イベントの内容について話し合ったあの日から数日間、その間に何があったとかは特になく。レベル上げも、このステータスじゃあ上げる必要もあまり無さそう。

 そこで私達の次の目標として、スキルを必要としない戦闘方法を磨くというのが当分の目標に決まった。

 それ以外だと、この前ギルドに行ったら受付で呼び止められて、その時に迷宮の事を確認されて何故かランクが上がったくらい。

 依頼の達成率以外でも、こんなふうにある程度の実力を持っていればランクもあげることが出来るみたいで、迷宮には今後とも素材集めでお世話になる予定だから、もしかしたらもう一つランクが上がるかも。


 因みに迷宮ボスの初回討伐ボーナスの装備品はどうしたのかって、ミューに聞いたら、『素材さえ揃えてくれれば、僕がこんなの身に入らない所かインベントリで隣合ってても見えなくなるくらいに凄い装備を作るから!』と大変熱のこもった目で迫って来たので、リズさんに相談して価格が暴落しないように、少しづつお店に出品してくれるらしい。

 その時に出た利益の二割ほどを貰えないかって言ってたけど、元々売りに出した値段的にも二割って大した額じゃないし、ギルドの事でもお世話になるから了承した。

 なんならその他の魔物の素材でもう私のお財布はホクホク、某動物達の森のゲームで言ったら銀行が圧迫されて逆に吐き出してしまいそうな位には儲かった。


「さて……」


 最初に戻せば、今日は私達のギルドのイベント当日の日、前日から掲示板で呼びかけてみたこともあって、今うちのギルドには大量のプレイヤーが、入場は公平にするために、何やら現実のサイトで抽選をしたらしい。

 商売からイベントの管理進行、その他にもサイトの作成までやってしまうリズさんは一体……。

 というかこの前の二割って、もっと貰ってくれても良かったけど、後でまた何かお願いされたらその時に頑張ろう。


 分身体を作り出して列の整理を進めていく、他の皆もそれぞれ最後の確認をしているし、私も本体はキッチンで調理場の確認をしています。


「今日は忙しくなりそうですね」


 そう独り言を呟きながら来てくれたプレイヤー達を一人一人館内に案内していきます。

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