第2回イベント開始
今日はイベント当日、午後からしばらくの間もうここには戻って来れないし、出来るだけ早くスキルレベルをあげて食料関係のアイテムとかも集めておかないと。
そんなこんなで早朝からログインしてやったことは、まず分身体改めて分身隊の編成、そして暗殺スキルの変装で見た目を変えた各部隊に街中と外での食料調達、それから今まで完全放置だった島でメイド秘技の調理場を使って料理を大量生産、その他技能で付属品と必要になるかもしれないあれこれの作成。
その後も戦闘技能とかを上げるための舞台やら、食料調達やら生産活動に勤しんでいるとなんでかまたインフォがきた。
『一定数の生産スキルのレベルが上限に到達しました。』
『一部の特殊条件を達成しました。』
『条件の達成により、ユニークスキル【生産マイスター】を取得しました。』
『称号【変わり者の生産者】を取得しました。』
『加護【生産者の加護】を取得しました。』
『サーバー内で一定以上の採掘、採取を行いました。』
『条件の達成により、ユニークスキル【収集王】を取得しました。』
『称号【物拾いを極めた者】を取得しました。』
『条件の達成により、ユニークスキル【魔導生産】を取得しました。』
『一定数の状態異常無効スキルのレベルが上限に到達しました。』
『条件の達成により、ユニークスキル【状態異常無効】を取得しました。』
また変なスキル貰ったなぁ、それとほぼお決まりになりつつあるユニークスキル、これらのスキルについて少し調べたネットの情報だと、情報を開示したプレイヤーと全く同じキャラ育成をしても、手に入ったり入らなかったり、要は誰にでも手に入るものと、初めて取得したプレイヤー個人にしか手に入らない完全なオンリーワンな固有スキルになるって訳ね。
途中色々とあったけど、これで今のうちに揃えておきたいスキルは揃ったし、何か必要になったらその時取ればいいかな、それと元々はスキルポイント消費が前提でこんなに貰ったんだろうけど、武器なんかは地道に使い続けて覚えてきた私からしたらこんな何桁も溜まってるスキルポイント何に使うんだって状況なのだ。
「まぁ……予想外のスキル取得でまた当分は使わなそうだねスキルポイント」
食料関係は街までの道で手に入れて、調味料、香辛料に関しては街で探す。
こういうすごいリアルなゲームなら空腹もバカには出来ないんだけどね、皆に聞くと街にあるお店で買ったりするか、そのままの物を食べるか多少火炙りにしてるかで、後半に関しては結構酷いものだった。
はぁ……そんなことをしてるのが自分の姉だって思うと頭が痛い。
一通り買い揃えたところで早めにログアウト。
学校から連休に入るから課題が出されてるんだよね、ラムネとトムヤムクンと氷菓は問題ないんだろうけど問題はビルドなんだよね、頭が悪いわけじゃないのにやるタイミングが問題なんだよ、仕方ないし終わったやつからうつさせよう。
イベントが開始するのは今日の12時以降で、それまではこの後入る予定の最終調整のためのメンテナンスで入れないからね、多少無理してでも頑張って終わらせないと。
昨日学校から帰った後に終わらせた分の確認と残りの2教科を全力で書き込んだ結果出された課題は無事に終わった。
後はこれを真奈に移させるだけ、疲れたから9時まで寝ることにした。
起きてからキッチンを見ると、少なめの量で朝食が取ってあった。
「ん?」
ラップを外すと紙が1枚置いてあって、見ると母さんからだった。
『ゲームのために頑張るのもいいけど、身体は大切にしなきゃダメよ?追記、真奈ちゃんにもちゃんとお勉強させておいてね』
これは色々と母さんにはバレてる気がする、まぁやらせればいいだけだしうつしても大丈夫かな?
もしダメだったら小説のためってお父さんが買って倉庫に隠してる絵のこと言えば大丈夫、保険って大切だよね。
勢いよく起きて来たあと、朝食を済ませるなりゲームを始めようとした真奈を捕まえて、時間まで真奈の部屋で課題をうつす作業を進めて残りは空いた時間にでも進めてくれれば。
頃合を見てログインすると、早い人達は既に待機してイベントの開始をまだかまだかと待ってる。
おかげで街中は中央に行くほど人が密集しててまともに通れそうになかった。
私達が最後だったみたいで、人混みから少し離れた場所で皆でまとまってるのを見つけた。
「遅かったな?」
「ビルドに課題やらせてた」
「あぁ……」
「ふふん!もう終わったもんね!」
ビルド……すごい自慢げに話してるけど皆ももう終わってると思うよ、あと読書感想文は1人で頑張ってね。
すると周りが少し騒がしくなって、見ると空中に映像が表示されてた。
『プレイヤー諸君久しぶり!皆俺事は覚えるかな?』
そういえば前回と同じ人だね、今回もちゃっかり参加するのかな。
『うんうん覚えてくれてて嬉しいね、それじゃあいよいよ始めるんだけど、ここで我々運営からのサプライズ!今回のイベント、島のサイズを大きくする代わりに同じサーバーに現時点の全プレイヤーを送り込むことにした!いやぁー大変だったが何とか間に合ったぜ!』
「まじかよ」
「よくやるよ運営」
それ大丈夫なのかな?
このゲームの今のプレイヤーの数は知らないけど、1つのサーバーに集めていきなり落ちたりしないよね?
このゲームは五感を完全に再現したVRゲームだから、いきなりサーバー落とされたらどうなるかなんてわかったものじゃないよ、多分その辺も対処できるようにしてあるんだろうけど、聞いてる側からしたらすごい心配になるんだけど。
『処理落ちとかは心配しなくてオッケー!寧ろまだまだ余裕なくらいだ!もしなろうものならその時は全プレイヤーを一旦別のサーバーに分けてから少しずつログアウト作業を運営が行う予定だ。という訳で今回俺は参加出来ない………だが!俺の分も楽しんでくれ!』
うわ〜、今更かもしれないけどこの人が制作チームのリーダーでよくこのゲーム完成したね。
『前回の探索で見つけた場所や物は残っているけど、新しく追加された要素もある、この7日間ぜひ楽しんでくれよな!』
今回も始まる前からこのお祭り騒ぎ、このノリが最終日まで続くなら凄いけど、多分そんな余裕も無くなるだろうね。
『それじゃあ、第2回イベント!開始だー!』
宣言と同時に、前回と一緒で一瞬視界が真白くなる。
周りが見えるようになってくると、申請した通りちゃんと全員揃ってる。
それじゃあ初めての大きなイベント、頑張りますかね。
名前 ライム メイド長 Lv1→12
生命4,116×12→32,928×18
魔力15,435×15→1,234,800×21(+6,860)
筋力4,116×12→74,088×18
防御4,116×12→32,928×18(+500)
敏捷10,290×12→288,120×18(+6,860)
器用10,290×12→288,120×18(+6,860)
スキル
《武器》真·ウェポンマスターLv1→67
《魔法》初級魔法Lv1→100、中級魔法Lv1→86、上級魔法Lv1→65、上級合成魔法Lv1→65、聖樹魔法Lv1→100、無魔法Lv30、神聖魔法Lv30、時空魔法Lv1→100、霊獣魔法Lv30
《技能》暗殺Lv50、斬鉄Lv82→100、分身Lv53→100、千里眼Lv1→100、鷹の目Lv1→100、広域気配探知Lv1→62、広域魔力探知Lv1→62、気力操作Lv100、魔力操作Lv100、生産マイスターLv1→35、魔導生産Lv1→35、収集王Lv1→23、範囲超拡大Lv1→64、知覚超上昇Lv1→64、処理能力超上昇Lv1→64、状態異常無効、魔魂装Lv100、生命魔力超回復Lv100、魔魂吸収Lv100、魔力物理反射Lv89→100、半獣化Lv50、出力調整、メイド秘技
加護
亜神の加護、メイド長の加護、生産者の加護




