生産スキルを求めて2
晩御飯を食べ終えた私はスキル取得の続きをするためにすぐにログインする。
私がスキル取得に励んでいる間、真奈はレベル上げをしているらしい、後で私のレベル上げに付き合ってもらおう。
そして私が次に来たのは錬金ギルド、ここでは名前の通り錬金のスキルを取得する事が出来るらしくて、まだ魔法が使えない私はファンタジーっぽくてワクワクしてます。
中に入った印象は思っていたよりも明るく、受け付けだと思う場所を見てみると、やたら空いてるカウンターがあったからそこに入って見る。
周りが少し騒がしくなるけど気にしても仕方がないのでそのまま話してみることに。
「あの、ここで錬金術を学ぶ事が出来るって聞いたんですけど」
「なんだいお前さん、私に錬金術を学びたいのかい?」
「はい、それに周りは忙しそうだから」
「はははは、そうさねぇ、理由はどうあれ私に学びをこうのは見所がある、周りの奴らと違ってね、あんたを私の弟子にしてやるよ」
『特殊クエスト「錬金ギルドマスターの弟子 初級」が発生しました』
またクエストが出てきて、そして何故かまた弟子にされてしまった。
その後通されたのはいかにも錬金術してますといった感じの大釜や魔法陣が並ぶ部屋だった。
それとさっき届いたクエスト内容がこれだった。
特殊クエスト 錬金ギルドマスターの弟子 初級
·内容:錬金術の初級知識をマスターしよう
·報酬:錬金スキルと施設の一部の使用許可
錬金術開祖の家系、現錬金ギルドマスターから錬金術を学べ、そして錬金術の極意を叩き込め。
また同じようなクエストだ……。
それと最後の錬金術の極意って絶対さっきと同じ展開じゃん。
と言うかこのお婆さんはとんでもないお方のようだ、そりゃあ周りも騒がしくなるよね。
錬金術の開祖の家系って一体何代目なんだろ。
「さて、お前さんには先ずは錬金術の基礎を教えてやるかね、まず錬金とは方法が2種類ある」
「さっきの釜と魔法陣ですか?」
「そうだ、そしてそれぞれが何に使う物かわかるかね?」
錬金なんだから当然物を合わせる物なんだろうけど、2つもある用途は分からないので首を振ると説明してくれる。
「まぁ、初めなんて誰も知らないもんさ。先ず釜だけど、あれは薬品なんかを作るために使うね、次に魔法陣は金属なんかをまぜあわせる時、腕の経つものなら形も変えられるね、そして他の用途だと魔法陣はさっき言った薬品なんかの複製も出来るものさね、他にもあるが今のお嬢ちゃんにはこれぐらいで十分さ、後は自分で研鑽を積むなり分からなくて聞きに来るなり好きにしな。」
なるほど薬品は釜で作ってそれの複製は魔法陣、その魔法陣の使い道は言ってしまえば合成、てことは分離も出来るのかな?
聞いてみるとできるらしく、それに機嫌を良くしたお婆さんはさっきの言葉はどこえやら、さらに追加で教えてくれて他にも鍛冶師と似たような事が出来る鍛冶錬金、武具師と似たような事が出来る武具錬金なんかも熟練度次第で使えるらしい。
そのあともいくつかの初歩的な知識と少しの実技を終えたあと、合格は貰うことができた。すると当然のようにインフォが流れてきて。
『特殊クエスト「錬金ギルドマスターの弟子 初級」をクリアしました』
『特殊クエスト「錬金ギルドマスターの弟子 初級」のクエストを確認しました、称号「錬金術師の愛弟子 初級」を取得しました』
やっぱりまた称号ですか、てか愛弟子に昇格されてるんですけど、これは気にしたらダメなんですかね。とりあえず貰った称号の確認をしますか。
称号 錬金術士の愛弟子 初級
·器用値アップ(極)、錬金効果·品質補正(極)、熟練度補正(極)
·スキルポイント+10
より位の高い錬金術師に学ぶことで効果をました称号。
また凄い称号を貰ってしまったものだな、そしてまた器用値アップかぁ、これ今どうなってるんだろ。
なんとなくだけどステータスを見てみる……。
器用値だけ3桁いってる!?
私は一体何処に向かっているんだろうか……。
それから欲しいものは取り終わったから、とりあえずビルドと合流してみることに。
「なんかそれズルくない?」
「ずるくはない、欲しいなら覚えればいい」
「ん〜、なら鍛冶と細工は覚えようかな」
「頑張れ〜」
そう言って合流したばかりだけど、今度はビルドがスキル集めに、私がレベル上げに向かうことに。
時間ももったいないので急いで向かった訳だけど、もふもふを追いかける以外に特にやることも無いと思ったので、溜まっているスキルポイント23Ptで魔法を取ってみることにした。
『初級魔法、火魔法を取得しました』
『初級魔法、水魔法を取得しました』
『初級魔法、風魔法を取得しました』
『初級魔法、土魔法を取得しました』
『初級魔法、光魔法を取得しました』
『初級魔法、闇魔法を取得しました』
ふふ、やっぱり初級魔法は全部取りたいものですよそれは。
全部取るのにそれぞれ3Pt使って残りは5Pt、私の場合は称号でスキルポイントを貰っているからあまり痛くはない、後のスキルに使えとかとも思ったけど、やっぱり目先の餌に飛びつく純粋さも大事だと私は思うのです。
するとまたインフォが流れて来た。
『サーバー内で初めての初級魔法を全て取得したのを確認しました、称号『初級魔法の取得者』を取得しました』
称号 初級魔法の取得者
·魔力アップ(特)、魔法攻撃力アップ(特)
·スキルポイント+5
初級魔法を全て取得した者に送られる称号
結構な大盤振る舞いな称号、そして今日だけで3つ、スタートとしてはなかなかな滑り出しでは無いだろうか、そして早速取得した魔法を使って狩りをしていった。
するとまた何かのインフォが。
『短剣のレベルが5になりました。武器スキル【スラッシュ】を取得しました。』
『短剣のレベルが10になりました。武器スキル【急所突き】を取得しました。』
おっ?武器のスキルが2つも手に入ってる。
順調に進んでて楽しいな〜。
ビルドも戻ってくる気配がないから街に戻ってリズさんに会いに行ってみることに。
名前 ライム 短剣使い Lv3→5
生命13→15
魔力16→50
筋力13→15
防御13→15
敏捷21→25
器用91→165
スキル
短剣Lv4→12、暗殺Lv2→8、気配察知Lv1→5、料理Lv1、裁縫Lv1、掃除Lv1、錬金Lv1、火魔法Lv1、水魔法Lv1、風魔法Lv1、土魔法Lv1、光魔法Lv1、闇魔法Lv1