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メイドだって戦闘職です  作者: カエデ
一章
25/111

久しぶりのレベル上げ

 全員揃ったところで早速レベル上げに出発。

 場所はこの前言った鉱山、別に鉱石が欲しい訳じゃなくてゴーレムから得られる経験値が美味しくて、それを教えた結果再び来ることに。

 ここに来るまでの途中のモンスターは当然、洞窟内のゴーレムも簡単に倒されてく、私が思ってるよりも皆強いね。


「なぁライムこいつらに苦戦したのか?」

「苦戦はしてないけどそれなりにかかった」

「お前は元々火力で押し切るタイプじゃないからな」


 そう言いながらも今も数発のパンチでゴーレムを粉々に粉砕し続けるビルドと、片っ端から剣で両断し続けるラムネ。


 今にして思えば私も本気で攻撃すれば凹むぐらいしたのでは?


 ビルドは筋力が高いからだろうけど、ラムネがゴーレムをスパスパ切ってるのが気になる。


「ねえラムネ、硬いゴーレムどうやって切ってるの?」

「あぁこれか?修行で森に篭ってた時に、剣使って木を的にして斬りまくってたらいつの間にか一発で斬れるようになっててな、多分そんときからスキルを取ってたんだと思う」


 スキルの名前とか聞くと斬鉄って名前のスキルらしい、そりゃ物がスパスパ斬れるよね。

 私達の中にもついに強さのおかしいのが出てきちゃったね、まだまともなのは氷菓とトムヤムクンくらいかな、ビルドは筋力が既におかしいしね。

 今までに比べても氷菓は今回大人しいけど、下手に魔法乱射されるよりはまだマシだからあえて何も触れない。


「にしてもこの洞窟随分と長いのな」

「ゴーレム倒すのは面白いけど同じのばっかだとつまんないな」

「それはビルドがいつも飽きるのが早いだけだよ」


 そんな話をしながらもゴーレムはしっかり倒していくラムネとビルド、パーティーを組んでるからいいけど、これソロで来てたら経験値の奪い合いが起こってたね。

 きっと氷菓が全力で魔法乱射してくるだろう。


 奥に来ると光源になってる光る鉱石が増えてきて、穴のサイズも今では3メートルはあると思う。

 少しずつ変わってきた洞窟内の様子に警戒しながらもペースが落ちることがなく進む。


 するとゴーレムの種類が石から鉱石に変わってきた。


 私が前に戦った魔鉱石のゴーレムはいないけど、鉄っぽいのと水晶みたいなのが数体並んできてる。

 すると前で構えてる鉄ゴーレムの後ろから大量の光線が飛んでくる。


「トムヤムクン!」

「わかってるよ!」

「魔力障壁」

「魔魂装 盾」


 ラムネの指示でトムヤムクンが大盾を構えるけど、流石に全員を庇えそうにはなかったからビルドとラムネだけ後ろに回して氷菓と私も防御に回る。


「止まったからさっさと倒してこいよ」

「わかってる、行くぞビルド」

「任せとけ」


 攻撃に関してはかなり凶悪だったけど、一度止まってしまえばもうただの的、うちの近接2人がその隙を逃すはずがない、しばらくするとゴーレムは完全に殲滅されて今はそれ等を程よい塊に解体中。


 解体が終わった後の素材はトムヤムクンの鎧に必要そうな分以外は全部私に回された……。

 理由は聞くまでもなく防具一式作る羽目になるんだろうね。


 そこそこ奥に行くと行き止まりに当たって、分かれ道もなかったからここで洞窟の探索は終わりらしい、外に出るまでにもゴーレムが出てきて、途中からこんどは鉱物から変わって出てきた石のゴーレムに関しては経験値だけもらって素材を押し付けられた。


 私石はそんなに使わないと思うけど、流石にリズさんもこんな量の、それもただの石?岩?は捌けないだろうし、何か使い道が生まれるのを願って自分で持ってることにする。


 街に帰ると早速作らされて、量が量だけに数日かかるって言って、しばらくはまた自由行動になった。

 あれ、皆は兎も角私の自由は?


 そろそろ終わりの時間も近いから作業するのは明日からかな。


 という訳で次の日、学校は相変わらず平和、そう言えば私の学校でもAnother Lifeやってるが人増えてきてたね、イベントに参加出来なかった人もいるみたいで、参加してた人とゲーム談話で盛り上がってる。

 それと運営はギアの販売を一旦ストップするみたいで、結構周りから騒がれてるらしい。


 学校が終わった私は、家に着くなりゲームの中に入り自由のために速攻で作業に入る、数日はかかるって言ったけど、折角イベントも終わって自由な時間、私も色々やりたいのだ、例えばラムネの持ってた斬鉄のスキルが取れないかなとか、大盾も試しにやってみたかったり、可愛い動物たちをもふもふしたりもふもふしたり。


「この世界の動物はみんなこっちに飛びついてくれるからね〜、早く会いに行きたいなぁ……」


 それぞれ依頼されたのは、ラムネからは着物って言われた。

 女用と男用どっちか聞いたら剣の鞘に手を置かれたからしっかり男用の着物を作る、デザインとかは考えてないけど、某泥棒アニメに出てくるお侍さんみたいなのでいいよね?それをラムネの髪に合うように染めたりしながら作っていく、ついでに羽織も作るけど……。


「紫ってなんだろ……やっぱり蝶かな?」


 頭で簡単なデザインと色合いだけ考えながらも手元を動かしていく。

 それから完全におふざけだけど、スーツとロングコートの執事服でも作ろうかと思ったから両方作って渡そう、そうなるとやっぱり小道具とかも欲しくなってきて、勢いで細工のスキルを撮ってしまった。


 氷菓は学校で着てる制服みたいなのだから、そこに小さい蝶ネクタイと襟のところに白くラインの入ったセーター、魔法使いらしく長めのローブを上から着る感じかな、ローブはずってると見た目悪いから足首から先が見えるくらいにしてオマケにフードでもつけとこうかな、それからただ布を被ってるような感じなのも少し避けたいし、肩のあたりは手間だけどもう1枚布で周りをおおってみようかな、あと余ってるしアクセサリーにこの前のあまりの魔核使ってペンダントでも作ろうかな。

 それから頭に小さい三角帽子の髪留めと、それから色は……本人から黄色って頼まれたけど……。


「まあ、私は責任は持ちません」


 ビルドは上を白シャツに黒のジャケットとズボンを腰から足首辺りまでゆったりしたものがいいって言ってた。


「すごいアバウトなうえに、実際に完成したもの想像して凄いヤンキーみたいな格好みたいなんだけど……」


 そんなことを今は誰もいないギルドの作業場で呟きながら、それぞれ頼まれた服と一着おふざけで作るやつと、必要なものを揃えていく、そう言えば服のデザインとか聞いた時ビルドはやたらジャケットとズボンは黒に赤のラインってこだわってたね、理由を聞いたらかっこいいかららしい、服の質感なんかも元の金属の光沢感を残しといて欲しいとか言ってたし。


 さて加工が終われば後は性質付与でひたすら合成作業で上手く質感なんかを調整して、そしたら今度は家事ギルドに言ってそれぞれの生地作り、もう慣れた作業だからいいけど、3人分の服の生地を1人で作るのはなかなかに大変だね、この時ほど自分がもう1人欲しいと思ったことはないだろうね。


 やっぱり一日じゃ終わらなくてログアウトすることになったけど、明日から作り始められるまでは進めたから十分かな。



名前 ライム メイド Lv15→19


生命3,546→4,152

魔力7,622→8,798(+6,860)

筋力3,546→4,152

防御3,546→4,152(+500)

敏捷9,022→10,198(+6,860)

器用7,562→8,738(+6,860)


スキル


短剣Lv50、片手剣Lv50、細剣Lv31→42、鞭Lv29→38、鎌Lv37→50、槍Lv32→45、弓Lv34→46、盾Lv42→50、曲刀Lv36→45、片手斧Lv29→31、長杖Lv32→45、暗殺Lv50、気配察知Lv100、魔力察知Lv100、気力操作Lv60、魔力操作Lv60、料理Lv42、裁縫Lv37→45、掃除Lv34、錬金Lv57→60、細工Lv1、火魔法Lv26→30、水魔法Lv30、風魔法Lv30、土魔法Lv30、光魔法Lv30、闇魔法Lv25、魔魂装Lv48→61、生命魔力超回復Lv69→84、魔魂吸収Lv41→53、メイド秘技


加護

亜神の加護、メイドの加護

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