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メイドだって戦闘職です  作者: カエデ
一章
23/111

探索イベント終了

 次の日私はゲームにログインして、リズさんのお店に向かった、イベントは既に探索が終わってるから、モンスターを倒してポイントを稼ぐのも自由、いつも通りのの探索を続けるのも自由ということになってる。


 私はビルドが代わりに頑張ってくれるから後で時間いっぱいのんびりとポイント稼ぎに行こうかと思う。

 今は出来上がったメイド服の感想をリズさんから聞こうかと思ったからお店に向かってる。


 リズさんは探索が一通り終わって戦闘では活躍出来そうにないって言って、お店で他に何か情報がないかリズさんなりに探してくれてる。


「あら?ライムちゃんは皆みたいにポイント稼ぎには行かなかったの?」

「ちょっとリズさんに見て欲しい物があるので」


 そう言ってお店の裏で早速装備。


「どうですか?」

「……ライムちゃん、その服どうしたの?」

「自分で作りました、前に言ったか忘れましたけど私はメイドなので」


 情報の処理に入ったリズさんが戻ってくるまでお茶でも飲みながら勝手にくつろいでる。

 ようやく戻ってきたリズさんからは職業と装備の両方でどういった経緯があってこうなったのかと装備の性能について聞かれた。

 今に至る経緯は兎も角、装備については公開しない約束をしてから教えた。


「何となくわかったわ……つまりほぼ初めからフラグたってたのね。それとその装備は確かに公開しない方がいいわ、ライムちゃんが自作したなんてもっと言えないけどね」

「やっぱりそんなもんですか?」

「そうね、今現状でこれだけの性能だし、もし今私が聞いたことを他のプレイヤーが知ったら、ライムちゃんはきっと自分がゲームを楽しめないくらい依頼が殺到するわよ?」


 それは困るね、なら秘密にしよう。


「でもそんなレベルの素材何処で見つけたの?魔力と親和性のある糸とそれで作った生地」

「この前クレイさんから鉱石の事で聞いたら洞窟があったみたいで、それで行ったらまさかの身体が魔鉱石でできたゴーレムが出てきて、倒した結果です」

「そう言えば金属で糸を作ったんだっけ?錬金術ってそんなこともできるの?」

「知らなかったんですか?」


 聞くとリズさんは首を横に降って、理由を話してくれる。


 話を聞くと、錬金術を専門にしてるプレイヤーもこのゲームにはいるけど、それでもまだスキルレベルが30に到達してなかったり、到達してもそもそも使い方がいまいちわかってなかったりいろいろ、特に大きな点が私みたいに各方面に手を伸ばしつつ全部を器用に育てられるプレイヤーがまずいないこと、それで簡単に検証も出来ずに今に至る。


「そもそもライムちゃんはそんなにスキル取得して、どうやって全部育ててるの?午前中にログアウトしてるのを見ると引きこもってるとかじゃないとは思うけど」

「いや私まだ学生ですよ、それとスキルの育成については黙秘します」


 私が引きこもりを否定しながらも、スキルやその他キャラの情報に黙秘権を行使すると、何となくそんな予想はしてたのか、少し笑いながら引き下がってくれた。


「でも鑑定とかのレベルが高いプレイヤーには分かっちゃうかもしれないわよ?まぁ、その装備はライムちゃん限定みたいな性能みたいだし、狙う人はまず居ないと思うけど、性能のいい装備は誰だって欲しがるもの、それだけは忘れちゃダメよ?」


 その言葉に私は頷きながら、思い出したようにリズさんにもお茶を出す、メイドって事でノリで作ったけど、なかなか好評だった。


 それと情報の秘蔵はどの道無理だったか、まぁいつかはバレるだろうけどどうせ素材が集まれば新しくするし、現状バラされて困るようなこともないかな。

 一応後でスキルなんかもないか見ておこうかな。


 用の終わった私はリズさんに感想?のお礼を言ってからその場でイベントエリアに転移した。

 2日目は初日と違って人が少なくなってて、探索を終えた人、探索が困難な人と別れ始めて、今は私達みたいに探索の後もポイント稼ぎのために来ているプレイヤーと未だに探索を頑張っているプレイヤーの2つに大きく別れて、生産がメインのプレイヤーは殆どいなくなってる。


 そのまま今日は終わりまで羊を追いかけ回してイベントは終了した。


 イベントが終了したのは夜の23時で、そこから強制ログアウトで全プレイヤーがログアウトしたらしい。

 イベント限定アイテム、何が貰えるのかな?


 この時の私は知らないけど、実は私や他の上位プレイヤーなどの1つの分野でかなり突出した実力を持ったプレイヤーのせいで、運営の人達は何を景品にするべきか、そもそも景品が必要なのかと頭を悩ませていたりするけど、そんなことは私達には分からないこと。


 今日は学校で話し合って、久しぶりに皆でレベル上げにでも行こうってことになってゲーム内の噴水広場で待ち合わせすることに、その時私と真奈、瑠璃が愁から絶対にその場から動くなって釘を刺された。


 ゲームにログインしてから早速噴水前で待ってると、やっぱり目立つみたいで結構視線を感じる。

 するとビルドがすぐに来て、装備を見るなりすごいとかずるいとか言ってきたけどそんなのは知らない、この装備は必要だったから自分のために頑張ってやったこと。

 というか格闘家の装備ならビルドは鍛冶スキル持ってたと思うけど、聞くと生産は面倒だからやってないらしい、それと鍛治とかの称号は既に取ってる人がいるらしい。


 その後作ってと言われたけど、せめて素材くらいは集めてと言ったら何故だかやる気、いや殺る気満々になってる、なんかまずいこと言ったかな?

 その後氷菓が来てビルドと同じ展開になったけど、素材は集めろと言ってとりあえずその話は終わりにする。

 あとのラムネとトムヤムクンは2人して同じ方向から来たって事は昨日の探索2人でやってたのかな?

 同じ展開になったのは言わずもがな。


「ライム、お前もう生産メインにでもしたら?」

「やだ、私は冒険に出てまだ見ぬもふもふを堪能する」

「酷い目標だな……」


 そうは言うけどトムヤムクンは別に何か目的があってやってるわけじゃないから、そんなこと言われても困っちゃうね。

 試しにラムネが私以外にもこのゲームでやりたい事を聞いてみることに。


「じゃあまずビルド」

「おう!私は兎に角強いやつを一発で跡形もなく粉々にできるようになりたい!」

「うん元気に物騒なこと言うのはやめなさい」


 これを聞いた私は自分の目の前でまた動物達の肉塊の山ができるのかと想像してしまった。


「じゃあ次氷菓」

「んー、私は辺り一体のモンスターとパーティーメンバーを爆散させる以外に特にないかな」

「やめなさい」


 相変わらずツッコミ役に回るトムヤムクンだけど、流石に私も氷菓のやりたい事はやらせないようにしよう。

 その後のトムヤムクンとラムネはお互いそこまでやりたいことはないとの事、何かと言われればトムヤムクンは少し攻撃にも興味があるからやってみたいとの事、ラムネに関しては強いやつを斬りたいとビルドと似たような理由だったり。



名前 ライム メイド Lv12→15


生命3,105→3,546

魔力6,740→7,622(+6,860)

筋力3,105→3,546

防御3,105→3,546(+500)

敏捷8,140→9,022(+6,860)

器用6,680→7,562(+6,860)


スキル


短剣Lv50、片手剣Lv41→50、細剣Lv23→31、鞭Lv21→29、鎌Lv26→37、槍Lv21→32、弓Lv22→34、盾Lv27→42、曲刀Lv24→36、片手斧Lv20→29、長杖Lv20→32、暗殺Lv50、気配察知Lv100、魔力察知Lv100、気力操作Lv60、魔力操作Lv60、料理Lv34→42、裁縫Lv37、掃除Lv34、錬金Lv45→57、火魔法Lv26、水魔法Lv30、風魔法Lv30、土魔法Lv30、光魔法Lv30、闇魔法Lv25、魔魂装Lv36→48、生命魔力超回復Lv57→69、魔魂吸収Lv32→41、メイド秘技


加護

亜神の加護、メイドの加護

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