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メイドだって戦闘職です  作者: カエデ
一章
18/111

イベント開始

 聞きたいこと、やりたかったこともある程度だけど無事終わったし、今日はもう素材探しに専念しようかな。

 とう言うわけで、かなり初めの方で来たのはいいけど結局使ってなかった図書館に来ています、中には様々なジャンルが種類別、国別に並んでる、初めて知ったけど別の国あるんですね。

 そりゃあるんだろうけど、そんな要素今まで何処にもなかったし……。


「材料……材料……」

「あら?この前のお客さん?」

「あ……」


 確かこの前お店によった時に図書館のこと教えてくれたウェイトレスさん。


「奇遇ですね、何かお探しですか?」

「えっと、実は今服の材料を探してて、色んな材料とか服のことが書いてある本を探してて」

「なるほど……それならこっちにありますよ」


 流石常連ってことなのかな、私が探してるほんの位置も知ってるみたい。


 案内されたのは結構奥の方で、理由を聞くと素材について調べる人がそもそも少ないから奥の棚に移されたらしい。

 早速探してみると色々と候補が出てきた、その中でも私がこれなら防具としても使えそうだと思ったのが2つあって、片方は錬金術で作れる鉱糸と言う物で、これは錬金術で金属本来の丈夫さを残しつつ、糸みたいな柔軟性を持たせた物らしい、錬金術ってもうなんでもありなのかな?


 もう片方はそれを加工した物で、より細くした鉱糸をモンスターの毛や糸、植物の繊維などを混ぜて編んでより丈夫になったもの。

 素材の宛はないけど、これならいい服が作れそう。


 取り敢えず今現状で作れるもので調べてみよう。

 そう思って席を立ったけど、確認すると終わりにする時間が近かった。

 残念な感じだけど続きはまた明日、イベントもあるしもしかしたらイベントのエリア内にいい素材があるかもと言う希望も含めて図書館を後にした。


 という訳で一旦ログアウトして日をまたぐ、翌朝起きると真奈が既に起きてて、食べ終わると急いで部屋に戻って行った。

 こういう時は早起きなんだから、普段もそれぐらい早ければ朝2人して走らなくて済むのにね。


「私もさっさと食べよ」


 ログインすると街中には既にたくさんのプレイヤーが集まってて、イベント開始を今か今かと待ってる。

 すると空中に映像が流れてイベント開始を告げる。


『やぁやぁ諸君!大変待たせてしまったね、君達の中には知っている者もいるだろうがまずは自己紹介だ、私はこのAnother Lifeの制作チームでリーダーをしている金塚 新生、そしてこのゲーム世界ではルーヴと名乗っている1プレイヤーだ、皆はこっちで呼んでくれよ!』


 へぇ運営もこのゲームしてるんだ。

 というかそれはそれで問題起きないのかなと思ったけど、どうやらこのゲームのシステムは自身で世界を管理してるから、実は運営もこの世界の情報は自由に閲覧出来ないみたい。

 できることというと今回みたいなイベントの企画と設定、それに伴ったモンスターの追加だけみたいで、さらに運営や制作に関わった人は、一部プレイに制限を儲けてるらしい、道理で周りからの反感も少ないわけね。


 ちなみに今もこうしてイベントの説明をしてるけど、周りのNPC達は何も気にせずにいつも通りの生活をしてる。


 後で調べると、この世界での運営の立ち位置は、世界を作った神様達に変わってこの世界を見守ってる使徒的な存在らしい、さらにいえば私たちプレイヤーは更にその使いってことらしい。


『さて、説明もこんなもんかな、2日間の小さなイベントだが、全力で楽しんでくれ!』

「「おおー!!」」


 流石運営、短期間のイベントでもプレイヤーをここま沸かすなんて。

 雄叫びを上げながらも、次々と周りのプレイヤーが転移していって、私の視界も真っ白になる。

 視界が戻って周りを確認すると普通の森だった。


「さて太陽は……」


 小学校の理科とかでも習ったと思うけど、太陽の位置と現在の時間から大体の方角を探してみる。

 方角を確認したら、あとはそのまま何か見付けるか島の端に着くまで全力疾走する。


 それからしばらく走ったけど、途中に何かが見つかることも無く、これといって苦戦する戦闘が起きることもなく島の端、浜辺についてしまった。

 折角浜辺に来たから少し周りを見てみる、なにかないかと探しはしたけど、海面に真っ黒な小さなお城がある以外は特に何も見つからなかった。さらにそのお城も海の彼方で行けない、訳では無いけどどうしようか。

 試しに風魔法の浮遊を使って進むと、すぐに壁にぶつかってる探索は出来なかった。

 また森に戻って探索を始めようかと思っていると後ろに気配を感じる。


「誰ですか?」

「ふむ、まさか気付かれるとは」


 忍者だね、テレビで見るような忍者まんまだね。

 ていうかバレるとは何かな、もしかして私は狙われていたのかな?


「何かようですか?」

「いや拙者はただ近くを通っただけだ、特に何をするつもりもない」


 へえー、何か情報貰えないかなぁ。


「ねぇ忍者さん、ここってどんなモンスターが出るんですか?」

「拙者の気配には気付けたのに戦闘はしてないのか?」

「しましたよ?ここに来る途中に蝶々と」


 蝶がいたから少し期待して幼虫も探してみたりしたんだけど、糸ゲットまでは遠そうだね。


「ふむ(少々心苦しいがあいつの情報を教えてみるか)、それなら拙者は向こうの山を降りて来たのだがな、そこで羊を見たぞ」

「羊ですか」


 ほう、それはまた都合がいいですね、羊を倒せれば糸が手に入るこれは行くしかないですね。


「ありがとうございます、少し行ってみます」

「あぁ健闘を祈る」


 さて、決まったなら早速行かないと、全力で走っていく私の後ろでさっきの忍者さんが驚いてたりするけど、私は知らない。



名前 ライム メイド Lv1→4


生命1,929

魔力4,388

筋力1,929

防御1,929

敏捷5,788

器用4,328


スキル

短剣Lv50、片手剣Lv26、細剣Lv1、鞭Lv1、鎌Lv1、槍Lv1、弓Lv1、盾Lv1、曲刀Lv1、片手斧Lv1、長杖Lv1、暗殺Lv43→50、気配察知Lv100、魔力察知Lv100、気力操作Lv52、魔力操作Lv52、料理Lv9、裁縫Lv1、掃除Lv27、錬金Lv28、火魔法Lv12、水魔法Lv30、風魔法Lv30、土魔法Lv30、光魔法Lv30、闇魔法Lv12、魔魂装Lv23、生命魔力超回復Lv34、魔魂吸収Lv14、メイド秘技


加護

亜人の加護、メイドの加護

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