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メイドだって戦闘職です  作者: カエデ
一章
15/111

情報屋の怪盗

 昨日は少し強化されて帰ってきたあの化け物称号での急成長以外何も出来てないからね、霊獣王さんから貰った称号の確認と急いでレベル上げかな。

 今日も特に何かあるわけでもなく、普通に学校が終わって家に帰る。真奈はもうログインしてるだろうから私も早く行こう。


 ログインしたらまずは増えたスキルと貰った称号の確認をしないと。



『気力操作のレベルが45に到達しました。スキル【気力吸収】を取得しました。』

『魔力操作のレベルが45に到達しました。スキル【魔素吸収】を取得しました。』

『一部の特殊条件のクリアを確認しました。』

『条件のクリアにより、ユニークスキル【魔魂吸収】を手に取得しました。』

『ユニークスキルの取得を確認しました。称号「ユニークスな奴3」を取得しました。』



称号:ユニークな奴3

·全ステータス超アップ(極)、ユニークスキル効果上昇(極)、ユニークスキル耐性(極)、熟練度補正(極)、経験値補正(極)


·ステータスポイント+100、スキルスポイント+100



称号:霊獣王の祝福

·筋力アップ(極)、魔力アップ(極)、スキル攻撃力アップ(極)、状態異常耐性(極)

·スキルポイント+50


 

 このスキル2つで一体いくつのユニークスキルが手に入るの?


 だけどこれは普通にいい物を貰ったってことでいいのかな?それとこの称号で私の現時点のスキルポイントがやばいことになってる。


 結構増えたけど、スキルポイントを消費してまで覚えなきゃいけないものって今はないんだよね。

 それはイベント始まってから考えるとして、今日は昨日行けてない場所も含めて探しながらレベル上げしようかな。


 そんなわけで街の外に出ようかと思っていたんだけど、外に出るまでの道がすごい混雑してる。

 これ外に出れるの?


 ただ待ってるのも時間がもったいないから何か知ってそうなリズさんのところに行ってみる。


「と言うわけであれってなんですか?」

「あぁあれね、ライムちゃん達にも言ったことがあったと思うけど、実は昨日噂になってたトッププレイヤーの人が進化して、その情報が回ってからはあの有様よ」


 仕事とかリアルの予定はどうしてるのか気になるけど、要はその噂の人が進化して、その情報から進化が近かった他の攻略組の人達と、その他の一部のプレイヤーが狩場に殺到して、それにつられた他のプレイヤー達も進化を目標に街の門に寿司詰めになってるのが今のあの有様と。

 どうしようか、どうやって外に出ればいいのかな。

 このあとのレベル上げの予定が難しそうになってきて、どうしようか考えてるとリズさんから提案を貰った。


「ライムちゃん生産スキル持ってるんだから何か作ったら?」


 あぁその手があった、でも料理にしろ錬金にしろ素材どうしよう。


「それなら私からの依頼で少し手伝ってくれない?」


 リズさんが手伝って欲しいと頼まれた依頼は、召喚師がモンスターの召喚に使う魔石と大量のポーション作りだった。


 ポーションは兎も角、召喚石の方だけど今はほとんどの召喚師が自分で作ったり、錬金術師に依頼するらしいけど、始めたばかりの召喚師の中には、初回の召喚以降どうすればまた召喚できるのかわかってないプレイヤーもいるため、そういったプレイヤー達のために少しでも扱っておこうとしてるらしい。


 それとこのゲームにはテイマーも居るらしくて、違いとしては召喚師が召喚石での召喚、テイマーはモンスターを一定数討伐する事で呼び出せるようになる。

 どちらにも善し悪しがあるみたいで召喚師は同じ味方を連れることが出来て召喚も簡単だけど育成できるのは一般のモンスターや一部の亜人種らしい、一方でテイマーは呼び出せるようになるまでにかなりの労力がある分、規定数さえ満たせればボスモンスターでも召喚出来るらしい、確かにどっちもどっちかな?


 今はレベル上げ以外だと特にやりたいこともあったわけじゃないから試しにやって見ようかな。


「実は材料はもう揃ってるの、お店の裏に運ぶからある分で作っちゃって」


 元々ちゃんとした錬金術師に依頼を出そうかと思ってたらしくて、結構な数の魔石の欠片をアイテムボックスから取り出してる。

 作り方なんかはスキルの中にちゃんと書いてあって、他にも今のスキルレベルで作れる物なら必要な素材とその数がちゃんと書いてある。

 初めは5回に1回くらいの成功率だったのが、続けてるとすぐに失敗しなくなったからステータスを見ると、錬金のスキルレベルが一気に上がってた。


『錬金のスキルレベルが15に到達し、新たに釜での錬金が可能になりました』


 釜って言うとあれかな、錬金ギルドで見たいかにも錬金してますよみたいなやつ。

 違いがよくわからなかったから説明を見ると、ギルドで聞いた事と同じことしか書いてなかった。

 他に知ったことだと普通の錬金は物質同士を繋げたり、材料から同じ物を複製する事しか出来なくて、錬金ギルドのお婆さんが言ってた形を変えるのは出来なかった、もっとレベルをあげないとダメなのかな。


 とりあえず頼まれた依頼の分は終わったから、今もお店にたってるリズさんのところに行くと、知らない女の人と話をしてる。


「リズさん終わった」

「え、もう終わったの?」


 確認のために作った魔石を見てもらうと、ほとんどの魔石が高品質だったから驚かれた。


「リズ〜その子は?」

「ああごめん紹介するわね、ライム、こっちは私がよく情報を貰う情報屋のキール、キールこっちはライム、正式版が発売されてから始めた子で、このゲームでは相当な実力者よ」

「ほうほう、それはまたいいこと聞いた、それと私は表向きには情報屋だけど、本来の職は怪盗さ」

「それ言ってもいいんですか?」

「なぁに、信頼がなきゃ情報屋なんてできないよ、これは今後とも宜しくって事で私の情報を教えたわけさ」


 ふむ、じゃあ私はもうこの人の知り合いになってしまったのか。

 何させられるんだろ、やっぱり怪盗だから何か盗むのかな?


「あぁ、言っておくと私は物は盗んでないよ、私の獲物はあくまでも情報、怪盗なのは潜入の為に必要なスキルをとるためなったんだよ」


 聞くとキールさんは、情報屋をするためにスキルなんかをとっていたら、進化先に怪盗があって、見ると自分のプレイスタイルとの相性が良くて選んだらしい。

 というか今しれっと進化してるって言われたんだけど。


「私も進化したのはついさっき、リズが情報屋って紹介したのはまだ言ってなかったから」

「そうね、私も聞きたかったわねその話、それと怪盗なんて知られたら貴女だって面倒でしょ」

「まぁそうなんだけど」


 その後も結局は街の外には出れそうになくて今日はログアウトした。



名前 ライム 短剣使い Lv25


生命975

魔力1,825

筋力975

防御975

敏捷2,590

器用1,730


スキル


短剣Lv47、片手剣Lv1、細剣Lv1、鞭Lv1、鎌Lv1、槍Lv1、弓Lv1、盾Lv1、曲刀Lv1、片手斧Lv1、長杖Lv1、暗殺Lv32、気配察知Lv78→87、魔力察知Lv62→79、気力操作Lv46→49、魔力操作Lv46→49、料理Lv9、裁縫Lv1、掃除Lv1、錬金Lv1→28、火魔法Lv12、水魔法Lv17、風魔法Lv21、土魔法Lv27、光魔法Lv19、闇魔法Lv12、魔魂装Lv5、生命魔力超回復Lv12、魔魂吸収Lv1


加護

亜人の加護

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