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メイドだって戦闘職です  作者: カエデ
一章
13/111

イベント告知

 翌日、いつも通りの学校が終わって、早速ゲームにログインすると、運営からお知らせが来ていた。

 来ていたお知らせの内容は、イベントの告知だった。



【告知】

 今週の休日に、大規模イベントに向けた小規模探索イベントを開催します。

 本イベントは、連休に開催予定の大規模イベントに向けた小規模の探索型のイベントとなります。


 内容は、予定されている大規模イベントの舞台となる島の探索、そしてモンスターの討伐が目的となります。

 本イベントは大規模イベントを有利に進めるための物になります。

 また倒したモンスターによってポイントが加算され、イベント後に各アイテムと交換が可能となります。

 取得出来るポイントなどは、モンスターを識別した際のランクで変動します。モンスターは討伐されなければポイントには加算されません。


 イベント内のルール等は以下の通りになります。

·ポイントの取得には、いくつかの方法がありそれぞれどれを選ぶかは自由です。

·モンスターの討伐により取得。

·エリア内の探索により取得。

·プレイヤーとの対決により取得、この場合、負けた側は一定のポイントを失い、その分を勝利したプレイヤーが取得する形となります。

·アイテムの持ち込みは可能です。

·島の探索中の2日間は、一部の場所でログアウトが可能です。

·イベント中の移動制限はなく、参加するプレイヤー、非参加のプレイヤー関係なく通常通りのプレイが可能です。


 以上が本イベントの告知になります。



 私がイベントの告知を見終わると、リズさんから連絡が来てたからいつも通りお店に行ってみる。


 お店に着くと、私の他にもビルドとラムネが来てたみたいで、クレイさんと4人で話してる。


 呼ばれた理由はさっきまで見てたからわかるけど、一応聞いてみる。


「どうしたんですか?」

「あら?イベントの告知見てないのかしら」


 それなら見たので知ってると話すと、リズさんは呆れたように言ってきた。


「あのね、今回集まってるのはそのイベントについてなのよ」

「まあ、そうですよね」


 わかってて聞いてるだけに少しムスッとする気持ちもあるけど、わかってて聞いてるから何も言わないことにする。


「今回のイベントは本戦に向けた偵察みたいなもんだ、モンスターの討伐もあるから、そのことを考えるとそもそも1人でやるイベントじゃないんだよ」


 今皆が集まった目的はわかったけど、何をするのかわかってない私に、クレイさんが説明してくれた。


「わかった、けど何をするの?」

「今回は大規模イベントを有利に進めるのが目的になる、だからどのプレイヤーもモンスターを倒しまくると思う」

「だけどこのイベントはそれだけじゃないわ、目的に探索がある以上地形によって有利不利があるはずよ、そこで皆に」

「モンスターを倒しながら地形の把握もやってくれってことか」

「私はそういうの苦手だ!」


 よくそれを言い切ったね。


 ビルドは探索好きなのに、地形把握が苦手なのは私がよく知ってることだから、イベント報酬で何か貰う代わりに私が探索をすることになった。


「私の分もしっかり倒してポイント稼いでね」

「おう、私がライムの分までしっかり稼いで来るぜー!」


 まぁ私もモンスターは倒すから自分のポイントはしっかり稼ぐけどね。


「それで1つ問題があるの。私達も探してはみたんだけど紙が無いのよ」

「俺もイベントの告知があって、知り合いに聞いてみたんだが、あっても値段が高すぎてとても買えるものじゃないってことらしい」


 紙……木からできてるのは知ってるけど、それなら自分で作ろうとした人とかいるのかな。


「その紙って自分で作れないんですか?」

「それは一部の生産職も思ったんだが、上手くいってないらしい」


 それは残念、だけど無いものを求めても仕方ない、他に話すこともなさそうだから、今いない2人に対しての説明はラムネに任せて、私はレベル上げにでも行って来ますかね。


 ということで私は昨日皆で行った森に来ています。

 この前のリズさんとの探索でもそこまで苦戦はしなかったからいつものモンスターの少ないところから普通にモンスターとも遭遇する場所に来てみた。


 正直いつもの平原だとレベルの伸びが微妙になってきてたところだったしちょうどいいのかもしれない。


 という訳でなんだかんだでまだ試せてなかった魔魂装の能力調査をしてみた。

 するとスキルの中にあった能力は1つだけだった。そしてその1つの能力は武装というものだった。どんな物かと思って見てみると持っている武器スキルにあった武器を作り出すものだった。


 そこで私は思ったけど、この世界はスキルポイントの消費以外だと、使った、もしくは行ったことに対して、それにあったスキルを取得出来ること、少なくとも私の持ってるスキルだと生産系のスキルがそれだと思う、武器はまだ短剣以外で使ってないから分からないけど、やってみる価値は十分にある。

 それにこのスキルで作った武器も使えば使うほど使用時間も魔力の消費量も変わるだろうし、もしモンスターに合わせた武器での戦闘を全部このスキルで作った武器でできるなら、それだけでやる意味がある。


 私は一旦街まで戻って、兎に角安めの物でもなんでもいいから、より多くの種類の武器を買っていく。


 買い物が終われば、あとは当然実験あるのみ、早速買った物の1つをアイテムボックスから取り出してしばらく振ってみる。

 だけどいつまで待っても何も来ない、するとスキルじゃなくてモンスターが出てきて、試しに今使ってる武器で倒し見ることに。

 いつも使う暗殺は、武器が違うから使えない、だからひたすら殴り続けていると、ようやく倒せた。

 本当に長い戦いだった。


 私が1人での戦闘のあとの余韻に浸ってると、そこで目的だったインフォが来た。


『片手剣の使用回数が一定に達したため、スキル【片手剣】を取得しました。』


 よかった、これで手に入らなかったらせっかく仕入れた武器とかがもったいない。

 それから私は細剣、鞭、鎌と、私の筋力でも扱える武器を片っ端から取ってみた。


『5種類の武器スキルの取得を確認しました、称号『ウェポンマスター』を取得しました』



称号 ウェポンマスター

·全部ステータス超アップ(極)、熟練度補正(極)、経験値補正(極)、スキル攻撃力アップ(極)

·スキルポイント+20、ステータスポイント+100



 何か来てるけど、気にしても仕方の無いし、まぁいいかな〜。


 それからは次々に増えていく自分のスキルに、夢中になって色々と武器関連のスキルを取っていると、時間がやばい事になっていたから急いでログアウトした。


 楽しむのもいいけど母さんを怒らせてゲーム禁止は洒落にならない。



名前 ライム 短剣使い Lv20→24


生命380→688

魔力1,095→1,531

筋力380→688

防御380→688

敏捷1,760→2,096

器用1,100→1,436


スキル


短剣Lv35、片手剣Lv1、細剣Lv1、鞭Lv1、鎌Lv1、槍Lv1、弓Lv1、盾Lv1、暗殺Lv26、気配察知Lv53→62、魔力察知Lv27→41、気力操作Lv34、魔力操作Lv34、料理Lv9、裁縫Lv1、掃除Lv1、錬金Lv1、火魔法Lv12、水魔法Lv17、風魔法Lv21、土魔法Lv27、光魔法Lv17、闇魔法Lv12、魔魂装Lv1、生命魔力超回復Lv1→12


加護

亜人の加護

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