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メイドだって戦闘職です  作者: カエデ
一章
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いざ仮想の世界に

投稿は初めてなので本当に読みにくかったりするかもしれませんがそこはすみません。

--今私は急いで家に帰っている、それも待ちに待った人気VRMMOゲーム、その正式版がようやっと発売されたからだ。


「おーい柚葉早くー」


 今私を呼びながら走っているのが双子の姉の真奈だ、学校の友人も何人かやるらしいけど、今日から始めるのは私達2人だけと言うのもあって、真奈は先に突き放してやろうとでも思っているんだろうね、今日はまだ平日だ、そこまで長くはログインはできないでしょ。


「ただいまー!」

「お帰り〜、2人ともゲームをするならその前に手洗いうがい、あとご飯は1時間後よ」

「分かった」

「真奈も分かった〜」

「はーい!」


 母さんが2回に向かって呼びかけると、真奈は大きい声で返事を返してきた。

 楽しみにしてたのを知ってる母さんは、仕方なさそうに笑ってから台所に戻って行った。


 という訳で早速ログインしよう。ケーブルを繋いで早速電源ON、それじゃあゲームの世界へ行きますか。


『ようこそ、Another Lifeの世界へ、先ずは名前を入力してください』

「名前……ライムでいいかな」


 なぜライムかって、それは私の名前が柚葉だから、柚から連想したのがライムだったからである。


『続いて操作キャラの作成、武器と職業、ステータスの設定をお願いします』


 見た目はあんまりいじらずに、武器と職業は短剣使い、ステータスは敏捷と器用、あと魔力にも少し振る。

 職業で短剣使いを選ぶのは、ベータ版や先行版で検証された結果この初期設定の職業でだけ、ステータスにボーナスが入っているらしいからだ。

 正式版でどう変わったのかは知らないけど、多分そこは同じだと思う。


「快適なプレイのためそういう所は見ていますよもちろん」

『それではスタート地点への転移を開始します』


 正直期待はしてないけど、反応がないと悲しいですね。

 転移した先はゲームにはよくある噴水の広場まんまの場所です。


「あっ!おーい!」


 少し遠くから声がしたからそっちを見ると、そこには私と同じであまり見た目をいじってない真奈がいた。


「やっと見つけた、ええと……」

「ライム、それがゲームの中の名前」

「そっか!私はビルド、早く行こーぜ」


 相変わらず振り回してくるけど、今は街の探索を抜けば外に行く以外にやる事はないので出てみることに。

 そうして外に向かって歩いていると不意にNPCに声をかけられた。


「あ、そこのあなた達」

「なんだ?」

「もし今から外に行くならこの時間はモンスター達が凶暴になるからね、あまり街から離れない方がいいわよ」


 へー、こんなふうにNPC一人一人が感情を持っているのは凄いですね、でもその分の膨大なデータ、とこで処理してるんだろ、開発グループの人大変だろうなぁ。


「ありがとうございます、気おつけておきますね」


 実際に街の外に出てみると、さっきの注意の通りなのか暗い草原にはあまりプレイヤーはいなかった。


「どうする?今なら狩場独占みたいな状況だぞ?」

「最初の街でも夜だと流石に強かったりするんじゃない?」


 初日と言うこともあって、私達はデスペナ覚悟でフィールドに出てみることに、すると近くの茂みから小さな子犬が出てきて……


「そい!」


 目の前でミンチにされた。


「わんちゃんがーー!!」


 わんちゃんが、わんちゃんがー!てかどんだけ筋力に振ったら夜で凶暴化したモンスターミンチに出来るんですか、鬼ですか悪魔ですか。

 すると私の後ろからも茂みをかき分けてさっきの子犬が飛び出してきたので、ホールドからのもふもふして倒した。


「私は満足」

「いやライムの倒し方の方がエグい気がするんだけど」

「私のは気付かないうちに一瞬で倒すからセーフ、生き物の内臓なんて見たくないもん」

「普通は見たくないよ?」


 さっきまでミンチ肉作ってた人が言うセリフじゃないね。

 すると初めてのインフォがくる。


『モンスターのナイフでの即死を確認、暗殺スキルを取得しました』


 何やら物騒なインフォが来た気がするがそんなものはどうでもいい、私には分かります、この草むらにはまだ子犬たちがいると。

 それからしばらくは狩りを続け、私はもふもふ、そしてビルドの周りには大量のミンチ肉が落ちていた。

 最後に私は気配察知を覚えていた、後で調べるとどちらとも専用のギルドでクエストを受けてから覚えるのが基本らしく、私のやり方は少し特殊だったらしい。


 そして一旦街に帰ってログアウトした。

 現実では丁度母さんが晩御飯の支度をしていたので、2人で手伝った後にお風呂を済ませて再びゲームに。

 ゲームにログインすると、いきなり後ろから声をかけられた、なんかデジャブ……。


「ちょっといいかしら?」

「はい通報の準備ならいつでも」

「あぁまって!?別に怪しい者じゃないのよ、私は商人をしてるプレイヤーなの、それで貴女に少し話があって」


 目の前にいるプレイヤーの見た目は普通の商人と言うよりかは旅商人に近い女性だった。


「私の名前はリズ、商人をやっているわ。それでなんだけどさっき貴女がもう1人の女の子と草原でモンスターを沢山狩っていたって聞いたから、その素材を売って貰えないかなって」

「別にいいですよ、今は何かに使う予定もないですし」


 料理のスキルもあるらしいけど、無いうちから素材を集めててもいつ使うか分からないし、今は所持金も心もとないから売ってしまおう。

 するとそこにビルドが丁度来て、今の話をすると当然了解が貰えた。

 それと余談だけどビルドの売った素材は私の素材より品質が落ちていたらしく値段が下がり、当然のように騒いでいたが相手にすると面倒なので話を逸らして万事解決、リズさんともフレンド登録したので何時でも会うことは出来る。


 その後はまた2人でパーティーを組んでひたすら狩りを続けた。その日の夜の出来事は後に掲示板で噂になっていたらしいけど、現状見ていない私とビルドは知る由もない。



名前 ライム 短剣使い Lv1→3


生命10→13

魔力10→16

筋力10→13

防御10→13

敏捷15→21

器用15→21


スキル

短剣Lv1→4、暗殺Lv1→2、気配察知Lv1

えっと、投稿1本目?を読んでいただきありがとうございます。

これからも暇潰しのつもりで不定期でのんびりやっていく予定です。

それでも飽きるまでは続けるのでどうぞ宜しくお願いします。

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