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詩集Ⅲ  作者: 蓮井 遼
9/30

詩「この長い夜に」


感染症によって、足踏みしないとならない方はいるでしょう。これはそんな方への現在を応援する詩です。日々、お疲れさまです。


この夜は

いったい

いつの夜だっただろうか

換気扇の音と

ギターの音色以外は

電車が通り過ぎる音くらいで

明日に向かう前の

ゆらめいている60分

いつになれば長い夜は明けるだろうか

街路は暗くて

遥か遠くまで歩いたら見えなくなった

この長い夜に

どれだけの人の人生が狂わされただろうか

苛立ちは積もっても始まらない

ずっこけるには笑える年頃だ

何に吹かれようと

今に縛られて飛び出せない

どの地点であっても幸せにも不幸せにもなる

その峠に続く道は

あなたしか知らぬ道のり






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