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詩「シンガーソングライターに憧れた詩人」
こちらは、嘗て、別のSNSに載せていた詩ですが、そちらを削除するため、こちらに移しました。
どれほどに苦しめば
死ぬに値するというのたろうか
あの時も
この時さえも
まるで自分にされたかのないように
自分に及ぼしている
がんばってなんて
もういいよなんて
正直に伝える資格があるかのような
シンガーソングライターに憧れた
カラスミに似た世界を
もっと手で覆うかのように
死ぬまでのルートがわからない世界に
放り出されるのは人っ子ひとりではない
あなたに会えて良かったとか
アイヘイトユーとか
赤裸々に歌う人達を
真似ることができてよかったでしょう
シンガーソングライターは苦しむ
それがまるで誰かを癒すかのように
そうして命がわからなくなっても
迸るところから投げつける暗号に
時刻を揃える
ここから行こう
まだ一緒にいこう
そんな感じで
皆が呼吸を整えるように
命を忘れるかのように
命を呼び起こしたように