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流れ
お読みいただきありがとうございます
これにて第三部完結です
今後第四部をこちらで書くかは未定です。
NoteかInstagramでマイペースにやってきます
これを機に新しい詩集を作ろうかと思ってますが、どうなるでしょうか。。。
小舟に
ひとり乗っても
ふたり乗っても
流れてしまうと一旦
変えていくのは難しい
滝の底へいつか向かうだろう
明日が悲しく
同じように明日が恋しい
ふたつは同じことだ
ただ見方が違うだけだ
息をしている 小舟の上で
ここにいるが 流れのうちのどこかは
わからない 合流することもあるからだ
精一杯に水を飲んだ 飲んだ水を吐き出せと
高いところから拡声器での警告が聞こえた
いつの間にか散り散りになり船一艘見えなくなった
この小舟を除いて
流れの変化に順応して向きを戻して
また直進していく
昨日スタートしたかのような威勢は
最近みた夢のようで




