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詩「ういっす」
何が折角かはわかりませんが、折角なので新しい詩をかきました。
哲学とはなんだろう
生きてはいるとしてあくる日には死んでいるとして
いくつの目が見ているのだのろう
いくつの歳がどれだけ転がり落ちていくのか
転がり落ちればそれだけ
人生の砂利道を担ぎとって
てっぺんに戻りたくても
重くて戻れやしないな
呼吸するかのように
言葉があふれ出てきて
どうせ令和なんだ
うちらは明治には何をしていたのだろうか
へんだ
彼らは異国のことさへ知りやしない
半分だか二十パーセントだか
生きている記憶を除いたら
もしかして死んでいるかもだ
スペインの牛追い祭りやメキシコの死者の日を見に行きたいな
どうせなら闘牛も見に行きたいな
でも牛が殺されるのいやだな
死ぬのはいやだな
仕方なく生きていてもそのままでいたいな
お願いを受ければ生きざるをえないわけで
多くの物が残るとして
それらは生活の垢のようなもので
まだ行っていないところがあるからさ
転がり続けて
いずれくたばるくらいが丁度いいか
ういっす まあまあだ