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詩集Ⅲ  作者: 蓮井 遼
28/30

むむむ


あまり更新してないのに読んでくださりありがとうございます

少なくともそうやって見てくれるのがじぶんを動かしてくださいます





未完の物語

途中で息絶えた作者たち

グライダー乗って

終始迫って

これで終わっていいのに

終わらせてはくれない


ああ静かになったというのに

鼓動からして前に

彷徨ったふりして往復する

いつのご飯だって美味しい

滑稽にも足下が消されていくのがわかるのに


何度か誓ったことがある

歴史に対抗して

逆風とはいわない どこまでも立ち向かうのは

器が見られていた


家のなかで隠れていたのに

人のなかにも風雨にも

曝される

隠す手段もその動機もわかっていない


たとえば火の玉が見えなくなったらどうだろう

たとえば何日も痩せ細ったらどうだろう

もしを想像するほど飢えには抗えず

外へ出た

曝される

でもこれでいい

標本になるよりは

凹んだまま自動ドア開けたって別にいい



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